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マンガ家Mの日常
美術関連の資料には一通り気を配っていて、
「キアラ」とは時代が違うので、直接参考にはならないけれど、
書店でサブタイトルが目に入ったので、購入。
400円くらいかと思っていたら、何と、710円。
最近のオヤジ雑誌って結構お高いのね。
この雑誌だからかなぁ。良い紙使ってる。保存には良いかも。

とりあえず、ざっくり見た。
元がビジネス雑誌だから、テーマはもっぱらお金お金お金。
芸術の喜びのカケラも感じられない。

実際に美大に通っていた身からすると、
ちょっと違うなぁ、と思える箇所がどうしても目につく。
学科にもよるだろうし、時代が変わったせいもあるのかもしれないけど。
雑誌だから、刺激的に記事をまとめたいという匂いがする。

バブル時代に名前だけで有名作品が高額で買い集められ、
美術品の価値がおかしくなり、
挙句にバブル崩壊で転売もきかずに塩漬け。
行方不明になってしまった名画もある。

芸術には昔からパトロンの存在が重要だったけれど、
かつてのパトロンは高い審美眼を備え、芸術を愛していた。

最近のお金持ちって、ビジネスで忙し過ぎて、審美眼を養う暇も無いのね。
投機の前に、芸術を鑑賞する喜びを知って欲しい。
歴史的名画ではなかったとしても、
心の底から好きで購入した作品ならば、転売なんて考えられない。
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