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マンガ家Mの日常
TV番組表をチェックしていた時に、ふと目に留まって、とりあえず録画予約。
単純なコメディ映画だったけれど、楽しく観れた。


優秀な弁護士モリーは、大学時代のパリピ生活から抜け出せず、お酒で失敗。
超重要案件の裁判に遅刻して、事務所の所長ブレンダからクビを宣告される。

その折、ブレンダは息子エリオットの事で頭を悩ませていた。
数年前父親が病死して以来、引きこもり生活となり、
やっと入学した大学では、アメフトのスター選手ディミトリアスに大怪我をさせ、
早くもダメ男の烙印を押されてしまった。
ブレンダはモリーが同大学の卒業生と知るや、息子のサポートを依頼。
偽の身分証を作り、2ヶ月間大学生として潜入させる。
エリオットが無事に大学生活を送れるようになったら、事務所への復職を約束。

モリーはパリピ仲間のポーリーを誘って大学へ再入学。
強引にエリオットと友達になると、
ディミトリアスには、大学構内の不備を指摘して高額な賠償金請求を提案。
最初の大問題を片付ける。

エリオットは学生寮の隣室のリンジーに恋するが、それによって、
リンジーのBFで社交クラブのボスに目をつけられてしまう。
モリーはボスグループにパーティーゲームで挑戦し、見事勝利。
エリオットは社交クラブへの入会を認められ、リンジーとも急接近。

全て順調に進み、ミッションクリアと思えたが、
ボスの姉がモリーの大学時代のライバルで、
姉弟でモリーとエリオットを罠にかけて失脚させようと目論む。
姉弟は他大学のマスコットを誘拐し、モリーとエリオットに罪を被せる。
しかし、ポーリーが監視カメラ映像を手に入れ、裁判は逆転勝利。

再入学によってポーリーは学問への情熱を取り戻し、学士号取得を目指す。
モリーはエリオットの幸せそうな様子を見送る。


社交クラブのイジメや馬鹿騒ぎのパーティー等々、
使い古されたシチュエーションではあるが、
スパッとしたモリーのキャラクターと、テンポの良さで、楽しく観れた。
エリオットの成長する様子もほのぼのとして良い。
ありきたりと思われるモチーフこそ、細部の工夫に制作陣の力量が問われる。
ただのお気楽学園コメディだとしても、
だからこそ、気楽に観て楽しめる映画には価値がある。
戦争や差別を描いた大作は重要だけど、毎日毎日残虐行為に嘆いてもいられない。

モリーを演じたブリット・ロバートソンがチャーミング。
2枚目半の可愛らしさと共に、おマヌケな演技も上手い。
これまであまり大きな役は演じていないようで、
「FBI:FEDS」の出演者だというのも、Wikiで気付かされたくらいで、
印象に残っていなかった。
これから、コメディ映画で思いっきり羽を伸ばして活躍して欲しい。

エリオット役のタイ・シンプキンスは、3歳から子役として活躍。
シリアスさを含んだ顔立ちで、期待の若手。

コメディ映画の復権を祈る!

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