放送開始から間もなく、熊本の大地震発生で、報道が画面に大きく入り、
その後も地震の速報の字幕が入る等続いた為、気になって、ドラマに集中出来ず、
数話見終わっても、何となくドラマに入り込めずにいる。
感情移入しきれていないのは、
特定の主人公が設定されていないという構造にも原因はあるのかもしれない。
一応ダルタニアンが中心ではあるのだけど、
主人公というよりは、狂言回し的な立場にあるように見える。
とは言え、やはり見所十分。
現代向けに色々作り込まれているんだろうけど、
それぞれの衣装が良い。つい衣装に目がいく。
これぞ、コスチュームもの。
ルイ13世と側近のリシュリュー枢機卿の政治的駆け引きと、
銃士隊と新入りのダルタニアンの活躍は、説明するまでもない。
こうして見ていると、銃士隊って、日本の新撰組に通じるものがあるなぁ。
見ようによっては、「ゴレンジャー」とかの元祖?
「特攻野郎Aチーム」にも共通する。
頼れるリーダーのアトス、イケメンのアラミス、力持ちのポルトス、
という三銃士と、新米のダルタニアンという人物構成は、
その後のあらゆる活劇物に影響を及ぼしただろう。
さすが、文豪アレクサンドル・デュマ。
(原作の人物設定はもっと複雑なようだけど。)
加えて、「三銃士」という訳語を作った翻訳家も凄い。字面も音の響きも良い。
タイトルからイメージが増幅されて良い作品に発展していく事がままあるのです。
今暫くは推移を見守って行こう。
余談だけど、大和和紀先生の「アラミス’78」とか、懐かしいね。
今から38年前の作品って事かぁ...。
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