フェルメールの贋作で知られるハン・ファン・メーヘレンの伝記映画。
始めに言っとく!
メーヘレンの下手な絵が、どうしてフェルメールと誤認されたのか!
冗談はやめて欲しい!
映画としては、ラブロマンスの方が中心になっている。
オランダ出身の画家メーヘレンは、やっと個展が開かれようとした矢先、
支援者でもあるブレディウス教授の若妻ヨーランカと不倫。
怒り狂ったブレディウスはメーヘレンを酷評し、画壇から追い落とす。
同じ時期、メーヘレンは友人の画商テオと組んで、
ハルスの贋作を手がけ、大金を手にするようになっていた。
フェルメールの専門家として地位を築いたブレディウスに復讐を企む。
自分が描いたフェルメールを認めさせた直後に、贋作だとバラす計画を立てる。
しかし、ヨーランカがブレディウスと離婚して、メーヘレンの元に来た事から
復讐を思いとどまる。
すると、贋作のフェルメールは、ナチスのゲーリング元帥が購入。
終戦後、至宝とも言えるフェルメールの絵をナチスに売った売国奴として
裁判にかけられるが、それらはメーヘレンによる贋作で、
メーヘレンは裁判中に贋作を描いて見せる事で、無罪を証明しようとする。
使用された古いキャンバス地の元の絵をX線で調べるなどして、
ようやく贋作と証明され、名誉を回復する。
詐欺罪で禁固刑1年を言い渡され、その1ヶ月後に他界。
メーヘレンは、フェルメールの画題の移行期のミッシングリンクを狙って、
それっぽい宗教画を描いた。
鑑定を誤魔化すべく、絵の具に細工を施すなどの実験を重ねた。
テオは、没落貴族から絵を手に入れたように話を作った。
しかし、それでも、勘弁して欲しい。
構図はダサいし、マチエールも美しさにかける。
全くの素人であるメーヘレンの前妻の息子でさえ、違いに気づいたというのに。
何故、大勢が騙されたのだろう。
第2時世界大戦に突入する、きな臭い時代に疲弊した人々は、
寡作のフェルメールの隠れた名作が世に出たというような、
神話とも言えるロマンに浸りたかったのだろうか。
邦題もちょっと無理がある。
メーヘレンはなんとなくセコくて、小物感がしっかりある。
ヨーランカも、メーヘレン自身の絵は個性も創造性も無いと断言した。
そのメーヘレンに、ヨーランカは何故なびいたんだろうか。
それも謎。
裁判で、贋作と証明されたら、売買の代金の殆どを変換するよう言い渡された。
メーヘレンが「同じ絵なのに。」というと、
裁判長が「フェルメールとメーヘレンの差だ。」と言い放ち、
メーヘレンは愕然とする。
駄作をフェルメールと信じ込み、大金を支払った方が悪いんだけどね。
始めに言っとく!
メーヘレンの下手な絵が、どうしてフェルメールと誤認されたのか!
冗談はやめて欲しい!
映画としては、ラブロマンスの方が中心になっている。
オランダ出身の画家メーヘレンは、やっと個展が開かれようとした矢先、
支援者でもあるブレディウス教授の若妻ヨーランカと不倫。
怒り狂ったブレディウスはメーヘレンを酷評し、画壇から追い落とす。
同じ時期、メーヘレンは友人の画商テオと組んで、
ハルスの贋作を手がけ、大金を手にするようになっていた。
フェルメールの専門家として地位を築いたブレディウスに復讐を企む。
自分が描いたフェルメールを認めさせた直後に、贋作だとバラす計画を立てる。
しかし、ヨーランカがブレディウスと離婚して、メーヘレンの元に来た事から
復讐を思いとどまる。
すると、贋作のフェルメールは、ナチスのゲーリング元帥が購入。
終戦後、至宝とも言えるフェルメールの絵をナチスに売った売国奴として
裁判にかけられるが、それらはメーヘレンによる贋作で、
メーヘレンは裁判中に贋作を描いて見せる事で、無罪を証明しようとする。
使用された古いキャンバス地の元の絵をX線で調べるなどして、
ようやく贋作と証明され、名誉を回復する。
詐欺罪で禁固刑1年を言い渡され、その1ヶ月後に他界。
メーヘレンは、フェルメールの画題の移行期のミッシングリンクを狙って、
それっぽい宗教画を描いた。
鑑定を誤魔化すべく、絵の具に細工を施すなどの実験を重ねた。
テオは、没落貴族から絵を手に入れたように話を作った。
しかし、それでも、勘弁して欲しい。
構図はダサいし、マチエールも美しさにかける。
全くの素人であるメーヘレンの前妻の息子でさえ、違いに気づいたというのに。
何故、大勢が騙されたのだろう。
第2時世界大戦に突入する、きな臭い時代に疲弊した人々は、
寡作のフェルメールの隠れた名作が世に出たというような、
神話とも言えるロマンに浸りたかったのだろうか。
邦題もちょっと無理がある。
メーヘレンはなんとなくセコくて、小物感がしっかりある。
ヨーランカも、メーヘレン自身の絵は個性も創造性も無いと断言した。
そのメーヘレンに、ヨーランカは何故なびいたんだろうか。
それも謎。
裁判で、贋作と証明されたら、売買の代金の殆どを変換するよう言い渡された。
メーヘレンが「同じ絵なのに。」というと、
裁判長が「フェルメールとメーヘレンの差だ。」と言い放ち、
メーヘレンは愕然とする。
駄作をフェルメールと信じ込み、大金を支払った方が悪いんだけどね。
PR
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック