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マンガ家Mの日常
世界的に有名な「ムーミン」シリーズの生みの親、
トーベ・ヤンソンの主に30代を描いた伝記映画。


フィンランドの首都ヘルシンキで、
高名な彫刻家を父親に持ち、芸術一家で育ったトーベ。
自らは油画に打ち込むが、イマイチ成果が上がらない。
プライドの高い父親に貶されるのに嫌気がさし、
アトリエ兼用の古い部屋を借り、一人暮らしを始める。

仲間内のパーティーで知り合った議員のアトスと不倫関係になる。
その後、絵画の展示会で知り合った美女ヴィヴィカと愛人関係になる。
戦後の荒廃期で、若者は自由恋愛を謳歌していた。

相変わらず油画では芽が出なかったが、
気晴らしで描いていた「ムーミン」の評判が良く、
アトスは政党新聞にムーミンのマンガを依頼。
ヴィヴィカはムーミンを舞台化する。
また、ヴィヴィカは市長である父親に頼んで、
トーベに議事堂の壁画(ムーミンではない)制作の仕事を当て、
経済的援助をする。

アトスは離婚してフリーになり、トーベにプロポーズする。
一旦は承諾したトーベだったが、ヴィヴィカへの思いが断ち切れず、
遣る瀬無い思いのアトスはトーベと別れる。

「ムーミン」は順調に人気を獲得し、英国の最大手の新聞とも契約。

その後、トーベはパーティーで知り合った女性トゥーリッキと意気投合し、
終生のパートナーとなる。


「ムーミン」制作秘話のようなものを期待したんだけど、
トーベの奔放な恋愛ドラマに終始した。
むしろ、トーベはそれ程「ムーミン」に肩入れしておらず、
あくまで食い扶持を得る為のお仕事。

何だかね、「ムーミン」ファンの人は見ない方が良いかもね。

Wikiを読むだけでも、トーベ・ヤンソンの詳細が深く知れる。

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