忍者ブログ
マンガ家Mの日常
先頃、マンガ家引退について示唆されていたが、
この程改めて引退を発表された。
4月4日発売号で、雑誌連載はラストとなる。 
「キャプテン翼」と共に歩んだ43年間。
お疲れ様でした。

先の報告でもあった通り、
今後はネームの形で連載を継続される。
完成原稿を描く体力が厳しくなったが、スピーディに物語を続ける為に。

成る程なぁ。


水島新司先生の「ドカベン」にしてもそうなんだけど、
学生スポーツマンガって、高校の全国大会での優勝で完結させるのが綺麗なんだけど、
キャラクターの人気が高いと、そのまま連載が継続される。
試合を丁寧に描いていたら、とてもじゃないけど、終わりが見えない。
雑誌連載を継続していたら、高橋先生は「キャプテン翼」完結までに40年かかるとか。
翼君、幾つになるんだろう。
PR

ゲームやアニメの王道的なイラストで人気を博した、
いのまたむつみ先生の訃報がネットニュースに上がっていた。
詳細不明。
描きかけの絵もあったそうで、突然の出来事。
63歳。


先日の鳥山明先生に続き、60代での逝去。

マンガやアニメの仕事が、如何に心身に疲労をもたらすか。

確定申告、やっとこ完了。

青色申告会で下書きをチェックしてもらい、提出用を記入して税務署へ。

昨夜、グダグダと書類を整理していて、
少しは自分を甘やかさないとやってられんと、深夜にアイスクリームを2個食べたら、
今朝、お腹が緩くなっていた。

昼過ぎ、TVの速報に驚愕。


鳥山明先生、急性硬膜下血腫でご逝去。

68歳。

2月に脳腫瘍の手術を受けておられたらしい。


偉業について、語るまでも無い。


悟空、今こそドラゴンボールを集めに行ってくれ!

記憶が定かでないが、
何かのお笑い番組で、多分、友近さんが歌い始めた。

パンを踏んだ娘が地獄に堕ちた。

そんな歌があるとは知らなかった。

アンデルセンの童話で、
萩尾望都先生がまだ新人と言って良い時代に、短編として、
「白い鳥になった少女」というタイトルでマンガ化された。
コミックスに収められたのを読んだので、
どうしてアンデルセンの童話をマンガ化されたのか、その経緯はわからなくて、
ちょっと唐突な出会いではあった。
雑誌の企画だったのか、萩尾先生がその童話に思い入れがあったのか。

前半の少女の場面は、初期のシンプルな雰囲気の絵柄だけど、
後半の鳥の描写は、観察力と描写力が抜きん出ていた。
小鳥が寒さに身体を震わせる場面は、写実的でありながら、ドラマ性も高い。

それから遥かなる時を経て、歌の存在を知らされた。
ネットで検索すると、
(何でもすぐに調べられる、良い時代になった。)
NHKの影絵劇の挿入歌だとある。

少女の虚栄心を戒める話だが、
歌詞の「地獄に堕ちた」という部分がトラウマになった子供も多かったとか。

そうね、
虚栄心って、キリスト教の7つの大罪のひとつ(傲慢)だものね。