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マンガ家Mの日常
口当たりの良さそうな映画を見る。
精神状態が疲れ気味だと、シリアスな作品を見る体力が無い。

ヒュー・グラントのロマンチック・コメディ。

ストーリーはありきたりな印象。
キャラクターも類型的。
でも、ロマンチック・コメディの王道で、安心して見ていられる。


脚本家のキースは若い頃に優れた脚本を書いて映画が大ヒットしたが、
その後は鳴かず飛ばずで下降線。
妻には逃げられ、息子にもろくに会えていない。
脚本の仕事にありつけず、自宅の電気代も支払えずに止められる始末。
エージェントから紹介された地方都市の大学講師の仕事をいやいや引き受ける。

やる気の無さを引きずって来た為、女子学生と気軽にベッドインするし、
教授会の懇親会では同僚の女性教授に無礼な振る舞いをしてしまう。
講義もやる気が無く、受講申し込みの学生からの脚本も読まず、
美人女子学生と、言い訳用にオタク系男子学生をチョイス。

脚本家を目指して受講を希望するシングルマザーのホリーと出会い、
ホリーの前向きな姿勢に触発されて、
徐々に講師としての自覚とやり甲斐に目覚めていく。
学生達の熱意にも心を動かされ、改めて脚本に取り組む気持ちを強くする。

女子学生との交際を大学側が知るところとなり、退職に追い込まれるが、
中心となる教授を説得して、無事残留を果たす。
ホリーとは良い関係になりそうだし、
ずっと疎遠だった息子とも連絡がつきそうな気配。


ヒュー・グラントはここでも、大人になりきれていないプレイボーイを演じている。
英国訛りのセリフが軽みを醸し出している。
知的で、自分で自分を笑えるゆとりがあるから、
こういうコメディを上手に演じられるのだろう。
見ていて嫌味が無い。

アリソン・ジャニー演じるフェミニストの文学教授はいかにもな感じが過ぎる。
分かり易いコメディだから仕方無いか。

原題は「The Rewrite」。
邦題もそのままで良かったんじゃ無いかな。






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