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マンガ家Mの日常
日常生活の中で、心底からの大声を出せる事なんて、無い。
たまには大声をあげられたら、ストレス発散にもなるだろう。
ロックのコンサート会場では、かなり大声を出せる。
U2のコンサートでは、人前で泣ける。


これはそういう話ではない。

人生で、
本当に泣き叫ぶというのは、まだ経験が無い。


先日、お子さんを亡くされた方の事について書いた。
その後、ご主人がその時の状況についてもう少し詳しく書いて、Facebookに投稿。

地域によっては7月がお盆の場合もあるので、
おそらく、ご主人の実家のある都市に家族で里帰りしていたらしい。
そして、悲劇は突然訪れた。
早朝5時頃、お子さんが動かないのに気づいた奥様が泣き叫んで、ご主人も慌てて起きた。
動揺しながら、救急センターに電話。
医療者がすぐ駆けつけ、蘇生を試みるも、
既に死後硬直が始まっていて、どうにもならない。
病院に搬送され、死亡時刻は午前2時頃と予測された。
出生地ではない場所での死亡なので、警察による聴取と司法解剖が行われた。
結果は、やはり、乳幼児突然死症候群と診断された。
ご主人はご遺体を自宅に搬送しようとしたが、
奥様が、自宅近くでの火葬は辛過ぎるとの事で、その都市で火葬。
葬儀は行われず。
僅か2ヶ月の人生だった。



乳幼児突然死症候群は、よくあるケースで、まだ原因もはっきりしていない。
勿論、誰にも責任は無い。

でも、そんな事を言ったところで、ご家族の悲しみが軽減されるわけではない。

泣き叫ぶ。

その状況を前にしたら、
他に何も出来ない。

泣き叫ぶ。

心底からの嘆き。
心が壊れそうだ。

やはり、心のうちの悲劇の深さが想像つかない。


奥様の実家のご両親がすぐに駆けつけ、身の回りの事はしてもらえている。
でも、目の前にいる3人の子供達は、やはり母親を必要としている。
その子達の為にも、平静さを取り戻すしかない。

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