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マンガ家Mの日常

様々なきっかけで、友人が出来たり、離れたり。


ここ20年近く会っていなかった、かつての友人を
とある場所で見かけた。

彼女と直接何かあったわけでは無かったのだけれど、
周囲のゴタゴタがあって、気まずくて連絡を取りづらくなり、音信不通に。
もう友人と言える関係では無い。

その場にいた他の人に言われるまで、彼女に気がつかなかった。
言われても、ちょっと戸惑うくらい、随分印象が変わっていたのだった。

20年という歳月のせいでは無い。

雰囲気?ファッション?
そういったもの。

当時はオシャレに時間とお金を注ぎ込むタイプで、
ピンクハウスを中心に、ヒラヒラした可愛い服を着ていて、それが似合っていた。
髪型や小物類も、合わせて可愛くまとめていた。

ところが、今回見かけた姿は、
髪型も服装も、何故かおばさん臭くてイケていなかった。

どうしてだろう?
彼女に何があったのか?

顔そのものが老けているというのではなく、
何かの要素が消耗してしまったような印象。
オシャレに関心がなくなったのだろうか。

せめて、あのおばさんパーマは止めて。
何故あの髪型をチョイスした?
センスの無いスタイリスト、ヘアサロンを変えよう。

表情からも、かつての溌剌さが伺えない。


毎日鏡を見ていても、日々の変化は自分では分かり難い。
彼女自身には変わったという自覚はあるや無しや。
20年経って、彼女にも、私は別人のように変わったと見えるのだろうか?

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