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マンガ家Mの日常
セントルイスで行われる予定だったU2のコンサートが直前でキャンセルされた。

行く予定ではなかったので、個人的には問題は無いのだけれど、
当然ながらFacebook上ではコメントが飛び交っていた。

主に、コンサートの中止を嘆くコメント。
当然そうだろうとは思う。

キャンセルになった理由はバンド側には無くて、
セントルイス市がかねてより抱えていた事件が問題になった。

無抵抗の黒人青年が白人警察官に射殺された事件があって、
その裁判がコンサートと同じ日に開かれる予定になっていて、
周辺でデモや暴動が予測され、警官を裁判所方面に配置する必要があり、
コンサート会場の警備に十分に当たれず、
観客の安全を保障しきれない、というのが理由らしい。

詳細な記事が出ていなかったので、もし間違いがあったらごめんなさい。

アメリカの人達のコメントの中にも、
記事を読まずにバンドを批判したりしていたりするものもあった。

観客にとって、とても残念な事だというのはよく分かる。

とは言え、
ファンサイトで、自分が残念がる様子ばかりコメントが上がっていたのには
少し残念な気持ちがした。
元々ファンサイトでは、自分がどのコンサートに行くかだとか、
チケットの売買だとか、GAのグループに関するアレヤコレヤだとか、
そういう自分本位のコメントで溢れかえっていたので、
時々ちょっと辟易としていた。

こいう時くらい、大元の事件に対する関心を見せても良いんではなかろうか。

それにしても、
コンサートの為にどうして大勢の警官が必要とされるのか。

日本でも、大きなイベントでは会場警備について警察と連携しているだろうけど、
そこらじゅうを銃を携帯した警官がウロウロしているなんて事は無い。
手荷物検査だって、プロ仕様のカメラ機材を持ち込んでいないか見るだけ。

テロに暴動。
アメリカ社会の暴力性はつくづく異常だと思う。


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