早朝、ネットニュースに驚く。
旧名の「ささやななえ」が馴染み深い。
小細胞肺がん。74歳。
世に言う「花の24年組」の1人。
少女マンガの世界を彩った可憐な花から、花びらが1枚抜け落ちた。
萩尾望都先生、山岸涼子先生ら、親交深い先生方の失意が寂しさを増幅させる。
「ダートムーアの少年」
「若葉の頃」
「あほんだら」
「りぼん」時代の叙情性豊かな作品が懐かしい。
随分前に、秋田書店の会長さんの葬儀でお姿をお見かけした。
社交に図々しくなれた今の自分なら、一言話かけられたかもしれないけど、
残念ながら機会を逸した。
ご冥福をお祈りします。
旧名の「ささやななえ」が馴染み深い。
小細胞肺がん。74歳。
世に言う「花の24年組」の1人。
少女マンガの世界を彩った可憐な花から、花びらが1枚抜け落ちた。
萩尾望都先生、山岸涼子先生ら、親交深い先生方の失意が寂しさを増幅させる。
「ダートムーアの少年」
「若葉の頃」
「あほんだら」
「りぼん」時代の叙情性豊かな作品が懐かしい。
随分前に、秋田書店の会長さんの葬儀でお姿をお見かけした。
社交に図々しくなれた今の自分なら、一言話かけられたかもしれないけど、
残念ながら機会を逸した。
ご冥福をお祈りします。
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日テレの調査報告書が出されて、ますます混迷する「セクシー田中さん」問題。
芦原先生がドラマ化に不信感を抱いた事柄の中の一つに、
登場人物の「キャラ変」があった。
田中さんを慕う後輩女性の設定。
原作では、家庭の経済的事情で短大に進んだとなっているが、
日テレ側は、
現在、短大は馴染みが薄い、
同じような経済的事情でも、可愛い制服の学校に行けなかった、としようと提案した。
(それがどう決着したかは知らない。)
芦原先生は「可愛い制服なんてどうでもいい。」と立腹だったらしい。
原作もドラマも見ていないので、正確な事は言えないが、
おそらく、
この後輩女性は、本質的には上昇志向の持ち主だったが、
短大に進学せざるを得なくなった時点で、諦めのような感覚に支配され、
自ら可愛子ちゃん路線を演出するしかなくなっていた。
しかし、
可愛い制服に憧れて、とされると、
キャラクターの内面が切り離され、ただの可愛子ちゃんになってしまう。
日テレ側としては、そういう単純化によって、
わかりやすい設定に落とし込もうとしていたのだろうけど、
それでキャラクターの内面が変えられてしまうと、
その後の物語の展開、キャラクターの心理や言動も、何もかも違ってしまう。
もうメチャクチャ。
日テレ側はそれをわかっていない。
芦原先生のイライラが募っていったのも無理ない。
芦原先生がドラマ化に不信感を抱いた事柄の中の一つに、
登場人物の「キャラ変」があった。
田中さんを慕う後輩女性の設定。
原作では、家庭の経済的事情で短大に進んだとなっているが、
日テレ側は、
現在、短大は馴染みが薄い、
同じような経済的事情でも、可愛い制服の学校に行けなかった、としようと提案した。
(それがどう決着したかは知らない。)
芦原先生は「可愛い制服なんてどうでもいい。」と立腹だったらしい。
原作もドラマも見ていないので、正確な事は言えないが、
おそらく、
この後輩女性は、本質的には上昇志向の持ち主だったが、
短大に進学せざるを得なくなった時点で、諦めのような感覚に支配され、
自ら可愛子ちゃん路線を演出するしかなくなっていた。
しかし、
可愛い制服に憧れて、とされると、
キャラクターの内面が切り離され、ただの可愛子ちゃんになってしまう。
日テレ側としては、そういう単純化によって、
わかりやすい設定に落とし込もうとしていたのだろうけど、
それでキャラクターの内面が変えられてしまうと、
その後の物語の展開、キャラクターの心理や言動も、何もかも違ってしまう。
もうメチャクチャ。
日テレ側はそれをわかっていない。
芦原先生のイライラが募っていったのも無理ない。
芦原妃名子先生が自死された事件で、
日本TVがようやく社内の調査報告書をまとめて発表。
ネットでひと通り読んでみると、
事件の後に報道された事柄からいくらも深掘りされておらず、自己弁護に終止している。
自社のドラマ制作部門を庇い、原作者と脚本家の対立構造に落着させようとしている。
芦原先生が不満をぶちまけたのが問題の発端だったような書き方。
死者に鞭打つ非道。
芦原先生が事前に要望を伝えた事が、ドラマ制作部門に正確に伝わっておらず、
徹底されなかった。
その齟齬が何故起きてしまったか。
そこが根本原因なのに、肝心な事が曖昧にされたままとなっている。
要するに、自社に不都合な結果だから。
これでは芦原先生も浮かばれない。
日本TVがようやく社内の調査報告書をまとめて発表。
ネットでひと通り読んでみると、
事件の後に報道された事柄からいくらも深掘りされておらず、自己弁護に終止している。
自社のドラマ制作部門を庇い、原作者と脚本家の対立構造に落着させようとしている。
芦原先生が不満をぶちまけたのが問題の発端だったような書き方。
死者に鞭打つ非道。
芦原先生が事前に要望を伝えた事が、ドラマ制作部門に正確に伝わっておらず、
徹底されなかった。
その齟齬が何故起きてしまったか。
そこが根本原因なのに、肝心な事が曖昧にされたままとなっている。
要するに、自社に不都合な結果だから。
これでは芦原先生も浮かばれない。
先頃、マンガ家引退について示唆されていたが、
この程改めて引退を発表された。
4月4日発売号で、雑誌連載はラストとなる。
「キャプテン翼」と共に歩んだ43年間。
お疲れ様でした。
先の報告でもあった通り、
今後はネームの形で連載を継続される。
完成原稿を描く体力が厳しくなったが、スピーディに物語を続ける為に。
成る程なぁ。
水島新司先生の「ドカベン」にしてもそうなんだけど、
学生スポーツマンガって、高校の全国大会での優勝で完結させるのが綺麗なんだけど、
キャラクターの人気が高いと、そのまま連載が継続される。
試合を丁寧に描いていたら、とてもじゃないけど、終わりが見えない。
雑誌連載を継続していたら、高橋先生は「キャプテン翼」完結までに40年かかるとか。
翼君、幾つになるんだろう。
この程改めて引退を発表された。
4月4日発売号で、雑誌連載はラストとなる。
「キャプテン翼」と共に歩んだ43年間。
お疲れ様でした。
先の報告でもあった通り、
今後はネームの形で連載を継続される。
完成原稿を描く体力が厳しくなったが、スピーディに物語を続ける為に。
成る程なぁ。
水島新司先生の「ドカベン」にしてもそうなんだけど、
学生スポーツマンガって、高校の全国大会での優勝で完結させるのが綺麗なんだけど、
キャラクターの人気が高いと、そのまま連載が継続される。
試合を丁寧に描いていたら、とてもじゃないけど、終わりが見えない。
雑誌連載を継続していたら、高橋先生は「キャプテン翼」完結までに40年かかるとか。
翼君、幾つになるんだろう。