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マンガ家Mの日常
その昔、マンガは優良コンテンツとされていた。
大衆紙なファッション雑誌が、無数の広告で運営されているのに対して、
マンガ雑誌には広告と言えるものが掲載されず、雑誌の代金そのもので支えられていた。
つまりは、文化の発信源として、いずれかの企業に追従しないという事。
その後、雑誌の裏表紙には小さな広告が掲載されるようになったが、影響は小さかった。

翻って、現在はどうなのだろう。

雑誌は衰退し、ネットでの配信が伸び、TVでもCMが流される。
どのような経済構造になっているのだろうか。
似たような作品が蔓延しているのは、スポンサーからのお達しだろうか。
既に見分けがつかない程、テーマも絵柄も、同じような作品が軒を並べている。
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行ったわけではありませんが。

遅い朝食を摂りながらスマホでニュースを眺めていると、
「大物マンガ家のサイン会に人が集まらず悲鳴」という記事が入って来た。
誰かと思って開いてみると、江口寿史先生。

マンガの仕事から離れて長く、現在はイラストの仕事が主体というのもあって、
ポピュラーなタイプのファンは全盛期からは減ったのだろうと思ったが、
加えて、会場が秋田県横手市の増田まんが美術館。
ここはね、萩尾望都先生のイベントの時に行ったんだけど、
東京からは遠いし、とにかく交通の便が悪い。
新幹線で大曲駅まではスムーズなんだけど、そこからの電車が数が少ないし、
駅を降りてからも、バスの本数が少なくて、逃したら、かなり歩く。
気楽に行ける所ではない。

記事によれば、
江口寿史先生自らX等で呼びかけて、
最終的には、2日間240人定員のところ、180人集まったとか。

良い美術館なんだけどね。
萩尾望都先生のイベントの時も、時間の余裕があれば常設展示を見たかったのだけど、
行くのも帰るのも大変で、鑑賞は断念した。

午後、青色申告会で税理士さんのチェックを受けて、税務署へ直行。

提出のレーンに並んでいると、少し前のご高齢のご婦人が、係員に色々質問し始めた。
パソコンでe-taxしようとして、上手く行かず、紙で提出する事にしたらしい。
記入漏れの箇所をその場で書き込んだり、他にも色々と説明を求めたり。

いや、ここは「提出のみ」のレーンなんだけど。
まぁ、2、3人しか並んでなくて、もうひとりの係員が対応してたから、
騒ぐような事でもなかったけど。
係員もちゃんと「説明会場」の方へ早めに誘導すべきだった。

こういう事があるから、私は青色申告会で税理士さんに付いてもらってる。

しかし、高齢でITに付いて行けなくなるのは、もう明日は我が身。
心を豊かに見守ろう。

昨日、サボってしまい、ズルズルとやっています。

以前にも、何故確定申告の書類作成がこうも面倒なのか、書いた事があったと思うけど、
要は、別ジャンルの作業の集まりだから。
1つの事をやって、次の違う作業にかかるとなると、頭を切り替えなければならない。
そういう作業って、成果が低い割に面倒。

家事と似ている。

雑用の山。

昨晩から、ようやくまともに着手。
ノロノロと数字に向き合っている。

これが済んだら、
本読むぞ。
映画観るぞ。

それを支えに頑張る。