忍者ブログ
マンガ家Mの日常
実話を基にしたサスペンスドラマのミニシリーズ、全8話。


70年代アメリカ、イリノイ州で、10代の少年の失踪事件が相次いだ。
多くの場合、警察は家族の訴えに耳を貸さず、家出として放置。

1978年12月、母親が息子の高校生ロブをバイト先の薬局に迎えに来るが、
母親が駐車場で待つ間にロブは行方不明となる。
担当のトヴァル刑事が捜査を始めて、薬局の職員に話を聞くと、
当夜、ロブが地元の建設業者ゲイシーと話していたとの証言を得る。
ゲイシーには過去に、未成年男子に対する性的暴行で服役した過去があった。
トヴァルの同僚刑事2人がゲイシー宅を張り込みすると、
ゲイシーは彼らを招き入れ、飲食でもてなす。
その時、1人の刑事が床下に繋がる通風孔から異様な匂いがするのに気づく。
自宅を捜索すると、床下から遺体が見つかり、次々と遺骨が掘り起こされる。
床下からだけで29体、他にゲイシーは4体川に投げ入れたと証言する。

遺体の発見前から弁護を始めていた弁護士サムは、
名を上げるチャンスと見て弁護を継続するが、
精神鑑定で死刑を免れようという弁護方針を頑なに拒否するゲイシーに辟易する。
ゲイシーは青年達とは合意の行為で、彼らが死んだのは事故だったと主張。
しかし、そんな言い訳が通用する筈もなく、有罪となり、
13年間収監された後、薬物による死刑が執行される。
被害者遺族は別室に案内され、執行に立ち会えなかった。


ドラマでは、1話目終盤で、既にゲイシーの犯行が発覚。
事件の捜査や裁判の行方というよりも、
犠牲になった少年達が、どのような人生を送って、
ゲイシーと関わりを持つに至ったかが中心に描かれている。
男娼をしていた者もいれば、ロブのようにバイトに誘われて自宅に行った者もいる。
遺骨の大半は身元が判明したが、数体は不明のまま。
少年の失踪事件の99%は単純な家でで、すぐに見つかるというデータも、
警察の捜索を遅らせた。

正直、この暗くて救いの無いテーマで8話は長くてシンドイ。
吹き替え版で見ていたのだけど、ゲイシーにイライラさせられっぱなし。
声のトーンの扱いとか、声優さんがメチャ上手かった。

ゲイシーの事件はアメリカでは有名らしい。
Wikiを見ると、幼い頃に父親から酷い虐待を受けていたりと、
凄まじい人生を送っている。

ゲイシーはボランティアでピエロの扮装をしていて、
スティーヴン・キングの小説「IT」にも影響を及ぼしたと言われている。
また、ピエロの絵を描くのが好きで、収監中に展示会を開き、
あのジョニー・デップが絵を1枚購入したんだとか。
趣味悪っ!
PR

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック