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マンガ家Mの日常
国会解散、総選挙と、
都議会閉会で、小池百合子都知事がどう動くかが焦点となっている。

小池都知事が代表として新しく組織した「希望の党」は、
女性初の総理を狙う小池さんの「野望の党」などと揶揄されてもいる。
そういう面は無きにしも非ずなのかもしれないけれど、
穿った見方から離れれば、とても画期的な事だと言える。

「女性初の総理」という事が、本当に意味するところは何か。

小池さんが歴史に名を残す、それは瑣末な話。

人口のほぼ半数を占める「女性」という人々が、
差別の軛をまた一つ外す、重要な歴史的転換点でもある。
戦後の女性参政権獲得に匹敵する、100年に一度の偉業かもしれない。

政府が果たすべき役割は無数にあって、
まずは国民の生活の安定が第一。
かつての民主党政権が経済政策で機能しきれなかったように、
小池さんが総理になったとして、経済が好転するかどうかは不透明。
もしかしたら、失敗するかもしれない。

でも、そうしたマイナス要素を見越しても、
「女性初の総理」に挑戦する意義はとてつもなく大きい。

1000年続いた男尊女卑の呪縛を拭い、日本の女性の意識を動かすだろう。

それは、暴力や貧困を打破する工程でもある。


常に目の前に横たわる経済の問題。
それを無視する事は出来ないけれど、
有権者として、マクロな視点で物事に臨む姿勢を示しても良い。


ただね、やっぱり、希望の党も民進党も、
お金の匂いがしないんだよね、良くも悪くも。
財界との結びつきが薄いというのは、長所でもあり、短所でもある。
財界の協力が無ければ動かせない物事も多くある。

リッチでいたい人達は、お金の匂いのする自民党にくっつくだろうな。

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