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マンガ家Mの日常
遅めの朝食を摂りながら「ワイドナショー」を見る。

10数年前、神戸で起きた児童殺傷事件、
加害者少年は今や30代の大人になり、手記を出版した。
被害者遺族が出版停止と回収を求めている。

こうした手記の場合、関係者に出版の許可を尋ねて、
許可が出なければ出版しないのが普通だと思う。
何十年か経って、関係者全員が亡くなった後に出版する、という例もある。

そういえば以前、作家の柳美里が、
顔に障害のある女性についての小説を書き、
モデルとなった女性とは出版しないよう事前に話し合いがなされたが、
途中で翻意し出版してしまった、という例もあった。

こういう非常識な事を平気でするような作家や出版社は
業界から締め出すべきだと思う。

今でこそネット等で誰でも自作を公開する事が簡単になったけど、
上記の物については出版社ありき。
出版社が「No!」と言えばそれでおしまいの筈だった。
でも、神戸の事件については、おそらく出版社が焚きつけたんだろうね。
儲かるから。
心無い下衆な連中。

加害者に対して印税を与えないような措置を求めてはどうかという意見もある。
今回とは別の事件で、そのように対応している加害者もいたように記憶している。

ただ、それであっても、被害者の了解無しに出版すべきではないし、
加害者だけではなく、出版社、印刷会社、流通関係、全てが
利益を返還しなくてはダメ。

まぁ、そういうことになったら出版はされないだろうね。


もう一つ、全く別の印税の話。
商業施設で音楽がかけられる場合、手持ちのCD等であっても
著作権料を支払うよう定められた。
「正当な印税が支払われてこそ、文化の向上がある。」という武田鉄矢の意見。
その通りです。

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