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マンガ家Mの日常
開会式に先立って、いくつかの競技の予選がスタート。

勿論、注目はフィギュアスケート。
団体戦、宇野昌磨が男子SPで2位におよそ15点差をつけての堂々の首位。
金メダル候補筆頭とされているアメリカの天才ジャンパー、
ネイサン・チェンが振るわなかった。

団体戦は順位で点数が決まるので、
各国とも、負担の少ないSPにエースを投入している。
団体戦の最初の種目が男子SPという事もあって、
チームに勢いをつける為でもあるのだろう。

ところが、ネイサン・チェン、パトリック・コリヤダといった
トップクラスの若手選手にジャンプのミスが相次いだ。
五輪初出場の緊張感も当然あるだろう。

絶対王者羽生結弦が故障明けでの参戦で不安要素がある中、
チェンやコリヤダはメダル獲得のチャンスの筈。
しかし、スポーツ選手のメンタルって、そう単純ではない。
羽生が4回転ジャンプのミスで故障した事、
団体戦欠場で、まだ五輪のリンクに姿を表していない事、等々が、
彼等にとって微妙なプレッシャーになったのではなかろうか。

4回転ジャンプのリスクと共に、
姿が見えない事で余計に絶対王者の大きな影が不気味にのしかかって来る。

羽生が目の前で完璧な演技をして見せていれば、
彼等は挑戦者として、王者に追随しつつ、思い切った演技が出来る筈だったが、
姿が見えない状況では、余計な想像に囚われてしまう。

そんな中、団体戦男子SPで宇野ひとり安定した演技で高得点を叩き出したのは、
同じ日本チームで、羽生に関する情報がある程度届いているから、
安心感があったのではなかろうか。

全選手が自身のパーフェクトな演技をして競い合うのが最良の形ではあるけれど、
五輪には思わぬところに魔物が潜んでいる。



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先日、大雪の影響で中止になったけど、
ようやくコートの整備が出来たようで、コーチからの連絡で本日レッスン。

4面あるコートのそれぞれの脇に、避けられた雪が大きな塊になっていた。
この雪をどこに捨てれば良いのか、豪雪地帯の苦労が偲ばれる。

となりの野球場はまだ雪に覆われたままだった。
何処のチームもプレーする予定が無いのかな。

2組のご夫婦と一緒に、ダブルスの試合形式の練習。
今月はまだ1回しかレッスンしていないし、間が空いてしまっているので、
すぐにはストロークが定まらない。
今一つの内容。仕方無い。
グループレッスンだと練習量は少ないけれど、レッスン代が安くなるのは有難い。

一昨日、東京は大雪。

でも、昨日は見事に晴れて、あっという間に様変わり。

今日午前中、レッスンの予定。
テニスコートは水捌けが良いので、
夜間に雨が降っていても、朝には使用出来る状態になる。

昨日のうちに一応コーチにコートの状態について確認メールを入れた。
多分大丈夫だろうと思えたし、コーチはいつもやる方向で動く。

ところが、今朝コーチからの返信を見ると、
雪が積もった後のコートコンディションは回復が遅れるとかで、
きょうはお休みにした方が無難でしょう、との事。

うう〜ん、だったら、昨夜のうちに連絡してよ。
今朝、もっとゆっくり寝たかったのに。


フィリップとのメールのやり取りの中で、コートについて触れたら、
いつかまた品川プリンスの屋内コートに連れて行ってあげるよ、とあった。
純粋に、テニス友達ってところまでは行けるのだけど。

羽生結弦は特別枠として、
残る五輪代表枠は男女共全日本選手権の1、2位が選出された。

故障から復帰してベストを尽くした本郷理華や無良崇人の
人目をはばからぬ涙を見ると、
これまでの実績も鑑みて、五輪に行かせてあげたいと思うのだけれど、
今回の選出は公正で文句の付けようが無い。

女子選手は実力が拮抗していたのに対して、
男子選手は羽生がいかに突出しているかが印象に残った。
ランディングの美しさ等、ジャンプの精度に明確な差がある。
4回転ジャンプが選手の身体に及ぼす影響が様々に言われても、
得点源として無視する事は出来ない。
日本の若手男子選手達はこれからの4年間で
どこまでジャンプを磨けるかにかかっている。

優勝した宇野昌磨だが、今大会の演技はベストからはやや離れていた。
ダブルアクセルからの4回転に失敗してしまったが、
2位以下の選手と点数の開きに余裕があったので、
失敗覚悟で公式大会でチャレンジしてみたのだろう。

羽生結弦のコンディションの続報が待ち遠しい。


平昌五輪出場選手選考の為の大きな大会。

怪我で長期間戦列を離れていた宮原知子や本郷理華が見事に復帰。

宮原は五輪に間に合って良かった。
パーフェクトと言うまでには後もう一歩の様な感じだけど、
やはり安定感があって、大崩れしない。

本郷理華の情熱的な踊りが好きで、あの長い手足は海外の大会で武器になる。
でも残念ながら今回の結果から、五輪出場は厳しくなった。

TV的に本田真凛ばかりが常にクローズアップされながらも、
同じ世代で優秀な選手が大勢いる事に驚かされる。
宮原と優勝争いをした坂本花織が、得点を見ても五輪当確だろうか。
実績と表現力では樋口新葉だけど、坂本は度胸があるのが強み。

今回は年齢制限で五輪に出場出来ないけれど、
紀平梨花がトリプルアクセルを軽々と成功させ、コンビネーションまで付けた。
浅田真央が後半苦しんだ様子が目に浮かぶ。
紀平もこれから4年待たなければならない。
表現力を身に付けるには必要な時間ではあるけれど、
10代後半での体型変化で、ジャンプの質も変化してしまうのが怖い。
何とか乗り切って欲しい。


それにしても、女子は世代交代が一気に進んだ。
後半の第3、4グループでは、21歳の本郷が最年長で、他は10代半ばが主体。
見慣れない顔も多い。
日本の選手層の厚さを感じると同時に、現在のフィギュアの特異性も見えてくる。

ジャンプが高度になり、ポイント獲得の大きな要因となっている為、
身体が軽い事が求められ、女子は特に10代半ばの選手が有利。
でも、それは、選手生命の短さをも意味している。
幸い日本人選手は欧米人に比べると太り難い。
男女共、アジア人選手が台頭して来た理由の一つでもある。
宮原は次の北京五輪も期待出来る。

とは言え、体重の管理は誰にとっても厳しい。
10代後半が選手としてピークになってしまうのは残酷な気がする。