忍者ブログ
マンガ家Mの日常
かろうじて初日のチケットは何とか手元に収める事が出来た。

マジソン・スクエア・ガーデン2日目のチケットは、
プレセールでジェニファーが購入してくれていたので、着いた日に受け取れた。

その次、ニュージャージーのチケットは、
転売サイトで値下がりしていたのをティナに連絡していて、
それで購入を決めていた筈だったのに、手付かずで、
そのうち、安いチケットは売れて、ジワリと値上がりしてしまった。
でも、何千円が上がり下がりしたところで、チケットが無くてはどうしようもない。
もう、それを伝えるしか気力が残っていなかった。
ティナはまた少し下がったところで購入したしてくれた。
申し訳ないという気持ちと、引っ越しで忙しかったから仕方なかったという気持ちの両方が
綯交ぜになっているのが分かる。
しかし、万が一到着が間に合わなかったら、それもまたどうしようもない。
到着まで気が気ではない。

果たして、
ニュージャージーのチケットは連絡されていた日程に、ジェニファーのアパートに届いた。
しかし、その直前にティナからメッセージがあって、
アパートの部屋番号が間違っている、との話だった。
売り手が入力ミスしたのかもしれない。
メッセージが届く直前、同宿のジェニファーの友人(同じジェニファーという名前)から、
「ジェニファーはチケットを受け取りに行つつった。」と言われていて、
もしや、と思ったら、やはり、送り先ミスでupsのオフィスに行ってくれていたのだった。

受け取りがギリギリの場合、こういうミスが命取り。
ジェニファーにも手間をかけさせてしまった。

色々何とも言いようが無い。

でも、とりあえずニュージャージーのチケットは届いた。

他の事を考えるのは後にしよう。

iPhoneから送信
PR

チケット受け取りの話の続き。

ティナから、ホワイトプレーンズまでチケットを受け取りに行くように指示された。
明日なら日中動けるが、今晩中でなければ、売り手は他の人に売りたいと考えている、とか。
そう言われては仕方ない。
6時のナンバーチェックを済ませて、挨拶もそこそこにその場を去る。

NYの地下鉄路線は複雑。東京とどっちがどうとも言えない。
ペン駅、グランドセントラル駅は、東京、大手町、渋谷、新宿といった駅に匹敵する。
メトロの他に近距離、遠距離の列車やバスも出ている。
メトロからの繋ぎの歩道も長い。
正直、手元にある路線図では、ペン駅からグランドセントラル駅まで
どう行くのが最短なのか、よく分からない。
一旦42st駅まで戻って、乗り換え。
降りた途端に、メチャクチャな混雑と、広いコンコースに悩まされる。
慌てて、職員を捕まえて尋ねる。
グランドセントラル駅になんとかたどり着いても、発着所も何もわからない。
再び職員を捕まえて、ガチガチに尋ねる。
必死さが伝わったのか、丁寧に案内してくれた。
ようやく目当ての列車に乗る。
不安なので、出発時間前に車掌に行き先の確認をする。
万が一乗り間違えてたら、もうアウト。
不安を抱えて1時間、列車は郊外をひた走る。
見知った光景など無い。

指定された駅で降りて、売り手に電話するが、応答が無い。
ティナとメッセージでやり取りして、伝言して貰う。
駐車場で車の中で待っていたらしい。
やっと遭遇。
お金持ちを手渡してチケットを受け取る。

これでひとまず安心。
ここからまた1時間かけてNYに戻らなければならない。
今日のナンバーチェックの担当で、4時間
マジソン・スクエア・ガーデンにいなければならなかったので、
ジェニファーが折り畳み式の簡易椅子を貸してくれていた。
それをずっと持って回っていて、段々と重さがこたえる。
込み入ったメトロ構内を移動する時、邪魔になる。

何とかジェニファーのアパートに帰り着いたのが夜の10時。
くたびれ果てた。

iPhoneから送信

昨夜、無事初日完了。

前回と今回の2部構成のアルバムは比較的静かなトーンの曲が多いのですが、
コンサートではセットリストの組み方がいつもながら見事で、
後半に進むに連れて、盛り上げ方が極まって来る。
既に、長いキャリアの中での歴史的な代表曲を殆ど外しても、
ファンのエキサイトに水を差す事は無い。

セカンドステージのセットの正面に位置取り。
メインステージはほぼ見えないけれど、
セカンドステージに彼等が来ると、手が届きそうな程近い距離で、
プライベート・ショーを見ている気分になる。

そして、ラリーからネーム入りのドラムスティックを手渡しで貰う!
今まであまりそういう事をしないバンドだったけど、
今回のツアーでは割と沢山配っているみたい。
とにかく、必死でアピールするのが、お宝を確保する唯一の秘訣。
親鳥は一番必死で大口を開けている雛鳥の口から順番に餌を入れる。

今、NY2日目の並び。
もうすぐ入場。

iPhoneから送信

チケット受け取りの話はひとまず横に置いて、

NY マジソン・スクエア・ガーデン初日!

私のツアー初日!

緊張。

とにかく、
この時の為に頑張った!

25日夜のコンサートの為に、
22日深夜に整理番号16番を取って、
キープする為に、
23日、24日はあさと晩のチェックに通って、
25日朝、やっとリストバンド配布。

そして、夜8時、もしくは8時半からスタートするコンサートの為に、
夕方4時から並んでいる。

やはり、生のコンサートは良い場所で見なければならない。
その為の苦労は価値がある。

iPhoneから送信

コンサートの初日は2日午後に迫っている。
なのに、チケットが無い。
とっくにあって良いはずだったのに。

とにかく、ティナは何とかする、と言う。

前の晩の深夜からGAの番号を取って、朝のチェックを済ませて、
午後2時から6時まで、来た人たちに番号を割り振る当番を務める。
6時に夕方のチェックがあるので、チェックを済ませてそのまま帰宅出来る。
すると、5時半頃にティナからメッセージが入り始めた。
初日のチケットの売り手と連絡が付いて、NY郊外のホワイトプレーンズまで、
私が直接現金手渡しでチケットを受け取りに行くように、どの事。
その金額とその手順のチケットの話は、以前ティナから聞いていた。
私はそれでOKしたので、てっきり話にはずっと前に付いていたと思っていたが、
実は今日の今日まで連絡はしてなかったらしかった。

ホワイトプレーンズ?
ティナによると、グランド・セントラル駅でから1時間くらいの駅。
そこで7時晩の待ち合わせで、と言われた。
えっ?

まず、6時のナンバーチェックにはいなければならない。
それからグランド・セントラル駅に移動して、列車に乗り換えてたら、7時半に間に合うとは思えない。
で、それより少し遅くしてもらうよう売り手に伝えてもらったけど、
それでも、慣れない街での移動には自信が無い。
迷ったりしてる時間だって必要。

しかし、なんと、夜9時には.ホワイトプレーンズからNYへの帰りの列車が無くなると言う。
なんだって??

そんなこんなのメッセージのやり取りに大慌てで、
残りの時間、当番を別の人に任せっきりになってしまった。
なんだか無責任な醜態を晒して、みっともない。

でも、初日のコンサートに入場する為には、とにかくチケットを受け取りに行くしか無い。

(続く。)

iPhoneから送信