映画に関する記事を書く時、Wikiを参考にするのだけど、
今作では見つからない。
近年、マーベル映画でブレーク中の才人タイカ・ワイティティが、
共同で監督、製作、脚本、出演をこなしている。
ニュージーランド、ウェリントンの古い館で暮らす
4人のヴァンパイアの生活模様をカメラクルーが入って撮影するという、
擬似ドキュメンタリー形式のホラーコメディ映画。
家事や戸締り等、生活のルールでたまに揉めたりしながらも、
夜には街に繰り出し、獲物を捉えて血を吸い、楽しく日々を過ごしている。
面倒な家事全般は「使い魔」と呼ばれる吸血鬼候補の女性に任せている。
最年長8000歳のピーターは、
ヴァンパイアハンターが館に忍び込んだ後に開いていた窓から、
陽の光を浴び、死んでしまう。
大学生のニックを吸血鬼にすると、
友人のスチューも一緒に館に来るようになり、
現役世代のIT情報を取り入れ、更に楽しさも増す。
街中を徘徊すると、狼男のグループに遭遇し、トラブルになる事も。
満月で変身した狼男達がスチューを襲い、殺してしまう。
と思ったら、スチューは狼男にしてもらって、復活。
ヴァンパイアと狼男のグループは仲良くなる。
ヴィアゴはかつての婚約者キャサリンを忘れられず、
既に老女になったキャサリンをヴァンパイアにし、館に連れて来て
幸せに暮らす。
ヴァンパイアなので、そこそこ人を殺したりもするんだけど、
全編ライトタッチで楽しく観られる。
アメリカでドラマ版が制作され、好評らしい。
観たいね〜。
今作では見つからない。
近年、マーベル映画でブレーク中の才人タイカ・ワイティティが、
共同で監督、製作、脚本、出演をこなしている。
ニュージーランド、ウェリントンの古い館で暮らす
4人のヴァンパイアの生活模様をカメラクルーが入って撮影するという、
擬似ドキュメンタリー形式のホラーコメディ映画。
家事や戸締り等、生活のルールでたまに揉めたりしながらも、
夜には街に繰り出し、獲物を捉えて血を吸い、楽しく日々を過ごしている。
面倒な家事全般は「使い魔」と呼ばれる吸血鬼候補の女性に任せている。
最年長8000歳のピーターは、
ヴァンパイアハンターが館に忍び込んだ後に開いていた窓から、
陽の光を浴び、死んでしまう。
大学生のニックを吸血鬼にすると、
友人のスチューも一緒に館に来るようになり、
現役世代のIT情報を取り入れ、更に楽しさも増す。
街中を徘徊すると、狼男のグループに遭遇し、トラブルになる事も。
満月で変身した狼男達がスチューを襲い、殺してしまう。
と思ったら、スチューは狼男にしてもらって、復活。
ヴァンパイアと狼男のグループは仲良くなる。
ヴィアゴはかつての婚約者キャサリンを忘れられず、
既に老女になったキャサリンをヴァンパイアにし、館に連れて来て
幸せに暮らす。
ヴァンパイアなので、そこそこ人を殺したりもするんだけど、
全編ライトタッチで楽しく観られる。
アメリカでドラマ版が制作され、好評らしい。
観たいね〜。
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ゲイリー・オールドマン、アーミー・ハマー主演のサスペンス映画。
ミシガン州デトロイト。
カナダ国境付近では、違法ドラッグの密輸が頻発していた。
DEA(麻薬取締局)捜査官ジェイクは、密売組織に潜入し、囮捜査中。
彼自身も妹のドラッグ中毒に悩まされていた。
「マザー」と呼ばれる密売組織の大物に接触。
大きな取引を持ちかけ、一網打尽にする計画が進行中。
建築家クレアは、彼女自身がドラッグ中毒から立ち直る中、
ひとり息子のデイヴィッドがドラッグの売人の事件に巻き込まれ、
薬物中毒に見せかけられて殺害されてしまう。
地元の探偵を雇い、息子の死の真相を突き止めようとする。
大学教授ブラウアーは、大手製薬会社ノースライトの新薬の検証を担当。
クララフロンは、従来のオキシコドン等とは異なり、
容量を守っての一定期間の服用であれば、中毒性が無い画期的な新薬として、
FDA(アメリカ食品医薬品局)の承認間近だった。
しかし、ラットを使った実験で、10日間の連続使用で中毒性を引き起こし、
後に死亡するという結果が出てしまった。
ブラウアーは大学とノースライトに報告するが、圧力を書けられる。
逡巡しながらも、全て失う覚悟で実験結果を公表。
過去のセクハラを指摘されて、大学からは終身在職権剥奪の上、解雇されるが、
ブラウアーの研究と信条を受け入れた他大学で改めて教授職を得る。
ジェイクはマザーを追い詰めるが、作戦は失敗し、逃げられる。
諦めきれずに単独で行動していると、
同じくマザーを追って来たクレアに遭遇。
クレアはマザーを射殺する。
ジェイクは発砲して来たマザーの部下を射殺し、
2人が大金を巡って仲間割れして撃ち合いになって死んだように細工し、
クレアを逃す。
実際の事件を元に創作された。
ラストベルトと言われるデトロイトがドラッグに蝕まれている。
製薬会社の強引さも恐ろしい。
マイケル・ジャクソン、プリンス、ヒース・レジャーといった
名だたる有名人が亡くなった時も、実は、違法ドラッグではなく、
合法の鎮痛剤の依存症による中毒が原因だったと言われている。
違法と合法の境目が大勢の服用者を死に導いている。
鎮痛剤では無いけれど、
日本では最近大麻グミが問題視され、取締が進んでいる。
厳しいくらいがちょうど良い。
ブラウアー、ジェイク、クレアの3人のドラマが同時進行して、
ジェイクとクレアは途中からエピソードが繋がるようになるのだけど、
ブラウアーのエピソードは他の2人とは繋がらないまま完了する。
設定を欲張り過ぎて、それぞれがやや薄まったようでもあるけど、
合法ドラッグの社会状況をまとめ上げるには必要だったのだろう。
ブラウアー役のゲーリー・オールドマンの表現力は、やはり素晴らしい。
クールな捜査官ジェイクを演じたのは、虐待問題でハリウッド追放中の美男、
アーミー・ハマー。
大作への出演オファーが目白押しだっただけに、
キャリアの中断は、部外者の映画ファンとしては残念。
今後、復帰は果たせるのか?
ミシガン州デトロイト。
カナダ国境付近では、違法ドラッグの密輸が頻発していた。
DEA(麻薬取締局)捜査官ジェイクは、密売組織に潜入し、囮捜査中。
彼自身も妹のドラッグ中毒に悩まされていた。
「マザー」と呼ばれる密売組織の大物に接触。
大きな取引を持ちかけ、一網打尽にする計画が進行中。
建築家クレアは、彼女自身がドラッグ中毒から立ち直る中、
ひとり息子のデイヴィッドがドラッグの売人の事件に巻き込まれ、
薬物中毒に見せかけられて殺害されてしまう。
地元の探偵を雇い、息子の死の真相を突き止めようとする。
大学教授ブラウアーは、大手製薬会社ノースライトの新薬の検証を担当。
クララフロンは、従来のオキシコドン等とは異なり、
容量を守っての一定期間の服用であれば、中毒性が無い画期的な新薬として、
FDA(アメリカ食品医薬品局)の承認間近だった。
しかし、ラットを使った実験で、10日間の連続使用で中毒性を引き起こし、
後に死亡するという結果が出てしまった。
ブラウアーは大学とノースライトに報告するが、圧力を書けられる。
逡巡しながらも、全て失う覚悟で実験結果を公表。
過去のセクハラを指摘されて、大学からは終身在職権剥奪の上、解雇されるが、
ブラウアーの研究と信条を受け入れた他大学で改めて教授職を得る。
ジェイクはマザーを追い詰めるが、作戦は失敗し、逃げられる。
諦めきれずに単独で行動していると、
同じくマザーを追って来たクレアに遭遇。
クレアはマザーを射殺する。
ジェイクは発砲して来たマザーの部下を射殺し、
2人が大金を巡って仲間割れして撃ち合いになって死んだように細工し、
クレアを逃す。
実際の事件を元に創作された。
ラストベルトと言われるデトロイトがドラッグに蝕まれている。
製薬会社の強引さも恐ろしい。
マイケル・ジャクソン、プリンス、ヒース・レジャーといった
名だたる有名人が亡くなった時も、実は、違法ドラッグではなく、
合法の鎮痛剤の依存症による中毒が原因だったと言われている。
違法と合法の境目が大勢の服用者を死に導いている。
鎮痛剤では無いけれど、
日本では最近大麻グミが問題視され、取締が進んでいる。
厳しいくらいがちょうど良い。
ブラウアー、ジェイク、クレアの3人のドラマが同時進行して、
ジェイクとクレアは途中からエピソードが繋がるようになるのだけど、
ブラウアーのエピソードは他の2人とは繋がらないまま完了する。
設定を欲張り過ぎて、それぞれがやや薄まったようでもあるけど、
合法ドラッグの社会状況をまとめ上げるには必要だったのだろう。
ブラウアー役のゲーリー・オールドマンの表現力は、やはり素晴らしい。
クールな捜査官ジェイクを演じたのは、虐待問題でハリウッド追放中の美男、
アーミー・ハマー。
大作への出演オファーが目白押しだっただけに、
キャリアの中断は、部外者の映画ファンとしては残念。
今後、復帰は果たせるのか?
世界的に有名な「ムーミン」シリーズの生みの親、
トーベ・ヤンソンの主に30代を描いた伝記映画。
フィンランドの首都ヘルシンキで、
高名な彫刻家を父親に持ち、芸術一家で育ったトーベ。
自らは油画に打ち込むが、イマイチ成果が上がらない。
プライドの高い父親に貶されるのに嫌気がさし、
アトリエ兼用の古い部屋を借り、一人暮らしを始める。
仲間内のパーティーで知り合った議員のアトスと不倫関係になる。
その後、絵画の展示会で知り合った美女ヴィヴィカと愛人関係になる。
戦後の荒廃期で、若者は自由恋愛を謳歌していた。
相変わらず油画では芽が出なかったが、
気晴らしで描いていた「ムーミン」の評判が良く、
アトスは政党新聞にムーミンのマンガを依頼。
ヴィヴィカはムーミンを舞台化する。
また、ヴィヴィカは市長である父親に頼んで、
トーベに議事堂の壁画(ムーミンではない)制作の仕事を当て、
経済的援助をする。
アトスは離婚してフリーになり、トーベにプロポーズする。
一旦は承諾したトーベだったが、ヴィヴィカへの思いが断ち切れず、
遣る瀬無い思いのアトスはトーベと別れる。
「ムーミン」は順調に人気を獲得し、英国の最大手の新聞とも契約。
その後、トーベはパーティーで知り合った女性トゥーリッキと意気投合し、
終生のパートナーとなる。
「ムーミン」制作秘話のようなものを期待したんだけど、
トーベの奔放な恋愛ドラマに終始した。
むしろ、トーベはそれ程「ムーミン」に肩入れしておらず、
あくまで食い扶持を得る為のお仕事。
何だかね、「ムーミン」ファンの人は見ない方が良いかもね。
Wikiを読むだけでも、トーベ・ヤンソンの詳細が深く知れる。
トーベ・ヤンソンの主に30代を描いた伝記映画。
フィンランドの首都ヘルシンキで、
高名な彫刻家を父親に持ち、芸術一家で育ったトーベ。
自らは油画に打ち込むが、イマイチ成果が上がらない。
プライドの高い父親に貶されるのに嫌気がさし、
アトリエ兼用の古い部屋を借り、一人暮らしを始める。
仲間内のパーティーで知り合った議員のアトスと不倫関係になる。
その後、絵画の展示会で知り合った美女ヴィヴィカと愛人関係になる。
戦後の荒廃期で、若者は自由恋愛を謳歌していた。
相変わらず油画では芽が出なかったが、
気晴らしで描いていた「ムーミン」の評判が良く、
アトスは政党新聞にムーミンのマンガを依頼。
ヴィヴィカはムーミンを舞台化する。
また、ヴィヴィカは市長である父親に頼んで、
トーベに議事堂の壁画(ムーミンではない)制作の仕事を当て、
経済的援助をする。
アトスは離婚してフリーになり、トーベにプロポーズする。
一旦は承諾したトーベだったが、ヴィヴィカへの思いが断ち切れず、
遣る瀬無い思いのアトスはトーベと別れる。
「ムーミン」は順調に人気を獲得し、英国の最大手の新聞とも契約。
その後、トーベはパーティーで知り合った女性トゥーリッキと意気投合し、
終生のパートナーとなる。
「ムーミン」制作秘話のようなものを期待したんだけど、
トーベの奔放な恋愛ドラマに終始した。
むしろ、トーベはそれ程「ムーミン」に肩入れしておらず、
あくまで食い扶持を得る為のお仕事。
何だかね、「ムーミン」ファンの人は見ない方が良いかもね。
Wikiを読むだけでも、トーベ・ヤンソンの詳細が深く知れる。
iPhone機種変して、このブログのアプリがクラッシュするようになった。
ネットで治し方を検索すると、
わかりやすいところではキャッシュをクリアするというのがあったので、
とりあえずやってみたけど、直らず。
再インストールするしか無いのかなぁ。面倒。
フランスのイケメンオジ様ジャン・デュジャルダン主演の
スパイコメディ映画第3弾。
レジェンドと称されるベテランスパイ、ユベール。
アフガニスタンで敵を倒して本部に凱旋帰国すると、
早速次のミッションが待っていた。
かつてフランスの支配下にあり、現在友好国のアフリカ某国で、
反政府組織がロシアと結託してクーデターを図ろうとしているらしい。
優秀な若手スパイのセルジュと共に任務に就く。
セルジュはユベールを尊敬していたが、
マイペースで時代遅れのユベールに次第に反発するようになる。
ユベールもまた、セルジュの若さに嫉妬を隠せない。
ドタバタしつつも、
何故かユベールに都合良く事が運び、任務完了。
めでたしめでたし。
フランスのエスプリ。笑える。
アフガン戦争があるって事は、時代背景は80年代くらいなのかな。
ユベールの悪びれないセクハラや人種差別に苦笑しつつも、
当時はそんなもんだったよなぁと思い返される。
ジャン・デュジャルダンの屈託の無い笑顔で全て精算されてしまう。
主要映画賞で主演男優賞を総なめにした「アーティスト」の他は、
日本でもあまり映画が公開されていないようだけど、
存在そのものの魅力で映画が成り立つ俳優は貴重。
セルジュ役は「イヴ・サンローラン」主演でセザール賞主演男優賞に輝いた
ピエール・ニネ。
そう言えば、その映画、録画してディスクにダビングしたっきり、
まだ見てなかったな。
ネットで治し方を検索すると、
わかりやすいところではキャッシュをクリアするというのがあったので、
とりあえずやってみたけど、直らず。
再インストールするしか無いのかなぁ。面倒。
フランスのイケメンオジ様ジャン・デュジャルダン主演の
スパイコメディ映画第3弾。
レジェンドと称されるベテランスパイ、ユベール。
アフガニスタンで敵を倒して本部に凱旋帰国すると、
早速次のミッションが待っていた。
かつてフランスの支配下にあり、現在友好国のアフリカ某国で、
反政府組織がロシアと結託してクーデターを図ろうとしているらしい。
優秀な若手スパイのセルジュと共に任務に就く。
セルジュはユベールを尊敬していたが、
マイペースで時代遅れのユベールに次第に反発するようになる。
ユベールもまた、セルジュの若さに嫉妬を隠せない。
ドタバタしつつも、
何故かユベールに都合良く事が運び、任務完了。
めでたしめでたし。
フランスのエスプリ。笑える。
アフガン戦争があるって事は、時代背景は80年代くらいなのかな。
ユベールの悪びれないセクハラや人種差別に苦笑しつつも、
当時はそんなもんだったよなぁと思い返される。
ジャン・デュジャルダンの屈託の無い笑顔で全て精算されてしまう。
主要映画賞で主演男優賞を総なめにした「アーティスト」の他は、
日本でもあまり映画が公開されていないようだけど、
存在そのものの魅力で映画が成り立つ俳優は貴重。
セルジュ役は「イヴ・サンローラン」主演でセザール賞主演男優賞に輝いた
ピエール・ニネ。
そう言えば、その映画、録画してディスクにダビングしたっきり、
まだ見てなかったな。
フランスの大人のラブコメ映画。
名優ダニエル・オートゥイユ、ファニー・アルダン主演。
イラストレーターのヴィクトルは60代後半となり、仕事への意欲を失い、
身なりも構わずに自宅で鬱々と暮らす日々。
リッチな精神科医である妻マリアンヌは夫に愛想をつかし、追い出す。
夫の友人フランソワと以前から不倫関係にあった。
息子のマクシムは父親を元気付けようと、
体験型アトラクション「タイムトラベルサービス」をプレゼントする。
客が行きたい時代、環境、役柄に没入できる。
ヴィクトルは25歳の時、カフェ「ラ・ベル・エポック」で、
マリアンヌと初めて出会った時の体験を選択。
自分自身で描いたイラストを元に詳細な設定を指示した。
60代後半のヴィクトルが25歳の青年を演じるのを、
周囲の俳優達がサポートする。
ヴィクトルはやくにのめり込むうちに、
マリアンヌ役の若い女優マルゴに恋をする。
1日では飽き足らず、別荘を売却して、自腹で2日間追加。
ヴィクトルの想いに気づいたマルゴは、
恋人でもある「タイムトラベルサービス」の主催者アントワーヌと相談し、
別の設定を作り上げ、ヴィクトルを我に戻そうとする。
サービスの最終日、ヴィクトルが「ラ・ベル・エポック」にいると、
そこに現れたのはマリアンヌ本人だった。
改めて、当時と今の夫への愛情を語る。
マリアンヌは当時の出来事の通りに、カフェにスカーフを落として立ち去るが、
ヴィクトルはそれをすぐには拾おうともせず、
カフェにいるマルゴに似た若い女優に目を向けるのだった。
数々の名作に出演したダニエル・オートゥイユとファニー・アルダンが
今尚元気な姿を見せてくれるのが嬉しい。
さりながら、
「タイムトラベル」というサービスの設定は、やや唐突で、無理を感じた。
全体を俳優で固めても、一般人が役になりきるのは難しいでしょ。
Wikiで見ると、2人は互いの愛情を再確認したとあるけれど、
映画のエンディングを見る限り、
ヴィクトルの方は、若い気持ちを取り戻して、若い女性に気持ちが動いてる。
まぁ、そうなるだろうなぁ。
マルゴ達が徹底的にヴィクトルを突き放していれば、
目が覚めたかもしれないけど、
ヴィクトルは、自分まだ行けそうってなっちゃった。
本国では評価が高かったようだけど、なんか微妙だなぁ。
フランスと日本とでは、中高年の恋愛観に違いがあるだろうし。
マリアンヌの不倫相手が若い男性だったりしたら、
バランス取れてたかもしれない。
名優ダニエル・オートゥイユ、ファニー・アルダン主演。
イラストレーターのヴィクトルは60代後半となり、仕事への意欲を失い、
身なりも構わずに自宅で鬱々と暮らす日々。
リッチな精神科医である妻マリアンヌは夫に愛想をつかし、追い出す。
夫の友人フランソワと以前から不倫関係にあった。
息子のマクシムは父親を元気付けようと、
体験型アトラクション「タイムトラベルサービス」をプレゼントする。
客が行きたい時代、環境、役柄に没入できる。
ヴィクトルは25歳の時、カフェ「ラ・ベル・エポック」で、
マリアンヌと初めて出会った時の体験を選択。
自分自身で描いたイラストを元に詳細な設定を指示した。
60代後半のヴィクトルが25歳の青年を演じるのを、
周囲の俳優達がサポートする。
ヴィクトルはやくにのめり込むうちに、
マリアンヌ役の若い女優マルゴに恋をする。
1日では飽き足らず、別荘を売却して、自腹で2日間追加。
ヴィクトルの想いに気づいたマルゴは、
恋人でもある「タイムトラベルサービス」の主催者アントワーヌと相談し、
別の設定を作り上げ、ヴィクトルを我に戻そうとする。
サービスの最終日、ヴィクトルが「ラ・ベル・エポック」にいると、
そこに現れたのはマリアンヌ本人だった。
改めて、当時と今の夫への愛情を語る。
マリアンヌは当時の出来事の通りに、カフェにスカーフを落として立ち去るが、
ヴィクトルはそれをすぐには拾おうともせず、
カフェにいるマルゴに似た若い女優に目を向けるのだった。
数々の名作に出演したダニエル・オートゥイユとファニー・アルダンが
今尚元気な姿を見せてくれるのが嬉しい。
さりながら、
「タイムトラベル」というサービスの設定は、やや唐突で、無理を感じた。
全体を俳優で固めても、一般人が役になりきるのは難しいでしょ。
Wikiで見ると、2人は互いの愛情を再確認したとあるけれど、
映画のエンディングを見る限り、
ヴィクトルの方は、若い気持ちを取り戻して、若い女性に気持ちが動いてる。
まぁ、そうなるだろうなぁ。
マルゴ達が徹底的にヴィクトルを突き放していれば、
目が覚めたかもしれないけど、
ヴィクトルは、自分まだ行けそうってなっちゃった。
本国では評価が高かったようだけど、なんか微妙だなぁ。
フランスと日本とでは、中高年の恋愛観に違いがあるだろうし。
マリアンヌの不倫相手が若い男性だったりしたら、
バランス取れてたかもしれない。