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マンガ家Mの日常
イタリア映画。
ずっとイタリア映画から遠ざかっていて、
と言うか、メジャーな映画が作られていないのかな、
最近のイタリアの俳優に馴染みが無くなってしまった。


仲良しの中年男女、夫婦3組と男性ひとりがホームパーティで集まり、
月蝕を見ながら食卓を囲む。
夫婦でスマホを見せ合えるか、という話題になり、
皆が食卓にスマホを置いて、
その時間内に来たメッセージやメールを公表するとしたゲームを始める。

レレは毎晩10時頃に愛人からメールが来る習慣になっていて、
妻にバレないように、独身のペッペに肩代わりしてもらうべく、
ペッペとスマホを交換する。
しかし、逆にレレがペッペの恋人からきたメッセージを披露する事になり、
ペッペの恋人が男性で、同性愛だと皆に知られる結果になる。
レレの妻カルロッタはネット不倫中。

ロッコには外出中の娘ソフィアから電話が入り、
思春期のソフィアが母親エヴァに信頼を置いていない事等が会話に出て、
エヴァはショックを受ける。

新婚のコジモには、愛人から妊娠を知らせるメールが届く。
妻のビアンカはコジモに別れを告げるが、別れきれない。
愛人の妊娠に怒ったのはビアンカだけではなかった。
エヴァもコジモと付き合っていた。
解散後も、エヴァとコジモは「会いたい。」とメッセージを送り合う。


イタリアだから? 皆が浮気してる? かどうかは分からないけど、
夫婦であっても、携帯は個人の秘密に納めておく方が安全という事ね。
恋愛の他にも、様々な家族の問題が露見する。
原題「Perfetti Sconosciuti」は英語にすると「Perfect Strangers」で、
「全く見知らぬ人」となるかな。
ネットで見ると、邦題が「おとなの事情」とされたのは、
色々気まずい事があっても、無かった事として済ますのが大人のやり方、
という意味合いが込められているという意見もあった。
成る程ねぇ。

殆どがホームパーティの室内での出来事なので、
舞台劇の映画化なのかなと思ったけど、そうでもないらしい。
動きは少ないけど、退屈ではない。
上映時間も長くはないし、テンポ良く見られる。


我が身を振り返れば、携帯を他人に見せるなんて絶対に出来ないね。
フィリップと付き合っていた時、
「写真を共有しよう。」と言われたけど、
やり方がよく分かっていなかったのと、
見せたくない写真も多数あったので、断った。
そりゃまぁ、不信感持たれるよね。
仕方ない。
でも、そういうのはやり過ごしてくれ。

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