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マンガ家Mの日常

このところ元旦になってから年賀状を書き始めるようになってしまった。

勿論、年内にちゃんと準備はしておくんだけど、
何となく、先にやらなければならない事があれこれあるように思えて、
後回しにしてしまう。
来た分にだけ返事を書くといった体たらく。

そういう不義理をしていると、当然徐々に年賀状の枚数も減ってくる。
でも、それで良いのかもしれない。
虚礼廃止という言葉が一時期流行って、年賀状をやめる人が増えた時期があった。
年賀状が虚礼とは思わなくて、いただくとやっぱり嬉しいし、
その時だけしか連絡を取らないけど、
これがあるから何となくずっと繋がっていられる、というのもある。
まぁ、印刷だけで済ませた、虚礼といっても差し支えないのも中にはあるけど。

確かにね、面倒臭くはある。
なので、減らしても構わないのかな、とも思うようになってしまった。
Facebook等で、気を張らなくても遠方の友人と
日常的な連絡を取るようになったから。

今回はもう1点、別の事情があった。
毎年カラーコピーしてたのが、官製の年賀状の紙質の変化で
コピー時に汚れが付着するようになってしまった。
カラーがきちんと着かないのに、汚れが全面に着いてしまって、
何枚ハガキを無駄にしたか。

なので、今回は画材屋で用紙を選んで、自家製のハガキで行くことにした。
そうなると紙を自分でハガキサイズに裁断するところからやらなくてはならない。
そういう一手間一手間が億劫に感じられて、とっかかりが鈍る。

本当はいつやっても同じ事だったんだろうけど。
エンジンのかかりが悪くなってるんだね。

あ、今気づいたんだけど、
今年来た中に家族写真を使ってるのが1枚も無い。
流行りじゃないのかな。
使える年賀イラストが増えたから、そっちの方が選ぶのが楽しいのかな。

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