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マンガ家Mの日常
ジムからの帰りの地下鉄の中で、吊り広告を目にした。
何を宣伝したい広告なのかは印象に無い。
載せられていた歌詞の一部という文章が気になった。


「さよなら」は別れじゃなくて 果てない愛の約束

JUJUの「東京」という歌の一節との事。


世代のせいかもしれないけど、この一節だけ見ると、
薬師丸ひろ子の「セーラー服と機関銃」の出だしを思い出す。

さよならは別れの言葉じゃなくて 再び逢うまでの遠い約束


似過ぎてる。


JUJUのこの歌を聞いた事が無いので、
曲が付いてくれば全く別物かもしれない。
でも、この吊り広告の発案者は、何故よりにもよってこの一節を選んだんだろう。


「セーラー服と機関銃」は作詞が来生えつこ、作曲が来生たかおの姉弟コンビ。
数多くのヒット曲を生み出した。
歌詞の内容は、旅立つ少女を見送る男の想いを描いたもの。
戻って来て欲しい、自分を思い出して欲しい、と願いながらも、
未練を吹っ切ろうとする清々しさ。

一方、JUJUの「東京」は、
別れを告げて去って行った男を待ち続ける女のストーカー的な思いを描いている。
歌詞だけ読むと、この女バカじゃねえの、戻る訳ないのに、と思ってしまう。
最近の歌の歌詞はイメージばかりで、
情景が描かれていなくて分かり難いし、覚え難い。
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