ソウルの女王アレサ・フランクリンの10〜20代を描いた伝記映画。
デトロイトで有名な教会の牧師を父親に持ち、
幼い頃から信者の前で歌い、秀でた歌唱力を示す。
父親はアレサと妹達が歌手になるのを積極的に応援していた。
ゴスペル歌手の母親は、夫の暴力に耐えかね、別居。
自宅には常に多くの信者が集まり、パーティーが催されており、
1952年、アレサが10歳の時、客の男性に性的暴行を受けた。
その後、12歳、15歳の時、妊娠して子供を出産する。
父親は不明で、後年、近所の少年らしいとされた。
1961年、コロムビア・レコードでデビュー。
優れた歌唱力を披露するも、方向性が定まらず、ヒット曲に恵まれない。
その頃、イケメンのテッドと恋に落ち、周囲の猛反対を押し切って結婚。
1966年、アトランティック・レコードに移籍。
才能を開花させ、世界的に高い評価を得る。
マネージャーを務める夫テッドは、次第に支配的になり、
仕事の現場で揉め事が増える。
暴力を振るうようになり、アレサは離婚を決意。
その後、ツアーマネージャーと再婚。
牧師の父親は公民権運動に深く関わっており、
アレサは幼い頃から人集めの為に歌手として駆り出されていた。
アレサ自身が積極的に関わろうとした時、
当時の夫テッドは、お金にならない慈善活動に反対。
しかしその後、父親がアレサを再び人集めに利用しようとしたのに嫌気がさし、
一時期距離を置く。
仕事のプレッシャーから、アルコール依存症に陥る。
幼い頃から教会でアレサを見守ってきた親族のサポートもあり、
ゴスペルアルバムの制作を決意。
再起を果たし、成功への道を歩む。
勿論、名前は知っていたけど、
世代が違うので、人となりまで深くは知らなかった。
映画はアレサ10歳の1952年からスタートして、
その後1962年に飛ぶと、既に2人の子持ちになっていた。
えっ?数字が合わない?
と思って、映画を止めてwikiで調べると、
なんと、12歳、15歳で妊娠、出産となっていた。
当時の社会状況がそれを許したのか。
そうした出来事が影響したのかどうか、映画で見る限り、
アレサはやや派手好きで恋愛体質な感じ。
12歳での妊娠出産は大問題だと思うのだけど、映画ではスルーされている。
その他にも、父親との確執や、夫のDV、公民権運動との関わり等々、
重いモチーフが多いせいか、どれもあまり深く掘り下げられない。
その辺りが、作品の評価をイマイチ上げ損ねたのかなと思うのだけど、
テーマとしては類型的なので、そうなるのを避けて、
主演のジェニファー・ハドソンの歌唱を際立たせることに
主眼を置いたのかもしれない。
タイトルの「リスペクト」は、オーティス・レディングの楽曲で、
アレサがアレンジして大ヒットさせた。
「敬意を払って」とする本曲は、
支配的な父親や夫、あるいは黒人差別への訴えかけでもある。
それ以外に、アレサ自身が作詞した恋愛ソングでは、
夫テッドへの当てつけとも取れる歌詞が多く含まれていて、ヒヤヒヤさせられた。
デトロイトで有名な教会の牧師を父親に持ち、
幼い頃から信者の前で歌い、秀でた歌唱力を示す。
父親はアレサと妹達が歌手になるのを積極的に応援していた。
ゴスペル歌手の母親は、夫の暴力に耐えかね、別居。
自宅には常に多くの信者が集まり、パーティーが催されており、
1952年、アレサが10歳の時、客の男性に性的暴行を受けた。
その後、12歳、15歳の時、妊娠して子供を出産する。
父親は不明で、後年、近所の少年らしいとされた。
1961年、コロムビア・レコードでデビュー。
優れた歌唱力を披露するも、方向性が定まらず、ヒット曲に恵まれない。
その頃、イケメンのテッドと恋に落ち、周囲の猛反対を押し切って結婚。
1966年、アトランティック・レコードに移籍。
才能を開花させ、世界的に高い評価を得る。
マネージャーを務める夫テッドは、次第に支配的になり、
仕事の現場で揉め事が増える。
暴力を振るうようになり、アレサは離婚を決意。
その後、ツアーマネージャーと再婚。
牧師の父親は公民権運動に深く関わっており、
アレサは幼い頃から人集めの為に歌手として駆り出されていた。
アレサ自身が積極的に関わろうとした時、
当時の夫テッドは、お金にならない慈善活動に反対。
しかしその後、父親がアレサを再び人集めに利用しようとしたのに嫌気がさし、
一時期距離を置く。
仕事のプレッシャーから、アルコール依存症に陥る。
幼い頃から教会でアレサを見守ってきた親族のサポートもあり、
ゴスペルアルバムの制作を決意。
再起を果たし、成功への道を歩む。
勿論、名前は知っていたけど、
世代が違うので、人となりまで深くは知らなかった。
映画はアレサ10歳の1952年からスタートして、
その後1962年に飛ぶと、既に2人の子持ちになっていた。
えっ?数字が合わない?
と思って、映画を止めてwikiで調べると、
なんと、12歳、15歳で妊娠、出産となっていた。
当時の社会状況がそれを許したのか。
そうした出来事が影響したのかどうか、映画で見る限り、
アレサはやや派手好きで恋愛体質な感じ。
12歳での妊娠出産は大問題だと思うのだけど、映画ではスルーされている。
その他にも、父親との確執や、夫のDV、公民権運動との関わり等々、
重いモチーフが多いせいか、どれもあまり深く掘り下げられない。
その辺りが、作品の評価をイマイチ上げ損ねたのかなと思うのだけど、
テーマとしては類型的なので、そうなるのを避けて、
主演のジェニファー・ハドソンの歌唱を際立たせることに
主眼を置いたのかもしれない。
タイトルの「リスペクト」は、オーティス・レディングの楽曲で、
アレサがアレンジして大ヒットさせた。
「敬意を払って」とする本曲は、
支配的な父親や夫、あるいは黒人差別への訴えかけでもある。
それ以外に、アレサ自身が作詞した恋愛ソングでは、
夫テッドへの当てつけとも取れる歌詞が多く含まれていて、ヒヤヒヤさせられた。
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アカデミー賞複数回ノミネートで注目のヨルゴス・ランティモス監督作品。
18世紀初頭、英国はフランス王国との戦争状態という難題を抱え、
貴族議会は二分して紛糾。
アン女王は、自己免疫疾患の1つである抗リン脂質抗体症候群を患っており、
動脈・静脈塞栓を原因とする習慣性流産で、
17人もの子供達を流産や幼い頃の病気で亡くし、すっかり気力が低下。
心身の不調に悩む中、マールバラ公爵夫人サラに、公私に渡って依存していた。
サラの親戚筋に当たるアビゲイルは貴族家の没落で愛妾に身を落としていた。
アビゲイルはサラを頼って仕事を求めに来たが、
サラが言い渡したのは女中の身分だった。
ある日、アン女王が痛風の痛みで苦しんでいるのを見たアビゲイルは、
薬草を摘んですり潰し、アン女王の足に塗る。
無断でアン女王に近づいた事で、サラは鞭打ちを命じるが、
痛みが和らいだアン女王はアビゲイルを気に入って側仕えにする。
アビゲイルは偶然アン女王とサラの同性愛行為を目撃し、
サラと対立してアン女王に取り入る手立てを講じ始めると、
アン女王はアビゲイルを寝室付き女官まで昇格させる。
アビゲイルはサラが乗馬に出かける事を知って、紅茶に毒を盛る。
サラは乗馬の途中で失神し、落馬して馬に引き摺られて、行方不明となる。
拾われた娼館で手当を受けて回復し、危うく娼婦にさせられるところ、
訪問した貴族に助けられる。
顔に大きな傷を負いながらも宮廷に戻ったサラだったが、
貴族の身分を取り戻したアビゲイルは、公私共にサラの地位を奪い取っていた。
愛憎入り乱れつつもサラはアン女王に和解を求めるが、
アビゲイルの邪魔もあって、不和のまま、夫と共に追放の憂き目に遭う。
勝ち残ったアビゲイルだったが、
アン女王はアビゲイルの本性に気づき、服従の姿勢を求める。
これまで数多く制作された英国王朝ものとは趣が異なり、
現代的風刺が効いていて、非常に人間臭い。
個人的には、ハリウッド的なキラキラした歴史物が観たかったけど。
英国の王族で難病が見られるのは、近親婚が原因なんだろうか。
17人も子供を亡くしたというのは、気が遠くなる。
動けない程の足の痛みも気の毒。
とは言え、戦争状態の中、こんなグダグダでは、臣下は不安でたまらないね。
ランティモス監督作品を観るのはこれが初めてで、作風がまだ掴めていない。
特集放送で他にも3作録画したのがあるので、ボチボチ観て行く。
アカデミー賞に複数回ノミネートされながら、受賞を逃しているのは、
このアクの強さのせいかな。
18世紀初頭、英国はフランス王国との戦争状態という難題を抱え、
貴族議会は二分して紛糾。
アン女王は、自己免疫疾患の1つである抗リン脂質抗体症候群を患っており、
動脈・静脈塞栓を原因とする習慣性流産で、
17人もの子供達を流産や幼い頃の病気で亡くし、すっかり気力が低下。
心身の不調に悩む中、マールバラ公爵夫人サラに、公私に渡って依存していた。
サラの親戚筋に当たるアビゲイルは貴族家の没落で愛妾に身を落としていた。
アビゲイルはサラを頼って仕事を求めに来たが、
サラが言い渡したのは女中の身分だった。
ある日、アン女王が痛風の痛みで苦しんでいるのを見たアビゲイルは、
薬草を摘んですり潰し、アン女王の足に塗る。
無断でアン女王に近づいた事で、サラは鞭打ちを命じるが、
痛みが和らいだアン女王はアビゲイルを気に入って側仕えにする。
アビゲイルは偶然アン女王とサラの同性愛行為を目撃し、
サラと対立してアン女王に取り入る手立てを講じ始めると、
アン女王はアビゲイルを寝室付き女官まで昇格させる。
アビゲイルはサラが乗馬に出かける事を知って、紅茶に毒を盛る。
サラは乗馬の途中で失神し、落馬して馬に引き摺られて、行方不明となる。
拾われた娼館で手当を受けて回復し、危うく娼婦にさせられるところ、
訪問した貴族に助けられる。
顔に大きな傷を負いながらも宮廷に戻ったサラだったが、
貴族の身分を取り戻したアビゲイルは、公私共にサラの地位を奪い取っていた。
愛憎入り乱れつつもサラはアン女王に和解を求めるが、
アビゲイルの邪魔もあって、不和のまま、夫と共に追放の憂き目に遭う。
勝ち残ったアビゲイルだったが、
アン女王はアビゲイルの本性に気づき、服従の姿勢を求める。
これまで数多く制作された英国王朝ものとは趣が異なり、
現代的風刺が効いていて、非常に人間臭い。
個人的には、ハリウッド的なキラキラした歴史物が観たかったけど。
英国の王族で難病が見られるのは、近親婚が原因なんだろうか。
17人も子供を亡くしたというのは、気が遠くなる。
動けない程の足の痛みも気の毒。
とは言え、戦争状態の中、こんなグダグダでは、臣下は不安でたまらないね。
ランティモス監督作品を観るのはこれが初めてで、作風がまだ掴めていない。
特集放送で他にも3作録画したのがあるので、ボチボチ観て行く。
アカデミー賞に複数回ノミネートされながら、受賞を逃しているのは、
このアクの強さのせいかな。
だいぶ前に録画したのをちょっと前にやっと観て、内容を少し忘れかけている。
そういう場合はWikiが助けになってくれるけど、たまに情報が不足する。
今作はまだ新しい作品なので大丈夫そう。
フランスのドラマ映画。
職業運転手のギョームは離婚調停中で、
幼い娘との共同親権と隔週の生活を維持する為、広めのアパートが必要。
交通違反の点数が重なり、運転手の仕事もやばくなってしまったが、
理解のある上司が、高額報酬が期待できる顧客を世話してくれた。
顧客のアンヌは有名な調香師で、何かと気難しく注文を付けてくる。
言い合いになって物別れになるが、
ギョームの率直さを気に入ったアンヌは、引き続き仕事を依頼してくる。
芸術家肌のアンヌと違って、苦労人のギョームは、
仕事現場での取引相手との交渉術にも長け、アンヌをサポートする。
アンヌは、かつては有名ブランドの香水を調合するスター調香師だったが、
仕事に忙殺されるうちに、体調不良で嗅覚に影響が生じる。
長年エージェントを務めるジャンヌは、
アンヌの復活を願って、とりあえず高収入の仕事を手配するが、
悪臭に関する仕事はアンヌのプライドを傷つけ、体調不良も加速。
そんな中、ギョームに思いがけず的確な嗅覚があるとわかる。
嗅覚を失ったアンヌは、悪臭を放つ仕事の現場でギョームに匂いを語らせ、
そこから成分を予測して、無事仕事を完了させる。
しかし、帰路、薬の服用で気を失い、ギョームは猛スピードで病院に駆け込む。
アンヌは治療に入り、ギョームはスピード違反で免停、仕事を失う。
真剣に治療に取り組み、体調と精神面の両方を回復させつつあるアンヌは、
農作業でトラクターを運転するギョームを訪ねて、
ビジネスパートナーになるよう依頼する。
完全復帰を目指して、調香した香水をディオールにプレゼンしに行く。
傍らには、紳士に成長したギョームの姿がある。
まさにフランスらしい、エレガントなモチーフと、エスプリの効いたストーリー。
年上のキャリア女性を男性がサポートするという組み合わせもフランスらしい。
いちいち恋愛関係に発展しないのも、品格を感じさせる。
調香師を題材にした映画は他にもあったと思うけど、
今作では、香水を手がけるスターの仕事から降りて、
洞窟の匂いの再現やら、バッグの皮の匂いの調整やら、工場の悪臭対策やら、
一般の身では思いもよらなかった仕事もあるというのが、
リアルで、興味深かった。
主演のエマニュエル・ドゥヴォスは名女優としてのキャリを誇るが、
フランス映画から少し離れていた事もあって、よく知らなかった。
ファニー・アルダンに近いイメージ。
日本でも、このように職業に就いて、ベテランとして働く女性像が
もっと広められるよう願う。
そういう場合はWikiが助けになってくれるけど、たまに情報が不足する。
今作はまだ新しい作品なので大丈夫そう。
フランスのドラマ映画。
職業運転手のギョームは離婚調停中で、
幼い娘との共同親権と隔週の生活を維持する為、広めのアパートが必要。
交通違反の点数が重なり、運転手の仕事もやばくなってしまったが、
理解のある上司が、高額報酬が期待できる顧客を世話してくれた。
顧客のアンヌは有名な調香師で、何かと気難しく注文を付けてくる。
言い合いになって物別れになるが、
ギョームの率直さを気に入ったアンヌは、引き続き仕事を依頼してくる。
芸術家肌のアンヌと違って、苦労人のギョームは、
仕事現場での取引相手との交渉術にも長け、アンヌをサポートする。
アンヌは、かつては有名ブランドの香水を調合するスター調香師だったが、
仕事に忙殺されるうちに、体調不良で嗅覚に影響が生じる。
長年エージェントを務めるジャンヌは、
アンヌの復活を願って、とりあえず高収入の仕事を手配するが、
悪臭に関する仕事はアンヌのプライドを傷つけ、体調不良も加速。
そんな中、ギョームに思いがけず的確な嗅覚があるとわかる。
嗅覚を失ったアンヌは、悪臭を放つ仕事の現場でギョームに匂いを語らせ、
そこから成分を予測して、無事仕事を完了させる。
しかし、帰路、薬の服用で気を失い、ギョームは猛スピードで病院に駆け込む。
アンヌは治療に入り、ギョームはスピード違反で免停、仕事を失う。
真剣に治療に取り組み、体調と精神面の両方を回復させつつあるアンヌは、
農作業でトラクターを運転するギョームを訪ねて、
ビジネスパートナーになるよう依頼する。
完全復帰を目指して、調香した香水をディオールにプレゼンしに行く。
傍らには、紳士に成長したギョームの姿がある。
まさにフランスらしい、エレガントなモチーフと、エスプリの効いたストーリー。
年上のキャリア女性を男性がサポートするという組み合わせもフランスらしい。
いちいち恋愛関係に発展しないのも、品格を感じさせる。
調香師を題材にした映画は他にもあったと思うけど、
今作では、香水を手がけるスターの仕事から降りて、
洞窟の匂いの再現やら、バッグの皮の匂いの調整やら、工場の悪臭対策やら、
一般の身では思いもよらなかった仕事もあるというのが、
リアルで、興味深かった。
主演のエマニュエル・ドゥヴォスは名女優としてのキャリを誇るが、
フランス映画から少し離れていた事もあって、よく知らなかった。
ファニー・アルダンに近いイメージ。
日本でも、このように職業に就いて、ベテランとして働く女性像が
もっと広められるよう願う。
先日、ケネス・ブラナー製作、監督、主演による映画
「名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊」を観て、記事に書いた。
その後、元ネタとされる「ハロウィーン・パーティ」の
TVシリーズが放送されたので、こちらも観てみた。
びっくり!まるで違う。
「オリエント急行殺人事件」だとかは、ほぼ原作通りだった筈なのに。
子供達を招いてハロウィーン・パーティを開くというのと、
余興の一つとして水槽の中のリンゴをくわえて取るという、
モチーフがわずかに関連しているのみ。
事件の設定も何もかも違っていた。
ブラナーは「ポアロ」という世界で、新しく物語を繋げていきたかったのか。
ただし「ベネチア」は成功していたとは言い難く、
クリスティの原作の素晴らしさを再確認させてしまった。
BS11で放送中の「ポワロ」シリーズを追いかけて観ていると、
人物が多くてわかり辛い作品もたまにありながら、
シンプルでありながら、意表をつくトリックの斬新さに、今尚驚かされる。
まさに、マジック。
そういうのが、伝統的なミステリー小説の醍醐味だった。
パソコンでハッキングしたとか、そういう技術的な事じゃないんだよね。
科学の進歩に伴い、映画の世界では「サスペンス」は華やかになったけど、
「ミステリー」を描くのは難しくなった。
「ポワロ」のように、ITの前に時代に楽しみを求めるしかないのかな。
「名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊」を観て、記事に書いた。
その後、元ネタとされる「ハロウィーン・パーティ」の
TVシリーズが放送されたので、こちらも観てみた。
びっくり!まるで違う。
「オリエント急行殺人事件」だとかは、ほぼ原作通りだった筈なのに。
子供達を招いてハロウィーン・パーティを開くというのと、
余興の一つとして水槽の中のリンゴをくわえて取るという、
モチーフがわずかに関連しているのみ。
事件の設定も何もかも違っていた。
ブラナーは「ポアロ」という世界で、新しく物語を繋げていきたかったのか。
ただし「ベネチア」は成功していたとは言い難く、
クリスティの原作の素晴らしさを再確認させてしまった。
BS11で放送中の「ポワロ」シリーズを追いかけて観ていると、
人物が多くてわかり辛い作品もたまにありながら、
シンプルでありながら、意表をつくトリックの斬新さに、今尚驚かされる。
まさに、マジック。
そういうのが、伝統的なミステリー小説の醍醐味だった。
パソコンでハッキングしたとか、そういう技術的な事じゃないんだよね。
科学の進歩に伴い、映画の世界では「サスペンス」は華やかになったけど、
「ミステリー」を描くのは難しくなった。
「ポワロ」のように、ITの前に時代に楽しみを求めるしかないのかな。
ネタバレ注意。
マシュー・マコノヒー主演、実話を基にした犯罪サスペンス映画。
1980年代、ケニーは祖父と父親から受け継いだ金鉱採掘事業で失敗。
破産寸前のところ、一発逆転を狙って、親友の地質学者マイケルと接触。
インドネシアの金鉱採掘に挑戦。
資金は底をつき、ケニーはマラリア感染で生死の境を駆け巡る中、
マイケルは見事に金脈を掘り当てる。
帰国すると、以前は見向きもされなかった大企業から、
出資と事業締結の申し出が殺到する。
しかし、締結した企業は、インドネシア政府とグルになって、
ケニーの事業を乗っ取ろうとしていた。
再び全てを失う危機に直面し、荒れた生活に落ちぶれるケニーだったが、
インドネシア大統領の息子を抱き込んで、事業を取り戻し、大金を手にする。
ところが、マイケルが採掘した際の金鉱のサンプルが偽物と発覚。
サンプルに地元で得た砂金を混ぜ込んで、データ偽装していた。
その途端、マイケルは1億6000万ドルを持ち逃げ。
再々度ケニーは大転落。
マイケルはインドネシア警察に逮捕され、殺害されたと報じられる。
長年の恋人ケイは、地道な生活を望み、
大金を手にする度に贅沢三昧で傲慢になるケニーに愛想を尽かしていたが、
落ちぶれたケニーを心優しく迎え入れる。
心機一転、地道な生活を始めようとした矢先、届いた封書を開封すると、
マイケルからの送付で、8000万ドルの小切手と、
最初に手を組んだ時に、利益を折半しようと約束して書かれた
ボロボロになったペーパーが入っていた。
実際の事件の方は日本では話題にならず、ネットですぐには記事が出て来ない。
映画がどこまでフィクションなのかはわからないけど、まあ、凄まじい事件。
映画では、マイケルは逮捕後、移送中のヘリコプターから突き落とされ、
後日密林の中で、顔や手足を野生動物に食い荒らされた状態で発見されたとある。
それは、果たして本当にマイケルなのか、
かつて、インドネシアの政府や警察は賄賂で動かせると
マイケル自身が言っていたように、偽装工作なのか、
はっきりとは示されない。
また、マイケルがどこまで詐欺に加担していたのかも判然としない。
マイケルの金脈のデータ偽装や、資金の持ち逃げが発覚した時の驚きぶりから、
ケニーは知らなかったようにも見えるけれど、どうなんだろう。
小切手を目にした時の雰囲気から、
直接加担してはいなかったけど、薄々感づいていたという線かな。
利益は折半だという約束を守った2人の友情は素晴らしいのだけど、
一般の小口投資家達は騙されてお金を失ったわけだから、やっぱりマズイよね。
マシュー・マコノヒーが、またもや体重増量と特殊メイクで、
デブハゲのオジサンになっている。
勘弁してくれ。
映画の展開にはさして関係ないんだから、元のイケメンで演じてくれ。
マシュー・マコノヒー主演、実話を基にした犯罪サスペンス映画。
1980年代、ケニーは祖父と父親から受け継いだ金鉱採掘事業で失敗。
破産寸前のところ、一発逆転を狙って、親友の地質学者マイケルと接触。
インドネシアの金鉱採掘に挑戦。
資金は底をつき、ケニーはマラリア感染で生死の境を駆け巡る中、
マイケルは見事に金脈を掘り当てる。
帰国すると、以前は見向きもされなかった大企業から、
出資と事業締結の申し出が殺到する。
しかし、締結した企業は、インドネシア政府とグルになって、
ケニーの事業を乗っ取ろうとしていた。
再び全てを失う危機に直面し、荒れた生活に落ちぶれるケニーだったが、
インドネシア大統領の息子を抱き込んで、事業を取り戻し、大金を手にする。
ところが、マイケルが採掘した際の金鉱のサンプルが偽物と発覚。
サンプルに地元で得た砂金を混ぜ込んで、データ偽装していた。
その途端、マイケルは1億6000万ドルを持ち逃げ。
再々度ケニーは大転落。
マイケルはインドネシア警察に逮捕され、殺害されたと報じられる。
長年の恋人ケイは、地道な生活を望み、
大金を手にする度に贅沢三昧で傲慢になるケニーに愛想を尽かしていたが、
落ちぶれたケニーを心優しく迎え入れる。
心機一転、地道な生活を始めようとした矢先、届いた封書を開封すると、
マイケルからの送付で、8000万ドルの小切手と、
最初に手を組んだ時に、利益を折半しようと約束して書かれた
ボロボロになったペーパーが入っていた。
実際の事件の方は日本では話題にならず、ネットですぐには記事が出て来ない。
映画がどこまでフィクションなのかはわからないけど、まあ、凄まじい事件。
映画では、マイケルは逮捕後、移送中のヘリコプターから突き落とされ、
後日密林の中で、顔や手足を野生動物に食い荒らされた状態で発見されたとある。
それは、果たして本当にマイケルなのか、
かつて、インドネシアの政府や警察は賄賂で動かせると
マイケル自身が言っていたように、偽装工作なのか、
はっきりとは示されない。
また、マイケルがどこまで詐欺に加担していたのかも判然としない。
マイケルの金脈のデータ偽装や、資金の持ち逃げが発覚した時の驚きぶりから、
ケニーは知らなかったようにも見えるけれど、どうなんだろう。
小切手を目にした時の雰囲気から、
直接加担してはいなかったけど、薄々感づいていたという線かな。
利益は折半だという約束を守った2人の友情は素晴らしいのだけど、
一般の小口投資家達は騙されてお金を失ったわけだから、やっぱりマズイよね。
マシュー・マコノヒーが、またもや体重増量と特殊メイクで、
デブハゲのオジサンになっている。
勘弁してくれ。
映画の展開にはさして関係ないんだから、元のイケメンで演じてくれ。

