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マンガ家Mの日常
トラブルのトバッチリで、
歌手の福山雅治が、20年も前の飲み会での下ネタ発言について公表され、叩かれている。
こんなバカバカしい私刑ってあるか。

行きたくない(ホントか?)飲み会に参加させられて、
面倒な下ネタ聞かされたら、多少は不愉快に感じるだろうけど、
それをセクハラとまで認定しようとする傾向は、もう息苦しくてしょうがない。
当時の女子アナさん達こそ、一体何なんだと思ってしまう。
嫌なら、その時ハッキリ言わなきゃ。
仕事に響くからで容認してたら、それはセクハラに加担したのと同じ。

本来、TV番組なんていうものは、猥雑さを含んだもので、非日常が娯楽。
タレントさん達は、その中で自己表現している。
演出による押しつけでやらされたり、
同じ事がコンプライアンス違反として非難されたり、
本質的な方針が定まっておらず、基準がバラバラ。
バラエティ番組から、猥雑な要素がどんどん消し去られている。

番組と飲み会はまた別の話になるだろうけど、
女子アナさん達の対応にも、聞いていて嫌気がさす。
浮かれて、芸能人やスポーツ選手との合コンに必死だった女子アナさんも多かったのに、
今になって、いきなりセクハラと騒ぐのか。


下ネタの基準という点では、
マンガの世界も似たり寄ったりで、
その時その時で編集者の言う事がコロコロ変わる。
描きたくもないエロを描かされたり、
後になってマンガ家だけが非難されたり、
描きたい表現が許されなかったり。
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Facebookやネットニュースを眺めていると、
合間合間にデジタルコミックの断片が入って来る。
良さそうなのを開いて、無料の分だけ見てみる。

激しくピンキリ。
企画側が、安く使える素人に描かせたようなものも多く、
そういうのが「マンガ」として世に出されるのは、困った風潮。
一方で、丁寧な仕事ぶりで、確かな画力を感じさせる作品もある。

それでも、デジタルコミックの限界が見えてしまう。
多くは企画モノらしく、テーマが限定されていて、原作者付き。
その事自体がダメなわけではないのだけど。

まず、デジコミで手早く読ませる為に、ページ数が少なくて、
ひたすら無駄なく詰め込もうとしている。
勿論、上手な作家はそれでちゃんと読ませているのだけど、
演出の呼吸、潤いのようなものが入る余地が無い。
また、原作付きの場合、
原作者が文章で出したものにマンガ家が絵をあてるだけのような形になりがち。
詰め込みだから、仕方ない。
結果、絵は目に入るものの、飛ばしがちで、文章だけを追う読み方になってしまう。
原作の文章がマンガとしてのエピソードになり切れておらず、
マンガ家はエピソードを描く絵に至らない。
こうした傾向のまま創作を継続すると、マンガ作品本来の味わいが薄まり、
マンガ家も、エピソードを表現しようとする技術や意識が低下しかねない。

小さな画面をスクロールして、短時間で読み流す、
デジタルコミックの弊害が、今後のマンガの世界にどう影響を及ぼすのだろうか。

ネットニュースから。

KADOKAWAが、某イラストレーターの「未成年への淫行疑惑」を理由に、
出版物の回収、配信停止、絶版を発表。
イラストを担当した小説は、別のイラストレーターで再販される。

ネットで絵を見てみると、今風の可愛い絵柄。
ロリコン系と言えなくもなくて、
絵柄もまた、未成年への淫行と結びつけて考えられたのかもしれない。
いずれにしても、絶版はダメージが大きい。

TVでは、泥沼不倫のドラマが横行しながら、
不倫スキャンダルの女優は干されて姿をくらますしかない。
出版社は、散々ロリコン系の絵柄を広めて儲けながら、
イラストレーターのロリコン傾向は断罪する。
フィクションと実際の行為の間に線引きはあって然るべきだとしても、
TVや出版社の矛盾にも憤りを感じる。

不倫は刺激的でロマンチック?
ロリコン系の美少女が可愛い?

TV局も出版社も、汚い商売をするなら、自分らも毒を飲めよ。

趣味と、仕事の為の勉強や資料の為に、TVのドキュメンタリー番組を観る。
色々興味深い。
子供の頃は、こうした勉強に関心があまり向いていなかったのに、
余裕の無い今になって、勉強したいと思うようになるのは、人生の矛盾と言うものか。

番組を観るのに相応の時間が必要だし、重いテーマは後回しにしがちで、
気がつけば録画が溜まってしまう。
ディスクにダビングするにも、テーマによってまとめようとすると、
また更に中途半端に溜まってしまう。

でも、流石にHDの容量を圧迫しつつあり、ボチボチ整理をし始めた。

まぁ、ただダビングすれば良いというものでもなく、思った以上に時間がかかる。

そうして、ダビングして、観ないままの番組も溜まっていくんだろうなぁ。
何か工夫しないとな。

Facebookやネットニュースの合間に、デジタルコミックの宣伝が挟まれる。
ごく断片だったり、1話分くらい読めたり。

「絵」の好きな人間にとっては、デジコミの絵に感動を覚えられない。
でも、表現力や間合いの取り方、或いはセリフの切れ味に
素晴らしい才能を感じさせるマンガ家さんも一部におられて、タダ読みのお得感。

ところが、一方で、
編集部とか制作会社の指示なのか、
異世界転生ものとか、アヤカシの嫁とか、同じような設定が溢れていて、
ウンザリと言うか、情けなくなる。
不倫モラハラ夫に復讐する妻という設定も、これでもかというくらい出回っていて、
恨みがましい顔が並ぶのを見せられて嫌になる。

同じような設定ばかりだなぁと呟いたら、それは韓国の影響だとの示唆があった。
Facebookでは、ともすると嫌韓の人達がいるので、返信に困ったが、
確かに、韓流ドラマでは、家族間の恨み事がテーマになるものも多いように見える。
韓流ドラマのファンは多く、
少なからず、日本のドラマやマンガも、その路線を意識するのだろう。