油絵の技法の発展はルネサンスとともにあった。
それなので、修復の技法の発展はそれから更に数百年の後の事となる。
キアラが生きていた時代に、現在のような修復の技術や観念はまだ無かった。
美術や歴史に詳しい方には「キアラ」に不満を感じられたかもしれない。
ただ、当時の修復というのは ボルハの一件のように
上から絵の具を塗り重ねるに過ぎず、オリジナルの絵を損ねるのが常で、
これをそのままマンガに描くと、
現在の価値観と著しくそぐわない考え方を伝播してしまう事になる。
それは避けるべきである。
時代性とのマッチングは 歴史ものを手掛ける作家にとって
共通のジレンマではなかろうか。
歴史に大きく反する事無く、マンガとしての面白さを加え、
現代の価値観との矛盾を最小限に収める、そうしたバランスを心掛けた。
それらの点については、作品が完了した時に、
コミックスの後書きでしっかり書ければと思っていたが。
日本の気候が油絵に適していない事もあって、
欧州での発展に遅れをとって来た。
その為、修復に関しても、油絵やフレスコについては
イタリアが大きくリードしているらしい。
日本で専門の勉強が出来るところは限られており、
勉強の為にはイタリアへ修業に行くのが良しとされる。
「キアラ」を描くにあたって、修復に関する文献を参考にさせていただいたが、
そもそも文献自体が少ない。
また、修復の技術や観念そのものも、まだまだ過渡期にあるようである。
修復についての書籍としては
アレッサンドロ・コンティ著「修復の鑑」が名著とされている。
ただ、専門書なのでかなり読み応えがある。
全編読みこなすのはキツいんで、抜き読みして参考にしていた。
私を含めて、絵画は好きだけど、修復については素人、という方には
日本の第一人者吉村絵美留著「修復家だけが知る名画の真実」がお勧め。
新書本の中には作りが粗雑なものもたまにあるので時々困るが、
やはり、初心者向けでわかり易くて便利。
美大時代、油絵の技術の勉強の為に教授から
マックス・デルナー著「絵画技術体系」を勧められた。
すでに何度か改訂がなされているが、それでも、卒業後何年か経って
現在の知識で検証すると、間違いがかなりあると言われている。
絵画は科学と並走しているので、日進月歩の世界なのだ。
修復についても同様で、その辺りについては是非
吉村氏の著作を読んでいただければと思う。
ボルハの修復に話を戻す。
先の新聞記事で堀越千秋氏は、老画家一個人の問題ではなく、
スペイン国家自体の問題を指摘している。
プラド美術館でさえ、名画に拙速で無惨な修復を施してしまっているそうだ。
ただ、日本としても他人事では無い。
高松塚古墳やキトラ古墳等、掘り起こした後、壁画の保存に失敗して
日本の歴史遺産とされる作品が
もはや修復は不可能な状態になっているそうだから。
(この項、とりあえず完了。
修復に関しては気付いた時にまた書きます。)
それなので、修復の技法の発展はそれから更に数百年の後の事となる。
キアラが生きていた時代に、現在のような修復の技術や観念はまだ無かった。
美術や歴史に詳しい方には「キアラ」に不満を感じられたかもしれない。
ただ、当時の修復というのは ボルハの一件のように
上から絵の具を塗り重ねるに過ぎず、オリジナルの絵を損ねるのが常で、
これをそのままマンガに描くと、
現在の価値観と著しくそぐわない考え方を伝播してしまう事になる。
それは避けるべきである。
時代性とのマッチングは 歴史ものを手掛ける作家にとって
共通のジレンマではなかろうか。
歴史に大きく反する事無く、マンガとしての面白さを加え、
現代の価値観との矛盾を最小限に収める、そうしたバランスを心掛けた。
それらの点については、作品が完了した時に、
コミックスの後書きでしっかり書ければと思っていたが。
日本の気候が油絵に適していない事もあって、
欧州での発展に遅れをとって来た。
その為、修復に関しても、油絵やフレスコについては
イタリアが大きくリードしているらしい。
日本で専門の勉強が出来るところは限られており、
勉強の為にはイタリアへ修業に行くのが良しとされる。
「キアラ」を描くにあたって、修復に関する文献を参考にさせていただいたが、
そもそも文献自体が少ない。
また、修復の技術や観念そのものも、まだまだ過渡期にあるようである。
修復についての書籍としては
アレッサンドロ・コンティ著「修復の鑑」が名著とされている。
ただ、専門書なのでかなり読み応えがある。
全編読みこなすのはキツいんで、抜き読みして参考にしていた。
私を含めて、絵画は好きだけど、修復については素人、という方には
日本の第一人者吉村絵美留著「修復家だけが知る名画の真実」がお勧め。
新書本の中には作りが粗雑なものもたまにあるので時々困るが、
やはり、初心者向けでわかり易くて便利。
美大時代、油絵の技術の勉強の為に教授から
マックス・デルナー著「絵画技術体系」を勧められた。
すでに何度か改訂がなされているが、それでも、卒業後何年か経って
現在の知識で検証すると、間違いがかなりあると言われている。
絵画は科学と並走しているので、日進月歩の世界なのだ。
修復についても同様で、その辺りについては是非
吉村氏の著作を読んでいただければと思う。
ボルハの修復に話を戻す。
先の新聞記事で堀越千秋氏は、老画家一個人の問題ではなく、
スペイン国家自体の問題を指摘している。
プラド美術館でさえ、名画に拙速で無惨な修復を施してしまっているそうだ。
ただ、日本としても他人事では無い。
高松塚古墳やキトラ古墳等、掘り起こした後、壁画の保存に失敗して
日本の歴史遺産とされる作品が
もはや修復は不可能な状態になっているそうだから。
(この項、とりあえず完了。
修復に関しては気付いた時にまた書きます。)
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無題
NONAME デジタル書籍にて「キアラ」を読ませて頂きました。これからという所で話が終わっていて残念ですが、それなりのご事情がある様子・・・。今後続きを描かれるのでしたら絶対読みたいです!これからの先生のご活躍に期待しています。頑張ってくださいね!!
無題
みち デジタル書籍にて『絵画修復家キアラ』よませていただきました。 大学で文化財保存の勉強をすこししていたので、とても面白く一気に読んでしまいました(^^)
手にとってじっくり読みたくて先日、淳○堂さんで書籍を探したのですが…(TT)
情熱を保ち続ける事は、何事においてもかなりの精神力等がいるかと思いますが、再開を楽しみにしておりますので 頑張ってくださいね。
無題
ゆき 初めまして。
私もデジタル書籍で読ませて頂きました!
レビューがとても高くて気になったのがきっかけだったのですが物凄く面白くて一気に読んでしまいました(><)
キアラは痩せたら絶対美人になると思ってますw
2巻が発売されてからかなり時間が空いているので今後続きが読めるか心配です・・・
ずっと応援しています!
続き読みたいですー
みゅこ 私も同じくデジタル本を読んでそれから本を購入しました。続き読みたいですー。
どうにか本を出して頂けないのでしょうか?
私もキアラちゃんは大人になったら美人になるタイプだと思います!
応援しています
ひのさん 以前デジタル版にてキアラを拝見させていただきました。
描かれたのが7年前程との事。継続してファンの方も増えているようです。
私は月に50冊ほどの漫画を読みますが、本作を読み返しても作品の評価を見ても、他の普通に売れている漫画家さんと同じような位置に居られるように感じました。
なのになぜ、このような(ブログより)状況になっていらっしゃるのか、首をかしげるばかりです。
デジタル化は今後も益々主流になっていくと思います。途中のお話を持って移籍、というのは難しいとも仰ってましたが、そうなんでしょうか...
デジタル化の普及によってもっともっと多くの方に本作品が読まれ、(例え本作ではなくても)それにより本当に力や才能のある方が正当なお仕事が出来ますこと、モノを創るという情熱が手折られないよう、切にお祈りしております。
コメント失礼しました。
では良いお年をお迎え下さい。
愛読書はハーレクインです!
NONAME デジタルでハーレクインを何冊か読み、キアラがお試しで安かったので読破したらハマってしまいました。
10年前から一気に本屋が無くなり、
参考書や専門書さえ買いに行く事が不可能になって来ました。
デパートに行かないと大きい本屋が無いんですよね。
田舎者には辛いので、デジタルに走る人が増えるのは当然の時代。
印刷屋も沢山潰れてるのだと思いました。
紙が貴重でエコロジーだという側面もありますが、
デジタルももちろんデメリットがある。
ぶんか社以外の会社から、キアラを雑誌で再リリース?して、そこから2巻の続きを書いていくのは不可能なのかな?
片手間に書ける内容では無いのは承知ですが、
既に出ている2巻迄をもっと売るためにも、何とか良い方向に進んで欲しいです。
先生の書くハーレクインも大好きですが、
描くほどに赤字になっていたなんて。非常に残念です。
ハーレクインしかリリースしていない先生達はどうやって生活してるのでしょうか?
時々、3ヶ月に一作品を出す先生がいるのですが、
どういうカラクリになってるのかなぁーと不思議になります。
ともあれ、キアラ続編が出せる世の中になる事を祈ります。
愛読書はハーレクインです!
NONAME デジタルでハーレクインを何冊か読み、キアラがお試しで安かったので読破したらハマってしまいました。
10年前から一気に本屋が無くなり、
参考書や専門書さえ買いに行く事が不可能になって来ました。
デパートに行かないと大きい本屋が無いんですよね。
田舎者には辛いので、デジタルに走る人が増えるのは当然の時代。
印刷屋も沢山潰れてるのだと思いました。
紙が貴重でエコロジーだという側面もありますが、
デジタルももちろんデメリットがある。
ぶんか社以外の会社から、キアラを雑誌で再リリース?して、そこから2巻の続きを書いていくのは不可能なのかな?
片手間に書ける内容では無いのは承知ですが、
既に出ている2巻迄をもっと売るためにも、何とか良い方向に進んで欲しいです。
先生の書くハーレクインも大好きですが、
描くほどに赤字になっていたなんて。非常に残念です。
ハーレクインしかリリースしていない先生達はどうやって生活してるのでしょうか?
時々、3ヶ月に一作品を出す先生がいるのですが、
どういうカラクリになってるのかなぁーと不思議になります。
ともあれ、キアラ続編が出せる世の中になる事を祈ります。
NONAME デジタル書籍にて「キアラ」を読ませて頂きました。これからという所で話が終わっていて残念ですが、それなりのご事情がある様子・・・。今後続きを描かれるのでしたら絶対読みたいです!これからの先生のご活躍に期待しています。頑張ってくださいね!!
無題
みち デジタル書籍にて『絵画修復家キアラ』よませていただきました。 大学で文化財保存の勉強をすこししていたので、とても面白く一気に読んでしまいました(^^)
手にとってじっくり読みたくて先日、淳○堂さんで書籍を探したのですが…(TT)
情熱を保ち続ける事は、何事においてもかなりの精神力等がいるかと思いますが、再開を楽しみにしておりますので 頑張ってくださいね。
無題
ゆき 初めまして。
私もデジタル書籍で読ませて頂きました!
レビューがとても高くて気になったのがきっかけだったのですが物凄く面白くて一気に読んでしまいました(><)
キアラは痩せたら絶対美人になると思ってますw
2巻が発売されてからかなり時間が空いているので今後続きが読めるか心配です・・・
ずっと応援しています!
続き読みたいですー
みゅこ 私も同じくデジタル本を読んでそれから本を購入しました。続き読みたいですー。
どうにか本を出して頂けないのでしょうか?
私もキアラちゃんは大人になったら美人になるタイプだと思います!
応援しています
ひのさん 以前デジタル版にてキアラを拝見させていただきました。
描かれたのが7年前程との事。継続してファンの方も増えているようです。
私は月に50冊ほどの漫画を読みますが、本作を読み返しても作品の評価を見ても、他の普通に売れている漫画家さんと同じような位置に居られるように感じました。
なのになぜ、このような(ブログより)状況になっていらっしゃるのか、首をかしげるばかりです。
デジタル化は今後も益々主流になっていくと思います。途中のお話を持って移籍、というのは難しいとも仰ってましたが、そうなんでしょうか...
デジタル化の普及によってもっともっと多くの方に本作品が読まれ、(例え本作ではなくても)それにより本当に力や才能のある方が正当なお仕事が出来ますこと、モノを創るという情熱が手折られないよう、切にお祈りしております。
コメント失礼しました。
では良いお年をお迎え下さい。
愛読書はハーレクインです!
NONAME デジタルでハーレクインを何冊か読み、キアラがお試しで安かったので読破したらハマってしまいました。
10年前から一気に本屋が無くなり、
参考書や専門書さえ買いに行く事が不可能になって来ました。
デパートに行かないと大きい本屋が無いんですよね。
田舎者には辛いので、デジタルに走る人が増えるのは当然の時代。
印刷屋も沢山潰れてるのだと思いました。
紙が貴重でエコロジーだという側面もありますが、
デジタルももちろんデメリットがある。
ぶんか社以外の会社から、キアラを雑誌で再リリース?して、そこから2巻の続きを書いていくのは不可能なのかな?
片手間に書ける内容では無いのは承知ですが、
既に出ている2巻迄をもっと売るためにも、何とか良い方向に進んで欲しいです。
先生の書くハーレクインも大好きですが、
描くほどに赤字になっていたなんて。非常に残念です。
ハーレクインしかリリースしていない先生達はどうやって生活してるのでしょうか?
時々、3ヶ月に一作品を出す先生がいるのですが、
どういうカラクリになってるのかなぁーと不思議になります。
ともあれ、キアラ続編が出せる世の中になる事を祈ります。
愛読書はハーレクインです!
NONAME デジタルでハーレクインを何冊か読み、キアラがお試しで安かったので読破したらハマってしまいました。
10年前から一気に本屋が無くなり、
参考書や専門書さえ買いに行く事が不可能になって来ました。
デパートに行かないと大きい本屋が無いんですよね。
田舎者には辛いので、デジタルに走る人が増えるのは当然の時代。
印刷屋も沢山潰れてるのだと思いました。
紙が貴重でエコロジーだという側面もありますが、
デジタルももちろんデメリットがある。
ぶんか社以外の会社から、キアラを雑誌で再リリース?して、そこから2巻の続きを書いていくのは不可能なのかな?
片手間に書ける内容では無いのは承知ですが、
既に出ている2巻迄をもっと売るためにも、何とか良い方向に進んで欲しいです。
先生の書くハーレクインも大好きですが、
描くほどに赤字になっていたなんて。非常に残念です。
ハーレクインしかリリースしていない先生達はどうやって生活してるのでしょうか?
時々、3ヶ月に一作品を出す先生がいるのですが、
どういうカラクリになってるのかなぁーと不思議になります。
ともあれ、キアラ続編が出せる世の中になる事を祈ります。
この記事へのコメント
デジタル書籍にて「キアラ」を読ませて頂きました。これからという所で話が終わっていて残念ですが、それなりのご事情がある様子・・・。今後続きを描かれるのでしたら絶対読みたいです!これからの先生のご活躍に期待しています。頑張ってくださいね!!
コメントありがとうございました
ブログの方へは「キアラ」の件で来て下さる方が多く、いつまでも作品が中途になったままなのが大変心苦しいです。途中の作品では他の出版社に持ち込む訳にもいかず...。現代物ではないので、時代的に古びる事は無いのが救いですが。
皆様のご声援を励みに、再開への情熱を保ち続けているところです。
皆様のご声援を励みに、再開への情熱を保ち続けているところです。
2012/10/04(木) 00:48 | たまいまきこ
デジタル書籍にて『絵画修復家キアラ』よませていただきました。 大学で文化財保存の勉強をすこししていたので、とても面白く一気に読んでしまいました(^^)
手にとってじっくり読みたくて先日、淳○堂さんで書籍を探したのですが…(TT)
情熱を保ち続ける事は、何事においてもかなりの精神力等がいるかと思いますが、再開を楽しみにしておりますので 頑張ってくださいね。
手にとってじっくり読みたくて先日、淳○堂さんで書籍を探したのですが…(TT)
情熱を保ち続ける事は、何事においてもかなりの精神力等がいるかと思いますが、再開を楽しみにしておりますので 頑張ってくださいね。
コメントありがとうございました
「キアラ」はネットで検索するといくらか残っているようですが、詳しくなくてゴメンナサイ。
修復については書籍等で知るのみで、専門の勉強をウ受けた訳ではないので、ところどころマンガの強引さで押し切りました。文化財保護については新聞等で時々記事を見ますが、問題だらけですね。
最近はハーレクインの仕事で手一杯になってしまって、他の事を考える余裕がありません。一息入れて、ちゃんと方向性を見直さねば、と思います。「キアラ」への応援、心に沁みます。
修復については書籍等で知るのみで、専門の勉強をウ受けた訳ではないので、ところどころマンガの強引さで押し切りました。文化財保護については新聞等で時々記事を見ますが、問題だらけですね。
最近はハーレクインの仕事で手一杯になってしまって、他の事を考える余裕がありません。一息入れて、ちゃんと方向性を見直さねば、と思います。「キアラ」への応援、心に沁みます。
2012/11/12(月) 00:44 | たまいまきこ
初めまして。
私もデジタル書籍で読ませて頂きました!
レビューがとても高くて気になったのがきっかけだったのですが物凄く面白くて一気に読んでしまいました(><)
キアラは痩せたら絶対美人になると思ってますw
2巻が発売されてからかなり時間が空いているので今後続きが読めるか心配です・・・
ずっと応援しています!
私もデジタル書籍で読ませて頂きました!
レビューがとても高くて気になったのがきっかけだったのですが物凄く面白くて一気に読んでしまいました(><)
キアラは痩せたら絶対美人になると思ってますw
2巻が発売されてからかなり時間が空いているので今後続きが読めるか心配です・・・
ずっと応援しています!
Re:ありがとうございます
デジタル配信の方を自分ではチェックしていなくて、状況がよく分かっていませんが、
読んでいただけて嬉しいです。
マンガを取り巻く環境も色々変化して来ました。
デジタルで個人的に発表可能になりましたが、
ある程度の水準の作品を定期的に仕上げるのは、個人の力だけでは厳しく、
また、デジタル配信のみでは生活出来るだけの収益が望めないのが現状です。
他の作品のデジタル配信や再録等でぶんか社の編集さんからご連絡をいただくようになり、
編集さんも様々な形で奮闘して下さっているようではあります。
まだ時期ではないのかもしれませんが、応援のお声を励みに前向きに頑張っていきます。
ありがとうございました。
読んでいただけて嬉しいです。
マンガを取り巻く環境も色々変化して来ました。
デジタルで個人的に発表可能になりましたが、
ある程度の水準の作品を定期的に仕上げるのは、個人の力だけでは厳しく、
また、デジタル配信のみでは生活出来るだけの収益が望めないのが現状です。
他の作品のデジタル配信や再録等でぶんか社の編集さんからご連絡をいただくようになり、
編集さんも様々な形で奮闘して下さっているようではあります。
まだ時期ではないのかもしれませんが、応援のお声を励みに前向きに頑張っていきます。
ありがとうございました。
2016/02/24(水) 10:54 | たまいまきこ
私も同じくデジタル本を読んでそれから本を購入しました。続き読みたいですー。
どうにか本を出して頂けないのでしょうか?
私もキアラちゃんは大人になったら美人になるタイプだと思います!
どうにか本を出して頂けないのでしょうか?
私もキアラちゃんは大人になったら美人になるタイプだと思います!
Re:こんにちは
ありがとう!本はAmazonとかで出てたのかな。元の発行部数が少ないので貴重です。
私を含め、マンガ家さんそれぞれの事情で作品を中断しなければならない事があり、読者の皆様に状況をお知らせしたくてブログに書きました。
皆様からのご声援が私の気力を繋げている感じです。出版社の方にも声が届く事を願っています。
とりあえずこれから他の作品もデジタル配信出来るようにしていきますので、暫くはそちらにもお付き合い下さいね。
私を含め、マンガ家さんそれぞれの事情で作品を中断しなければならない事があり、読者の皆様に状況をお知らせしたくてブログに書きました。
皆様からのご声援が私の気力を繋げている感じです。出版社の方にも声が届く事を願っています。
とりあえずこれから他の作品もデジタル配信出来るようにしていきますので、暫くはそちらにもお付き合い下さいね。
2016/03/09(水) 22:46 | たまいまきこ
以前デジタル版にてキアラを拝見させていただきました。
描かれたのが7年前程との事。継続してファンの方も増えているようです。
私は月に50冊ほどの漫画を読みますが、本作を読み返しても作品の評価を見ても、他の普通に売れている漫画家さんと同じような位置に居られるように感じました。
なのになぜ、このような(ブログより)状況になっていらっしゃるのか、首をかしげるばかりです。
デジタル化は今後も益々主流になっていくと思います。途中のお話を持って移籍、というのは難しいとも仰ってましたが、そうなんでしょうか...
デジタル化の普及によってもっともっと多くの方に本作品が読まれ、(例え本作ではなくても)それにより本当に力や才能のある方が正当なお仕事が出来ますこと、モノを創るという情熱が手折られないよう、切にお祈りしております。
コメント失礼しました。
では良いお年をお迎え下さい。
描かれたのが7年前程との事。継続してファンの方も増えているようです。
私は月に50冊ほどの漫画を読みますが、本作を読み返しても作品の評価を見ても、他の普通に売れている漫画家さんと同じような位置に居られるように感じました。
なのになぜ、このような(ブログより)状況になっていらっしゃるのか、首をかしげるばかりです。
デジタル化は今後も益々主流になっていくと思います。途中のお話を持って移籍、というのは難しいとも仰ってましたが、そうなんでしょうか...
デジタル化の普及によってもっともっと多くの方に本作品が読まれ、(例え本作ではなくても)それにより本当に力や才能のある方が正当なお仕事が出来ますこと、モノを創るという情熱が手折られないよう、切にお祈りしております。
コメント失礼しました。
では良いお年をお迎え下さい。
Re:コメントありがとうございました
励ましのお言葉、ありがとうございます。
マンガの仕事は自分一人ではコントロールしきれない面も多くあり、私などより遥かに才能も実績もあるマンガ家さんでも、いつのまにか描かなくなったりしておられて...。
振り返ると、頑張った方かな、とも思います。
担当編集者の交代で、これまで通りに仕事が進まなくなったり、雑誌が突然廃刊になって連載が中断される事もしばしば。
連載の中断は、私に限らず、マンガ家にとってはとても心が折られる出来事です。
まだブログに詳細を書くのは控えていますが、秋田書店ではセクハラされて仕事を失いました。こちらには何も落ち度は無いのに...。
仕事が順調にいっていて、担当編集者の言うことを聞いていても、突然切られてしまうケースが多々あります。
運が悪かったとも言えるし、生き残っているマンガ家さん達は、そう言う試練をくぐり抜けて来られているのだとも言えます。
ハーレクインの仕事では、気付けばズルズルと貯金が減っていっている状態でした。
デジタルで作品を発表するとなると、経済的な不安が更に大きくあります。
とは言え!
マイナス面ばかり考えていてもダメですね!
手持ちの仕事が片付いたら、またしっかり考え直したいと思います。
ありがとうございました!
ひのさんも良い年をお迎え下さい。
マンガの仕事は自分一人ではコントロールしきれない面も多くあり、私などより遥かに才能も実績もあるマンガ家さんでも、いつのまにか描かなくなったりしておられて...。
振り返ると、頑張った方かな、とも思います。
担当編集者の交代で、これまで通りに仕事が進まなくなったり、雑誌が突然廃刊になって連載が中断される事もしばしば。
連載の中断は、私に限らず、マンガ家にとってはとても心が折られる出来事です。
まだブログに詳細を書くのは控えていますが、秋田書店ではセクハラされて仕事を失いました。こちらには何も落ち度は無いのに...。
仕事が順調にいっていて、担当編集者の言うことを聞いていても、突然切られてしまうケースが多々あります。
運が悪かったとも言えるし、生き残っているマンガ家さん達は、そう言う試練をくぐり抜けて来られているのだとも言えます。
ハーレクインの仕事では、気付けばズルズルと貯金が減っていっている状態でした。
デジタルで作品を発表するとなると、経済的な不安が更に大きくあります。
とは言え!
マイナス面ばかり考えていてもダメですね!
手持ちの仕事が片付いたら、またしっかり考え直したいと思います。
ありがとうございました!
ひのさんも良い年をお迎え下さい。
2016/12/29(木) 15:30 | たまいまきこ
デジタルでハーレクインを何冊か読み、キアラがお試しで安かったので読破したらハマってしまいました。
10年前から一気に本屋が無くなり、
参考書や専門書さえ買いに行く事が不可能になって来ました。
デパートに行かないと大きい本屋が無いんですよね。
田舎者には辛いので、デジタルに走る人が増えるのは当然の時代。
印刷屋も沢山潰れてるのだと思いました。
紙が貴重でエコロジーだという側面もありますが、
デジタルももちろんデメリットがある。
ぶんか社以外の会社から、キアラを雑誌で再リリース?して、そこから2巻の続きを書いていくのは不可能なのかな?
片手間に書ける内容では無いのは承知ですが、
既に出ている2巻迄をもっと売るためにも、何とか良い方向に進んで欲しいです。
先生の書くハーレクインも大好きですが、
描くほどに赤字になっていたなんて。非常に残念です。
ハーレクインしかリリースしていない先生達はどうやって生活してるのでしょうか?
時々、3ヶ月に一作品を出す先生がいるのですが、
どういうカラクリになってるのかなぁーと不思議になります。
ともあれ、キアラ続編が出せる世の中になる事を祈ります。
10年前から一気に本屋が無くなり、
参考書や専門書さえ買いに行く事が不可能になって来ました。
デパートに行かないと大きい本屋が無いんですよね。
田舎者には辛いので、デジタルに走る人が増えるのは当然の時代。
印刷屋も沢山潰れてるのだと思いました。
紙が貴重でエコロジーだという側面もありますが、
デジタルももちろんデメリットがある。
ぶんか社以外の会社から、キアラを雑誌で再リリース?して、そこから2巻の続きを書いていくのは不可能なのかな?
片手間に書ける内容では無いのは承知ですが、
既に出ている2巻迄をもっと売るためにも、何とか良い方向に進んで欲しいです。
先生の書くハーレクインも大好きですが、
描くほどに赤字になっていたなんて。非常に残念です。
ハーレクインしかリリースしていない先生達はどうやって生活してるのでしょうか?
時々、3ヶ月に一作品を出す先生がいるのですが、
どういうカラクリになってるのかなぁーと不思議になります。
ともあれ、キアラ続編が出せる世の中になる事を祈ります。
Re:コメントありがとうございます
本当に...書店が街から姿を消し、雑誌は次々廃刊になり、かろうじて生き残っていても、値上げに次ぐ値上げで、いつまでもつのやら...。人類の文化が短期間で激変していますね。
「ハーレクイン」に関しては、ブログのあちこちで色々愚痴りましたが...。洋物のラブロマンスって、昔から映画や少女マンガでは王道路線だったので、しっかり描けば良い作品になると信じて頑張っていましたが...。出版社の事情も色々あるのでしょう...。3ヶ月に1作品とすると、月刊連載のペースに近いので、仕事のシステムが出来上がっていれば、こなせなくはないと思います。でも、それでもアシスタント料はかなりかかるので、結構厳しい。デジタル化が進んで、作画の手間を減らしたりと、工夫されているのでしょう。ただ、もうハーレクインの原作に、良作が見当たらなくなっていたので、マンガ家の対応もそれぞれなのかな。割り切って原作通りに描くか、労を惜しまずひたすら原作を改変するか。最近ではオリジナルもあるようで、自力でドラマ作りするか。「梨泰院クラス」みたいなドラマだって、設定を少し女性向きにすれば、十分「ハーレクイン」の世界になるので、可能性はあるジャンルなのだと思っていましたが。良い作品を描けるなら労は惜しまないし、良い作品さえ出せれば、収入は後からついてくると思ってはいましたが。
最近、「転生もの」も流行って、中世貴族の世界として「キアラ」は随分先取りしちゃってたんだなぁ。
「ハーレクイン」に関しては、ブログのあちこちで色々愚痴りましたが...。洋物のラブロマンスって、昔から映画や少女マンガでは王道路線だったので、しっかり描けば良い作品になると信じて頑張っていましたが...。出版社の事情も色々あるのでしょう...。3ヶ月に1作品とすると、月刊連載のペースに近いので、仕事のシステムが出来上がっていれば、こなせなくはないと思います。でも、それでもアシスタント料はかなりかかるので、結構厳しい。デジタル化が進んで、作画の手間を減らしたりと、工夫されているのでしょう。ただ、もうハーレクインの原作に、良作が見当たらなくなっていたので、マンガ家の対応もそれぞれなのかな。割り切って原作通りに描くか、労を惜しまずひたすら原作を改変するか。最近ではオリジナルもあるようで、自力でドラマ作りするか。「梨泰院クラス」みたいなドラマだって、設定を少し女性向きにすれば、十分「ハーレクイン」の世界になるので、可能性はあるジャンルなのだと思っていましたが。良い作品を描けるなら労は惜しまないし、良い作品さえ出せれば、収入は後からついてくると思ってはいましたが。
最近、「転生もの」も流行って、中世貴族の世界として「キアラ」は随分先取りしちゃってたんだなぁ。
2023/09/05(火) 19:40 | たまいまきこ
デジタルでハーレクインを何冊か読み、キアラがお試しで安かったので読破したらハマってしまいました。
10年前から一気に本屋が無くなり、
参考書や専門書さえ買いに行く事が不可能になって来ました。
デパートに行かないと大きい本屋が無いんですよね。
田舎者には辛いので、デジタルに走る人が増えるのは当然の時代。
印刷屋も沢山潰れてるのだと思いました。
紙が貴重でエコロジーだという側面もありますが、
デジタルももちろんデメリットがある。
ぶんか社以外の会社から、キアラを雑誌で再リリース?して、そこから2巻の続きを書いていくのは不可能なのかな?
片手間に書ける内容では無いのは承知ですが、
既に出ている2巻迄をもっと売るためにも、何とか良い方向に進んで欲しいです。
先生の書くハーレクインも大好きですが、
描くほどに赤字になっていたなんて。非常に残念です。
ハーレクインしかリリースしていない先生達はどうやって生活してるのでしょうか?
時々、3ヶ月に一作品を出す先生がいるのですが、
どういうカラクリになってるのかなぁーと不思議になります。
ともあれ、キアラ続編が出せる世の中になる事を祈ります。
10年前から一気に本屋が無くなり、
参考書や専門書さえ買いに行く事が不可能になって来ました。
デパートに行かないと大きい本屋が無いんですよね。
田舎者には辛いので、デジタルに走る人が増えるのは当然の時代。
印刷屋も沢山潰れてるのだと思いました。
紙が貴重でエコロジーだという側面もありますが、
デジタルももちろんデメリットがある。
ぶんか社以外の会社から、キアラを雑誌で再リリース?して、そこから2巻の続きを書いていくのは不可能なのかな?
片手間に書ける内容では無いのは承知ですが、
既に出ている2巻迄をもっと売るためにも、何とか良い方向に進んで欲しいです。
先生の書くハーレクインも大好きですが、
描くほどに赤字になっていたなんて。非常に残念です。
ハーレクインしかリリースしていない先生達はどうやって生活してるのでしょうか?
時々、3ヶ月に一作品を出す先生がいるのですが、
どういうカラクリになってるのかなぁーと不思議になります。
ともあれ、キアラ続編が出せる世の中になる事を祈ります。
Re:こんにちは
何故かわからないけど、以前にいただいたコメントが繰り返し入って来ています。もしかして、私からの返信がちゃんと届いていなかったりするのかな?
2023/10/27(金) 16:08 | たまいまきこ
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