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マンガ家Mの日常
カンヌ、ヴェネチア、ベルリン、等々、
欧州の数々の国際的な映画賞に輝く巨匠、
オタール・イオセリアーニ監督の作品。

でも、この監督さんを知らなかった。
欧州の映画から少し遠のいちゃってるからなぁ。


パリを舞台に、まずは中世のギロチン処刑のシーンから始まる。
時が飛んで、第一次二次世界大戦の時代。
殺戮と略奪が繰り返される。
現代になり、市民は平和に暮らしながらも、
大小様々な犯罪は無くならない。


イオセリアーニ監督の作風を知らなかった事もあるのだけど、
何だか、何をどう受け取って見るのか、よく分からなかった。
美しい散文詩的な作品。
申し訳ないけど、退屈だった。

先日ブログに書いた「ありがとう、トニ・エルドマン」とも共通する事で、
日本では、アメリカの情報や文化は不断に流入して来るけれど、
欧州とは、物理的にというよりも、精神的に距離があるのか、
映画一つとっても馴染みが薄い。
イオセリアーニ監督はグルジア(現ジョージア)の出身だそうだけど、
グルジアと聞かされても、何も思い浮かばない。
その国の社会、文化的背景を全く知らないと、
映画さえも理解出来ない場合もあるという、残念な現実。

テニスを見てると、欧州の小国や南米の選手も多く活躍して、
その折に出身国についていくらか触れる機会はあるのだけれど。
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