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マンガ家Mの日常
フランスの大人のラブコメ映画。
名優ダニエル・オートゥイユ、ファニー・アルダン主演。


イラストレーターのヴィクトルは60代後半となり、仕事への意欲を失い、
身なりも構わずに自宅で鬱々と暮らす日々。
リッチな精神科医である妻マリアンヌは夫に愛想をつかし、追い出す。
夫の友人フランソワと以前から不倫関係にあった。

息子のマクシムは父親を元気付けようと、
体験型アトラクション「タイムトラベルサービス」をプレゼントする。
客が行きたい時代、環境、役柄に没入できる。
ヴィクトルは25歳の時、カフェ「ラ・ベル・エポック」で、
マリアンヌと初めて出会った時の体験を選択。
自分自身で描いたイラストを元に詳細な設定を指示した。
60代後半のヴィクトルが25歳の青年を演じるのを、
周囲の俳優達がサポートする。

ヴィクトルはやくにのめり込むうちに、
マリアンヌ役の若い女優マルゴに恋をする。
1日では飽き足らず、別荘を売却して、自腹で2日間追加。
ヴィクトルの想いに気づいたマルゴは、
恋人でもある「タイムトラベルサービス」の主催者アントワーヌと相談し、
別の設定を作り上げ、ヴィクトルを我に戻そうとする。

サービスの最終日、ヴィクトルが「ラ・ベル・エポック」にいると、
そこに現れたのはマリアンヌ本人だった。
改めて、当時と今の夫への愛情を語る。

マリアンヌは当時の出来事の通りに、カフェにスカーフを落として立ち去るが、
ヴィクトルはそれをすぐには拾おうともせず、
カフェにいるマルゴに似た若い女優に目を向けるのだった。


数々の名作に出演したダニエル・オートゥイユとファニー・アルダンが
今尚元気な姿を見せてくれるのが嬉しい。

さりながら、
「タイムトラベル」というサービスの設定は、やや唐突で、無理を感じた。
全体を俳優で固めても、一般人が役になりきるのは難しいでしょ。

Wikiで見ると、2人は互いの愛情を再確認したとあるけれど、
映画のエンディングを見る限り、
ヴィクトルの方は、若い気持ちを取り戻して、若い女性に気持ちが動いてる。
まぁ、そうなるだろうなぁ。
マルゴ達が徹底的にヴィクトルを突き放していれば、
目が覚めたかもしれないけど、
ヴィクトルは、自分まだ行けそうってなっちゃった。

本国では評価が高かったようだけど、なんか微妙だなぁ。
フランスと日本とでは、中高年の恋愛観に違いがあるだろうし。
マリアンヌの不倫相手が若い男性だったりしたら、
バランス取れてたかもしれない。
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