元のフィンランド版の最後を忘れてしまったのだけど、
大体この辺りで終了しており、
今作では、設定だけ活かして、シーズン2の新たな展開を図ったと見られる。
イェスパーは仕事上のトラブルからイライラを募らせていたわけで、
状況がクリアになって来ると、思ったより良い夫で、娘も父親を慕っている。
レベッカは徐々にイェスパーへの愛情が戻り始めていた。
ところが、
ちょうどイェスパーが妻達による夫殺害の真実に気づいた時、
暗殺者に殺害される。
そこでレベッカのイェスパーに対する思いはふっつりと切られ、
その後の展開では娘も現れず、家族のドラマは続かない。
要するに、製作者は、シーズン1の展開を切り捨て、新章に切り替えた。
レベッカとお隣さん男性とのエピソードも消えた。
キーラに関するエピソードは更に雑で、
問題になりそうだったホットなブログ、ヨハンナの義理の息子との関係、
それらは何か処理される事も無く、あっさり消えた。
フィンランド版では、キーラがトラブルメーカーで話を面白くしていたのにね。
で、ここからは、
仲良し3人組が「SATC」か「チャーリーズ・エンジェル」のように
大胆にサスペンスに取り組む。
犯罪を基盤にした展開は飲み込みやすく、楽しめるが、
フィンランド版のウダウダドロドロした、ちょっと泥臭い展開が懐かしい。
(続く。)
大体この辺りで終了しており、
今作では、設定だけ活かして、シーズン2の新たな展開を図ったと見られる。
イェスパーは仕事上のトラブルからイライラを募らせていたわけで、
状況がクリアになって来ると、思ったより良い夫で、娘も父親を慕っている。
レベッカは徐々にイェスパーへの愛情が戻り始めていた。
ところが、
ちょうどイェスパーが妻達による夫殺害の真実に気づいた時、
暗殺者に殺害される。
そこでレベッカのイェスパーに対する思いはふっつりと切られ、
その後の展開では娘も現れず、家族のドラマは続かない。
要するに、製作者は、シーズン1の展開を切り捨て、新章に切り替えた。
レベッカとお隣さん男性とのエピソードも消えた。
キーラに関するエピソードは更に雑で、
問題になりそうだったホットなブログ、ヨハンナの義理の息子との関係、
それらは何か処理される事も無く、あっさり消えた。
フィンランド版では、キーラがトラブルメーカーで話を面白くしていたのにね。
で、ここからは、
仲良し3人組が「SATC」か「チャーリーズ・エンジェル」のように
大胆にサスペンスに取り組む。
犯罪を基盤にした展開は飲み込みやすく、楽しめるが、
フィンランド版のウダウダドロドロした、ちょっと泥臭い展開が懐かしい。
(続く。)
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第1シーズンから第2シーズンの繋ぎ。
レベッカの夫イェスパーは、偶然キーラがレベッカに宛てたボイスメールを聞き、
夫達殺害は妻達の犯行であると気付く。
その時、暗殺者が現れ、イェスパーは殺害される。
暗殺者はレベッカ達も殺そうとするが、
機転を利かせたキーラが背後から頭を花瓶で殴り倒し、暗殺者は死亡。
3人はイェスパーと暗殺者の遺体を寝袋に包んで埋める。
その後の第2シーズンは、サスペンスタッチで進行する。
(すみません、時間がなくて、続きは後日。)
レベッカの夫イェスパーは、偶然キーラがレベッカに宛てたボイスメールを聞き、
夫達殺害は妻達の犯行であると気付く。
その時、暗殺者が現れ、イェスパーは殺害される。
暗殺者はレベッカ達も殺そうとするが、
機転を利かせたキーラが背後から頭を花瓶で殴り倒し、暗殺者は死亡。
3人はイェスパーと暗殺者の遺体を寝袋に包んで埋める。
その後の第2シーズンは、サスペンスタッチで進行する。
(すみません、時間がなくて、続きは後日。)
以前放送された同タイトルのドラマ「ブラック・ウィドウ」のリメイク版。
元のドラマのラストはもう覚えてないなぁ。
シーズンが続くのかどうなのか、曖昧な状態だったのかも。
第1シーズン全8話は、元ドラマに沿った展開。
夫達のDVや浮気に苦しむ3人の妻達レベッカ、ヨハンネ、キーラが、
別荘地で夫達が乗るボートに爆弾を仕掛けて殺害を目論む。
ところが、レベッカの夫イェスパーだけは難を逃れて生き延びた。
イェスパーはよもや妻達の犯行を疑いもせず、
経営する会社STB(スカンジナビア運送)の密売に関わるものと思い込む。
デンマークの製薬会社ファーマテカは違法な人体実験で亡くなった人の遺体を
STBに運ばせて処理していた。
STBは、元はレベッカの父親の会社で、部下のラミが密売を仕切っていたが、
イェスパーも気づいてしまう。
ラミに強請られたファーマテカはイェスパー達に大金を支払っていた。
イェスパーは自宅に隠していた大金を手に入れて逃亡しようとするが、
レベッカ達に知られてしまう。
亡くなった夫達の中にノルウェー人もいた事から、
ノルウェー警察から刑事ペーテルが派遣される。
有能なペーテルは、妻達の犯行を疑うが、核心に至らない。
地元の警察署長ルンドゲレンはファーマテカと癒着しており、
ラミを殺害し、ファーマテカの密売の証拠をもみ消そうとする。
経済の学位を持つキャリアウーマンのヨハンネがSTBの経営を担い、
ファーマテカとの交渉も行う中で、密売の実態を知る。
ペーテルの粘り強い捜査の甲斐あって、ファーマテカの犯罪が暴かれる。
ざっくりとした流れは、元ドラマと同じなのだけど、
3人の妻達のキャラクターが、やや平準化されていて、印象が薄い。
それに伴って、レベッカやキーラの恋愛模様のエピソードも薄まっている。
元ドラマではキーラ(キルシ)の破天荒ぶりが楽しめたけど、
リメイク版では中途半端な感じになってしまった。
レベッカ(ヴェーラ)も、お隣さんといい感じになっていく様子が、今作では弱い。
その分、シーズン2に向けて、サスペンス要素を整えていっている。
北欧の俳優さん達は殆ど知らないのだけど、
ルンドゲレン役は名優ピーター・ストーメアが演じている。
ストーメアは日本で仕事をした事もあって、2番目の妻は何と日本人。
元のドラマのラストはもう覚えてないなぁ。
シーズンが続くのかどうなのか、曖昧な状態だったのかも。
第1シーズン全8話は、元ドラマに沿った展開。
夫達のDVや浮気に苦しむ3人の妻達レベッカ、ヨハンネ、キーラが、
別荘地で夫達が乗るボートに爆弾を仕掛けて殺害を目論む。
ところが、レベッカの夫イェスパーだけは難を逃れて生き延びた。
イェスパーはよもや妻達の犯行を疑いもせず、
経営する会社STB(スカンジナビア運送)の密売に関わるものと思い込む。
デンマークの製薬会社ファーマテカは違法な人体実験で亡くなった人の遺体を
STBに運ばせて処理していた。
STBは、元はレベッカの父親の会社で、部下のラミが密売を仕切っていたが、
イェスパーも気づいてしまう。
ラミに強請られたファーマテカはイェスパー達に大金を支払っていた。
イェスパーは自宅に隠していた大金を手に入れて逃亡しようとするが、
レベッカ達に知られてしまう。
亡くなった夫達の中にノルウェー人もいた事から、
ノルウェー警察から刑事ペーテルが派遣される。
有能なペーテルは、妻達の犯行を疑うが、核心に至らない。
地元の警察署長ルンドゲレンはファーマテカと癒着しており、
ラミを殺害し、ファーマテカの密売の証拠をもみ消そうとする。
経済の学位を持つキャリアウーマンのヨハンネがSTBの経営を担い、
ファーマテカとの交渉も行う中で、密売の実態を知る。
ペーテルの粘り強い捜査の甲斐あって、ファーマテカの犯罪が暴かれる。
ざっくりとした流れは、元ドラマと同じなのだけど、
3人の妻達のキャラクターが、やや平準化されていて、印象が薄い。
それに伴って、レベッカやキーラの恋愛模様のエピソードも薄まっている。
元ドラマではキーラ(キルシ)の破天荒ぶりが楽しめたけど、
リメイク版では中途半端な感じになってしまった。
レベッカ(ヴェーラ)も、お隣さんといい感じになっていく様子が、今作では弱い。
その分、シーズン2に向けて、サスペンス要素を整えていっている。
北欧の俳優さん達は殆ど知らないのだけど、
ルンドゲレン役は名優ピーター・ストーメアが演じている。
ストーメアは日本で仕事をした事もあって、2番目の妻は何と日本人。
500年の長きに渡って行方不明だった国王の遺骨を
専門外の女性が発見するという、奇跡のような実話。
例えば、シュリーマンとか、
先日の新聞では、日本でも、中学生の少女が、
博物館に眠る剥製をニホンオオカミと特定したとの記事が掲載されていた。
おそらく、そうした発見は極々一部の奇跡であり、
大多数の人達は何も成し遂げられないまま消えていったのだろう。
それでも、ひたむきな探求の姿が美しい。
偉大な劇作家シェークスピアによる「リチャード3世」が
歴史の定説として受け入れられていた。
例えば日本でも、司馬遼太郎の歴史小説が史実であるかのように思われがち。
優れた創作物による罠のような状態。
創作物でなくても、為政者によって都合よく歴史が書き換えられたり、
「聖書」のように、口伝で長い年月の間に話が作り上げられるケースもある。
まさに、歴史を疑え。
バックリーは保身に流されながらも、
フィリッパの功績を尊重しようともしていたが、傲慢なレスター大学はずる賢い。
これって、アカハラってヤツだね。
フィリッパが男性だったら、また状況は違っていたかもしれない。
発掘に関する講演を依頼しにに来た女子学生達は、
バックリーから、フィリッパに頼むよう促される。
それは、名誉に繋がらない仕事を
フィリッパに押し付けようとしたかのようにも見られるが、
真の功労者はフィリッパだと教えたようにも見られる。
バックリーは恭しい式典に出席するが、
フィリッパは式典を断って、女子学生達の教室に向かう。
厳かな式典は「過去」の歴史であり、
フィリッパの話に目を輝かせる若い女子学生達は英国の「未来」を示唆する。
ラストシーンの対比が素晴らしい。
フィリッパは難病の持病に悩まされていたが、
フィリッパを演じたサリー・ホーキンスも、
難病のループス(自己免疫疾患)を患っている。
専門外の女性が発見するという、奇跡のような実話。
例えば、シュリーマンとか、
先日の新聞では、日本でも、中学生の少女が、
博物館に眠る剥製をニホンオオカミと特定したとの記事が掲載されていた。
おそらく、そうした発見は極々一部の奇跡であり、
大多数の人達は何も成し遂げられないまま消えていったのだろう。
それでも、ひたむきな探求の姿が美しい。
偉大な劇作家シェークスピアによる「リチャード3世」が
歴史の定説として受け入れられていた。
例えば日本でも、司馬遼太郎の歴史小説が史実であるかのように思われがち。
優れた創作物による罠のような状態。
創作物でなくても、為政者によって都合よく歴史が書き換えられたり、
「聖書」のように、口伝で長い年月の間に話が作り上げられるケースもある。
まさに、歴史を疑え。
バックリーは保身に流されながらも、
フィリッパの功績を尊重しようともしていたが、傲慢なレスター大学はずる賢い。
これって、アカハラってヤツだね。
フィリッパが男性だったら、また状況は違っていたかもしれない。
発掘に関する講演を依頼しにに来た女子学生達は、
バックリーから、フィリッパに頼むよう促される。
それは、名誉に繋がらない仕事を
フィリッパに押し付けようとしたかのようにも見られるが、
真の功労者はフィリッパだと教えたようにも見られる。
バックリーは恭しい式典に出席するが、
フィリッパは式典を断って、女子学生達の教室に向かう。
厳かな式典は「過去」の歴史であり、
フィリッパの話に目を輝かせる若い女子学生達は英国の「未来」を示唆する。
ラストシーンの対比が素晴らしい。
フィリッパは難病の持病に悩まされていたが、
フィリッパを演じたサリー・ホーキンスも、
難病のループス(自己免疫疾患)を患っている。
(ストーリー紹介の続き。)
この頃には、浮気相手と不仲になった夫ジョンが家族を恋しがり、復縁を求め、
協力的になっていた。
フィリッパは、リチャード3世の幻影に導かれつつ調査を進める。
専門家にも意見を求める中で、
レスター大学所属の考古学者バックリーの研究室を訪れる。
バックリーの助言と、様々な文献や古地図から、
教会跡地の駐車場スペースにリチャード3世の墓があると確信する。
フィリッパは調査資料を作成し、市議会や大学に発掘の許可を取る。
同人会の協力も得て、クラウドファンディングで資金調達に成功。
バックリーの関心は薄かったが、フィリッパが発掘を進めると、
背骨の曲がった遺骨が発見され、鑑定でリチャード3世の遺骨と証明された。
レスター大学はバックリーを抱き込んで、発掘の栄誉を独占する。
しかし、その後遺骨発掘に注目した人々から支持を受け、
フィリッパの功績が周知され、英国王室から勲章を授与され、
リチャード3世が正当な王であったと認められる。
(感想は後日。)
この頃には、浮気相手と不仲になった夫ジョンが家族を恋しがり、復縁を求め、
協力的になっていた。
フィリッパは、リチャード3世の幻影に導かれつつ調査を進める。
専門家にも意見を求める中で、
レスター大学所属の考古学者バックリーの研究室を訪れる。
バックリーの助言と、様々な文献や古地図から、
教会跡地の駐車場スペースにリチャード3世の墓があると確信する。
フィリッパは調査資料を作成し、市議会や大学に発掘の許可を取る。
同人会の協力も得て、クラウドファンディングで資金調達に成功。
バックリーの関心は薄かったが、フィリッパが発掘を進めると、
背骨の曲がった遺骨が発見され、鑑定でリチャード3世の遺骨と証明された。
レスター大学はバックリーを抱き込んで、発掘の栄誉を独占する。
しかし、その後遺骨発掘に注目した人々から支持を受け、
フィリッパの功績が周知され、英国王室から勲章を授与され、
リチャード3世が正当な王であったと認められる。
(感想は後日。)