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マンガ家Mの日常
再び熱帯夜シアター。(注/ネタバレあり)
ジムで2時間レッスンを受けた後だったので、熟睡出来るかと思ったが、
酷暑のパワーが勝っていた。

童話の後日談という形のダークファンタジー。
冒頭、物語の舞台となるヨーロッパ山間地の広大な自然が映される。
山林を分け入り、川を渡ると、その村に辿り着く。
雄大な光景をもう少しじっくり見せて欲しい気がするのだが、
画面は性急に移動する。
所謂、上映時間の都合なんだろう、全体的に編集がちょっと慌ただしい。
良い作品なので、もう少し時間を取っても良かったんではなかろうか。

山間の小さな村には人狼伝説があり、
村人は定期的に家畜を生け贄として捧げている。
ところが、今回は少女が殺された。
人狼は村人のひとりとして姿を潜めているらしい。
この辺りを推理ドラマ的にもう少し踏み込んで描いても
面白かったんじゃなかろうか。
観客に推理する余裕を与えてやって欲しい。
その方が、いざという時のドキドキ感が増す。

人狼の正体は主人公(赤ずきん/ヴァレリー)の父親だった。
恋人ピーターが人狼ではないかと疑ったヴァレリーは
ピーターをナイフで刺し、殺そうとする。
しかし、本当の人狼が判明し、ヴァレリーはピーターと協力して父親を殺す。
ところが、戦いの最中、ピーターは父親に噛まれてしまう。
人狼に噛まれた者はやがて人狼になるので、殺さなければならない。
でも、ヴァレリーはついさっきピーターを疑った手前もあり、
そんな自分を助けようとしてくれたピーターを見逃し、
やがて森の奥の小屋で子供を作る。
...おいおい。

かくして村人の戦いの甲斐無く、人狼はヨーロッパ中に蔓延り続けるのであった。

「トワイライト」の前哨戦みたいな感じ。
相変わらず、主人公をイケメンふたりで取り合ってるし。
でも、アマンダ・セイフライドはちょっと目の位置が離れてる。

母親役のヴァージニア・マドセンが、村にそぐわぬ美女だ。
この人、一時期かなり太ってオバちゃん路線になりかけてヤバかったけど、
美しさを取り戻してくれて良かった。



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