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マンガ家Mの日常
ビル・マーレイ主演のコメディ映画。
少し前に録画していて、偶然最近新聞のコラムで紹介されていたので、
ふらっと観てみた。
1998年公開だから、結構古い映画なのね。
邦題が示す通り、ヒッチコックの「知りすぎていた男」のパロディ。


アイオワ州のビデオ店勤務の中年男ウォレスは、自分の誕生日を祝うべく、
ロンドンの弟ジェイムズの家を訪れる。
兄弟仲は良いが、その晩は自宅に商談相手のドイツ人達を招待しての
ホームパーティを予定していて、呑気なウォレスを追い払う事に。
TVで紹介されていた演劇体験ゲームに行かせる。

公衆電話ボックスで指示を受け取り、ゲーム開始。
ところが、ウォレスが受けた電話は、本当の要人暗殺の指示だった。
ウェレスは何も気づかないまま、ゲームだと思い込んで続行する。
指定の場所に行くと、メイドコスプレの美女ローリーがいる。
ローリーは国防大臣の情婦で、要人暗殺計画を知ってしまった為、
国防大臣が差し向けた殺し屋に命を狙われている。
ローリーはウォレスを殺し屋だと思い込むが、
暗殺計画の証拠となる手紙を武器に、一緒に大金を得るよう促す。

未だにゲームだと信じ込んでいるウォレスは、諜報機関の追手と戦いつつ、
ローリーの指示に従って、英露首脳の平和協定調印式の会場へ向かう。
一度は諜報員達に拉致されるも、まんまと逃げ果せると、
出し物の出演者として会場に入る。
そうとは知らぬまま、爆弾が仕込まれたマトリョーシカを手に入れる。
会場から逃げようとする国防大臣と諜報機関から、
秘密保持の為の大金が入ったカバンを2個渡され、
片方に記念品として持ち帰ろうとしたマトリョーシカを入れる。
騒ぎの間に、金を惜しんだ国防大臣はカバンを一つ持ち去るが、
逃亡中のヘリコプターの中で、爆弾が爆発する。

最後までゲームだと思い込んだまま要人暗殺を防いだウォレスの元に、
別の諜報機関からスパイとしてのスカウトが来るが、
映画の撮影と思い込んで、承諾する。


1998年の映画にしては、色々古い感じで、
1956年の「知りすぎていた男」を踏襲した事によるのだろう。
レトロ感と、とぼけた雰囲気で気楽に楽しめた。
お茶の間で家族一緒に観られる映画。
思えば、最近はそういう映画があまり無いね。

ビル・マーレイ、ピーター・ギャラガー、アルフレッド・モリーナ、
当然ながら、皆、若い。
ウォレスの財布を取るチンピラのちょい役でエディ・マーサンが出演していた。
今作が映画初出演なのかな。
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