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マンガ家Mの日常
高校の学年同窓会のお知らせがあった。

コロナ禍で4年程開催されずにいたので、久しぶり。

でも、日程をよくよく見ると、母の33回忌法要にぶつかりそう。

日程をいつにするかは弟次第なんだけど。 

同窓会で母の33回忌法要に欠席とは、なんぼなんでもねえ。

やっぱり、同窓会は見送りかな。
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大谷翔平選手の通訳の違法賭博問題でニュースやワイドショーがどよめく中、
短い時間ではあったけど、演歌の女王、八代亜紀のお別れ会の様子が中継された。

生前に葬儀用に音声を録音し、生成AIで挨拶や歌声を流していた。

八代亜紀の代表作と言えば「舟唄」と「雨の慕情」。
これらを歌ったのが、29歳、30歳の時だった。

今時の女性アイドルや女優は、30歳を超えても、まるで中学生のように振る舞う。
そろそろ不気味に感じるんだけどな。

それに比べて、八代亜紀の何と大人びていた事か。

昭和は戦争を経験し、皆、早く大人になる事が求められていた。

2021年第71回ベルリン国際映画祭コンペティション部門金熊賞受賞。
ルーマニアの社会風刺映画。


名門校の教師エミは、夫と撮影したプライベートなセックス動画が流出し、
生徒や父兄にまで拡散された事で、処分の対象とされた。
動画は、夫がPCを修理に出した際に流出したと思われる。

動画の件とは別に、様々な社会問題がモンタージュされて紹介される。

エミは学校主催の父兄会で吊るし上げに遭う。
解雇されるか否か、映画の中では明確にされず、
解雇、留任、ファンタジー的決着の3つが紹介される。


ハイ、
正直言って、社会風刺の強い哲学的作品は良くわかりません。
「映画」という表現媒体を、単純なエンターテインメントのみに限定しない、
東欧の社会背景が大きい。
まぁ、難しく考えるよりも、
表現された事をまず受け止めるのが良いのかな。

ネットで他の方の解説や感想を読んでみたいのだけど、
アルゴリズムが変わったのか、感想等が出て来難くなった。
とりあえず、「社会の不寛容」がテーマだとされている。

人生でまだルーマニアに行った事が無く、ルーマニア人の知り合いもいない。
ルーマニアという国について勉強不足で実感が乏しい。

録画してある映画のラインナップが、どうしても重たい雰囲気の作品が多く、
観るのに気力体力が要りそう。
そんな中から、気楽なハリウッド映画を探し出して、観る。


ロレッタはかつては夫と共に古代文字の研究に邁進していたが、
夫が亡くなり、モチベーションが低下。
手遊びで古代文化をモチーフにした冒険恋愛小説を書くと、大ヒット。
すっかり恋愛小説家と位置付けられてしまった。
広報担当のベスに、表紙モデルのアランと共に新作宣伝ツアーに駆り出される。
知性に自負があるロレッタは、軽佻浮薄なモデルを相手にしたくないが、
アランは内心ロレッタに好意を寄せていた。

大富豪フェアファックス家の長男に生まれたアビゲイルは、
父親が事業の全てを次男に継がせた事にショックを受け、
周囲を見返すべく、古代の秘宝探しに夢中になっている。
古代文字の解読の為にロレッタを誘拐。
現場を見たアランは、捜索者のジャックを雇い、自らも救出に乗り出す。
ロレッタのスマートウォッチで現在地を特定して向かう。

南太平洋上にある孤島で、火山爆発によって古代の失われた都市が現れていた。
アビゲイルは作業員を雇い、発掘を進めている。
古代の王の秘宝と炎の王冠が、王の墓に埋められていて、
その場所を突き止めるべく、ロレッタに古代文字を解読させようとしていた。

ジャックの華々しい活躍でロレッタは救出されるが、
追っ手によってジャックは射殺される。
ロレッタとアラン2人で、追っ手を追い払いながらジャングルを抜け出す。

ようやく辿り着いた町で、女性が歌う民謡にヒントを得て、
ロレッタとアランは改めて王の秘宝を探す情熱が沸き起こる。
しかし、再度アビゲイルに拉致されてしまう。

アビゲイルとその部下と共に、王の墓所がある洞窟を目指す。
ところが、石棺の中に王と王妃の亡骸があるのみ。
「宝」とは、王妃が深く愛した王その人を指し、
「炎の王冠」は、島の赤い貝殻で作られた頭飾りだった。
王妃にとっては、王から求婚された時に受け取った大事な物に違いなかった。

火山噴火の振動で洞窟が崩壊し始める。
ロレッタとアランは命からがら逃げ出す。
アビゲイルは、ベスが連れて来た地元警察に逮捕される。

アランを下に見ていたロレッタだったが、
改めてアランの人間性に触れ、関係性が深まる。


往年のハリウッドの冒険物として、目新しさは無いが、楽しく観られる。
主演のサンドラ・ブロックは、顔立ちもキャリアもハリウッドスター。
最近、そういう堂々とした女優が少なくなった。
アラン役はチャニング・テイタムで、相変わらず筋肉イケメン役。
そろそろ脱却したいだろうなぁ。
ゴージャスな裸体も披露してくれているけど、
そのうち、シュワルツェネッガーみたいに、
1作につき裸体は何分間まで、とか、取り決めしちゃうんだろうな。

撮影時既に50代後半のサンドラは映画の中でババア呼ばわりされてるけど、
40代前半のチャニングが恋人役になるのだから、
中高年女性の立場から見ると、小気味良い。
頑張れ、サンドラ!

映画全体としては、制作費もボチボチな感じで、決して大作とは言えない。
CGが画面作りを何とかカヴァーしてる感じ。
それでも、こうして映画が成立するのは、CG様様。

撮影時、ちょうどコロナ禍で、現場も困難だったろうけど、
無事映画が完成して良かったね。

ジャック役はブラッド・ピット。
ロレッタから「爆イケ」と熱視線。
映画の前半であっさり殺されちゃうのにはちょっと驚き。
(エンディングでは、一応生き延びた設定になっている。)

アビゲイル役はダニエル・ラドクリフ。
こちらは既に「ハリー・ポッター」から卒業?




モンゴル映画を観たのは初めてかもしれない。
日本の地方都市のような印象。


キュートで寡黙なサロールは本心では美術志望だが、
親の勧めに従って大学で原子工学を学んでいる。
足を怪我した友人から、バイトの短期代理を頼まれて、行ってみると、
そこはアダルトグッズショップだった。
最初しばし戸惑うものの、淡々と仕事をこなす。

オーナーに売り上げを届けに自宅へ行くと、
豪華なマンションに年配女性カティアが飼い猫と共に住んでいる。
カティアは元有名ダンサーだったらしい。
次第に意気投合して、距離が縮まる。
大人しいサロールは、大胆なカティアの影響を受けて、少しずつ踏み出す。

ショップの仕事の1つとして顧客宅にグッズを配達に行くと、
男性客から性的な求めをされる。
カティアは客の行為について知らなかったが、憤慨したサロールはバイトを辞める。

サロールは改めて美術の勉強を始める。
ある日ふとカティアの自宅を訪ねたが、引っ越した後だった。


日本の低予算青春映画のような雰囲気で、しっとりと楽しめる。
寡黙なサロールのセリフは少なく、画面でエピソードを見せる。
BGMのロックバンドも良い。

とにかく、モンゴルという国に馴染みが無いので、
人や街、生活感に意識が向く。

アメリカ、英国、フランス、日本といった手練れの映画制作会社なら、
この設定でもっと洗練された作品に仕上げるだろうけど、
これはこれで、モンゴルの味わいで良かった。