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マンガ家Mの日常
先の映画が思いの外地味だったので、景気付けにもう1本見る。

ニコラス・ケイジが好きで、ずっと前にも録画していたのだけど、
時間がなくて見れず仕舞いで、今回の再放送でBDに録画し直して見た。

フィリップ・K・ディックの短編小説の映画化。
残念ながら原作を読んでいない。


クリスはラスベガスでマジシャンとして細々と活動していた。
実は、生まれつき、2分先の未来が見える特殊能力があり、
幼い頃から散々実験台にされて来たのに嫌気がさして、
今ではバレないよう、あえて地味な素振りをして暮らしている。

テロリストがLAに核兵器攻撃を仕掛けようとしており、
FBI捜査官フェリスは攻撃を阻止するのにクリスの力が必要と考え、
まずはクリスを捕まえようとする。

クリスは予知能力に現れた美しい女性リズとやっと巡り会い、誘うのに成功する。
親しくなったリズを逃す為に囮になってFBIに捕まり、テロリスト逮捕に協力する。
途中、リズはテロリストに捕まってしまう。
リズを救うべくテロリストに立ち向かうが、核攻撃を止められず、
自分の予知が間違っていたと気づく。

しかし、そこまでは全てクリスの予知の中での出来事。
クリスはリズを救える未来を探し出すべく、犠牲を覚悟で自らFBIに協力を申し出る。


上映時間96分とやや短めで、物語構成にバランスの悪さを感じる。
クリスがFBIに追われる前半と、FBIに協力してテロリストを追う後半が、
バックリ分かれて、スムーズに繋がっていない感じ。
2時間くらいあったら隙間をきちんと埋められたのでは、とも思うけど、
設定が面白いし、エンターテインメントらしくテンポ良く見せてくれた。
予知能力の見せ方も分かり易く表現されている。
僅か2分先を予知出来るだけで、世界が変わる。
でも、チェスか将棋のように、枝分かれする未来を予知していく様は、
2分先では無いような?
クリスの潜在能力はもっと凄いって事なのかな。

ガッツリとニコラス・ケイジを見るのは久しぶり。
久々で見ると、顔、濃いなぁ〜。
映画は若干作りの粗さもあるようだけど、ニコラス・ケイジが好きなので、合格点。
リズ役のジェシカ・ビールがいかにもアメリカンガールな感じで可愛い。
刑事コロンボのピーター・フォークが殆ど意味の無いちょい役で出演している。
最晩年を意識しての特別出演なんだね。



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