途中まで手を付けた映画が地味だったので、
ロードショー的な、いかにも映画、と言う映画にしてみる。
「ダウントン・アビー」「ボードウォーク・エンパイア」に続き、
こちらも1920年代が舞台の作品。
第1次と第2次世界大戦の狭間で、欧米は歴史的バブルだったのね。
映像のゴージャスさは十分以上だったけど、作品は期待してたのと少し違った。
監督がバズ・ラーマンで、
「ロミオ+ジュリエット」「ムーランルージュ」等、過去の作品を思い起こせば
こういう舞台劇のような、模造品のような作りになるんだろうけど、
ハリウッドでもそう度々企画出来る規模の作品ではないし、
前のロバート・レッドフォード主演の映画からは40年の隔たりがあって、
今の世代にはこれが「ギャツビー」になってしまうのだから、
もっとスタンダードな作りで見たかった。
映像が色彩を強調する処理が施されていて、
舞台装置と相まって、良くも悪くもディズニー映画のようだった。
敢えてそう言う異次元世界みたいな空間にしたんだろう。
そのせいか、狂言回しのニック役のトビー・マグワイアが
ディズニーの「ピノキオ」のコオロギに見えて仕方無かった。
ドングリ眼が似てるのかな。
レオナルド・ディカプリオのギャツビーは、
もっとゴージャスな男性をイメージしてたんだけど、
どちらかと言うと「タイタニック」の青年のような繊細な雰囲気だった。
ギャツビーの人生を思えばその役作りが正解なのかな。
このふたりはともかく、
ヒロインのデイジーはどうしてこんなつまんない女なんだっ!
デイジー役のキャリー・マリガンは団子っ鼻で、おぼこくて垢抜けない。
ギャツビーも製作者も、どうしてこの女を選んだんだ!?
原作を読んでいないんで、そこんところがしっかりとは分からないんだけど、
そう言うつまんない女の為に人生を棒に振った男の悲劇なんだろうか。
ロバート・レッドフォード版ではミア・ファローで、
それも確かにビミョーだよね。
デイジーの夫トム役のジョエル・エドガートンも、威厳の無い顔立ちでイマイチ。
オーストラリアの監督だから、オーストラリアの俳優を使いたかったのかな。
もっと素直にハリウッドのゴージャスな俳優にしてくれた方が良かった。
配役も作品全体も、子供騙しとまでは言わないけど、
若い子向けな安い感じだった。
ギャツビーの生い立ちについては回想シーンが何度か入るんだけど、
それももうちょっとスマートな作り方って出来なかったのかな。
ニックのモノローグで語られる作りになっているけど、
説明的になるのが少し気ぜわしい。
長い原作を映画にしようとすると、どうしてもあちこちで無理が出る。
製作者にとっても観客にとっても、納得いく作品にする為には
もうちょっと上映時間を長くしても良かったんじゃないかな。
まぁ、この企画と配役では厳しいかもだけど。
せっかくの企画だったのが、随分もったいない出来になってしまった。
見応えあるのはセットと衣装だけ。
ただ、やはり細部までの完璧なこだわりは素晴らしくて、
自分のやるべき仕事に対して、前向きな影響を受ける。
ロードショー的な、いかにも映画、と言う映画にしてみる。
「ダウントン・アビー」「ボードウォーク・エンパイア」に続き、
こちらも1920年代が舞台の作品。
第1次と第2次世界大戦の狭間で、欧米は歴史的バブルだったのね。
映像のゴージャスさは十分以上だったけど、作品は期待してたのと少し違った。
監督がバズ・ラーマンで、
「ロミオ+ジュリエット」「ムーランルージュ」等、過去の作品を思い起こせば
こういう舞台劇のような、模造品のような作りになるんだろうけど、
ハリウッドでもそう度々企画出来る規模の作品ではないし、
前のロバート・レッドフォード主演の映画からは40年の隔たりがあって、
今の世代にはこれが「ギャツビー」になってしまうのだから、
もっとスタンダードな作りで見たかった。
映像が色彩を強調する処理が施されていて、
舞台装置と相まって、良くも悪くもディズニー映画のようだった。
敢えてそう言う異次元世界みたいな空間にしたんだろう。
そのせいか、狂言回しのニック役のトビー・マグワイアが
ディズニーの「ピノキオ」のコオロギに見えて仕方無かった。
ドングリ眼が似てるのかな。
レオナルド・ディカプリオのギャツビーは、
もっとゴージャスな男性をイメージしてたんだけど、
どちらかと言うと「タイタニック」の青年のような繊細な雰囲気だった。
ギャツビーの人生を思えばその役作りが正解なのかな。
このふたりはともかく、
ヒロインのデイジーはどうしてこんなつまんない女なんだっ!
デイジー役のキャリー・マリガンは団子っ鼻で、おぼこくて垢抜けない。
ギャツビーも製作者も、どうしてこの女を選んだんだ!?
原作を読んでいないんで、そこんところがしっかりとは分からないんだけど、
そう言うつまんない女の為に人生を棒に振った男の悲劇なんだろうか。
ロバート・レッドフォード版ではミア・ファローで、
それも確かにビミョーだよね。
デイジーの夫トム役のジョエル・エドガートンも、威厳の無い顔立ちでイマイチ。
オーストラリアの監督だから、オーストラリアの俳優を使いたかったのかな。
もっと素直にハリウッドのゴージャスな俳優にしてくれた方が良かった。
配役も作品全体も、子供騙しとまでは言わないけど、
若い子向けな安い感じだった。
ギャツビーの生い立ちについては回想シーンが何度か入るんだけど、
それももうちょっとスマートな作り方って出来なかったのかな。
ニックのモノローグで語られる作りになっているけど、
説明的になるのが少し気ぜわしい。
長い原作を映画にしようとすると、どうしてもあちこちで無理が出る。
製作者にとっても観客にとっても、納得いく作品にする為には
もうちょっと上映時間を長くしても良かったんじゃないかな。
まぁ、この企画と配役では厳しいかもだけど。
せっかくの企画だったのが、随分もったいない出来になってしまった。
見応えあるのはセットと衣装だけ。
ただ、やはり細部までの完璧なこだわりは素晴らしくて、
自分のやるべき仕事に対して、前向きな影響を受ける。
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