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マンガ家Mの日常
進行状況が芳しくなかったので、アシスタントさんをお願いしました。
久しぶり。
元気で良かった。

なかなか予想通りには進まないけど、
誰かがいてくれると、多少無理してでも進行させなくちゃってなるんで、
キツイけど、それなりに進行する。

食事の用意や何やらで気を使うけれども、話し相手がいてくれるのは楽しい。

もう1日いてもらえると良かったんだけど、
年末は用事が立て込むようで、都合つかず。
残りの仕上げは自分でやらなきゃなぁ。
シンドイ。
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ワガママに聞こえるけど、
仕事中はキッチンの洗い物をしたくない。

水仕事で手先が冷えると指の感覚が変わって、ペン運びに影響するから。

とは言え、ひとりの間は自分でやらなくちゃならないのは自明の理。

ひとりで外食するのは平気だけど、
それよりもウチでTV見ながらのんびり食事する方が良い。
簡単な物しか作らないけど、それでも調理器具や食器は使うので、
そこそこの量の洗い物が発生する。

大事なお箸だけはすぐに洗って、後は少々の間ほったらかし。
タイミングを見計らって、まとめて洗う。

シンクに洗い物が溜まっているのは良い気持ちはしないけど、
見えなければ気にする程のものでもない...とする。

サラリーマン漫画「総務部総務課 山口六平太」(林律雄原作)の作者、
高井研一郎先生の訃報に新聞朝刊で接する。

79歳で亡くなられるまで現役を貫いておられた。
幸福なマンガ家人生。

世代の違いとサラリーマン向けのマンガという事もあって、殆ど読んだ事が無い。
サラリーマンとは全く違う生活をしている自由業のマンガ家が、
サラリーマンのリアルな感情を描く難しさを思う。



積もり積もって、3700回です。

新聞朝刊10年分。

...て事では無いか。


仕事はしてなくてもブログは何とか書き続けている。
それはそれで集中力が要る。

ポケモンGO、ハロウィンイベント期間。

ゴースやカラカラ等のハロウィン的ポケモン大量出没。
他、相棒のアメ玉が4倍になる、進化の絶好のチャンス。

でも、下描き終了の後、少しぐったりして、せっかくの金土日、外出せず。
下描きの間、昼夜逆転で、変な時間に寝たり起きたりしていたからかな。
時差ボケを調整しなけりゃ。


マンガの作業の中で、下描きは結構苦しい。
人にもよるんだろうけど。
画面の微妙な構成とか、人物への感情移入とかの為に、集中が必要で、
TVやCDの音声もかけられない。孤独感が募る。

普通のマンガの仕事の場合、
ネームでのチェックが基本で、下描きのチェックは確認程度。
すぐにペン入れに取り掛かる。

でも、本来のマンガのプロフェッショナルではない企業との仕事になると、
思わぬところでロスが出る。
相手方が書いた説明文等、こちらでは動かしようの無いもので不明な点があると、
下描き後にも改めて打ち合わせが必要になる。
その打ち合わせまで、日程に間が空いてしまう。
絵を描く作業のテンションが一旦下がるのがちょっと困る。

加えて、デザイナーさんの方から、説明文に関してダメ出しが出た。
説明がやや難しい、と。
いや、それはネームの段階で言ってもらわねば。
もとより、説明文は企業さんの側の作業なので、私にはどうにも出来ない。
ITサービスの専門の事なんて分からないしね。

このケースで下描きを直すとなれば、追加料金を請求する予定。
とは言え、情報量の多いのをギリギリ詰め込んだ感じなので、
これ以上の追加は無理。
中途半端にページを増やす事も出来ない。
部分的に文字の級数を小さくしてフキダシに納める案も出て来たけど、
級数が変われば、セリフの重要度が変わってくるので、それはするべきでは無い。
そうしないで良いよう、ネームや下描きの段階で画面を調整しているのだから、
その繊細な作業努力が無駄になる。

企業さんの方では、そこまでの修正は必要とは思っていないようなので、
まぁ、特段の描き直しは無くて済むかな。


マンガの作業って、実際はとても複雑で繊細。
分かってもらえているようで、まだまだ分かってもらえていない。