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マンガ家Mの日常
「サザエさん」一家の年齢がたまに引き合いに出される。
波平さんとフネさん夫婦は50代半ば。
ただし、戦後すぐの食糧難の時代にスタートした作品なので、今とは栄養状態が違う。
今と比べると、多少老けて描かれているのもやむなし。

自分がそこそこの年齢になり、当然ながら身体の衰えは感じるし、
鏡の中の現実からは逃れようがない。

さりながら、
昨今のそこかしこのマンガで描かれる同世代の女性達の顔はどうしたもんか。
とにかく、年齢設定に従って、ただ皺の数だけ増やされる。
そりゃまあ、そういう顔の人もいなくはないだろうけど。

年齢を描き分けるって、そうじゃないんだよね。
骨の疲労度や歪み、筋肉の弛みが重要。
本当に観察眼があって表現に長けたマンガ家さんは、皺に頼らない。
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