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マンガ家Mの日常
スカーレット・ヨハンソン主演のSFアクション映画。
SFと言うより、SF的な?
プログラムでSF映画だというのは覚えていたんだけど、
前半導入部がそれっぽくなかったので、記憶違いかと思ったけど、
中盤から後半にかけてはSFになっていった。


台北に遊学中のルーシーは知り合ったばかりの男によって、
韓国系マフィアのドラッグ密売に巻き込まれてしまう。
ルーシーと、他男性3人は下腹部を切り裂かれ、ドラッグの包みを仕込まれ、
それぞれ欧州の地元へ行かされ、そこでドラッグを受け渡すという手筈。

ルーシーは監禁されていた部屋で見張りの男性に腹部を蹴られ、
包みが破れて、ドラッグが体内に吸収されてしまう。
そのドラッグは人間の脳を極限まで活性化する作用があった。
一気に脳の活動分野が広がったルーシーは、超人的な頭脳と体力を示し、
監禁から逃れて、ネットワークを駆使して、
自分を救ってくれそうな脳科学の権威ノーマン博士を探し出して、
パリに会いに行く。

パリ警察のデル・リオ刑事と連絡を取り、
運び屋にされた男性達は各国の税関で逮捕される。
ルーシーとデル・リオ刑事は協力して韓国マフィアを追い詰める。

ルーシーの脳の活性化は留まる所を知らず、
身体の変形や超能力まで発揮されるようになる。
活性化が100%に到達した時、ルーシーの人間としての命は消える。
コンピューターと同化して、地球の歴史を網羅した知識をアップロードし、
ノーマン博士に託す。


監督はリュック・ベッソン。
当たり外れもある監督だけど、なかなか面白かったです。
やっぱり、キュートな美人のアクションは見ていて楽しい。

ストーリー展開にはやや粗があって、気にはなるけど、
まぁ、監督も観客もそこを求めてはいないのでしょうね。
こうしたスケールの大きい仕掛けのSF作品では、
専門的な部分では無理や矛盾が指摘される事が多い。
それでなくても、マフィアの設定とかはかなり適当な感じ。

もう少し放映時間を長くして、脚本をもっと練りこんだら、
SFの名作に加えられたかもしれないけど、そこまで行けず、
微妙なチープ感が残るのがリュック・ベッソン監督作品という事か。

普段SF作品に触れる機会が少ない人が見たら、すごく刺激されると思う。
とは言いつつも、この手の内容は既視感があって、
フランスのアート系コミック、バンドデシネで見られるものと似ている。
要するに、リュック・ベッソンがバンドデシネのファンなのかな。

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