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マンガ家Mの日常
宅配業者のインターホンで起こされる。
明け方近くまで本を読んでいて、昼まで寝ていたので、
宅配業者は何も悪く無いです。

出版社からの封書。
作家から出版社に対して出す原稿料の請求書を、出版社が代理で作成して、
それを出し直す、という例のヤツ。

最初は、2部来て、1部を返送する形だったんだけど、
少し前から、1部だけ来て、押印してFAXで送るんで良くなった。
FAXなら、押印って意味無いような気もするけど。

次回からは請求書のやり取りも無くすって。
元々やってなかった事だったからね。

事務手続き上、本当に必要ならやるべきだし、そこはこっちもちゃんと対応する。
でも、必要無い事なら、手間かけたく無い。
出版社の方で設定した原稿料に従うだけなんで、
作家側からの請求書なんて、有名無実。
作家側が金額を設定したようにしたいのかな?
そうして良いんなら、もっとマシな金額で設定するよ。

それにしても、
これ、わざわざ宅配業者に依頼する程のものなのかな?
前日には原稿の受け取りの人が来たんだから、
その人に託して、その場でザッと確認して押印して返す、というので良いのでは?

小さな封書とはいえ、宅配で出したら何百円か取られる筈。
郵便だって切手代82円かかる訳で、82円あればちょっとしたお菓子が買える。
明らかに経費の無駄遣い。
ちょっと気を効かせれば節約出来るのに。

何故、そうなっちゃうか。
会社だから。
所謂経費ってものが会社の予算に設定されていて、会社員はその範囲で賄う。
そりゃ構わないんだけど、予算の枠があるんで、
予算の枠内なら無駄遣いでも使いたい放題。
所詮会社が出すお金だと思ってるから、節約精神が働かない。

作家のような自営業者の場合、経費を計上して、節税する。
でも、元の出費は個人のお金だから、
経費といえども、無駄遣いしないよう必死で節約を考える。

会社員も、自分のお給料から経費を賄うシステムにすれば、
考え方が変わって来るだろうにね。
ホイホイ使ってる会社の封筒だって、自腹で買うとなったら、
何十円かでも使わずに済むよう気を使うだろう。

こういう経費って、要は、消費者におっかぶされてるんだよね。
会社の予算だから、その分商品の値段に反映されて来る訳で。

サラリーマンの甘さ。
予算のマジック。

その成れの果てが、公共事業費だったり、
豪遊都知事だったりする。

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