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マンガ家Mの日常
原作者ツヴァイクの生きた時代が複雑だったのか、
1912年という時代設定も考えさせられる。

フリドリックが帰国したのが何年だったのか、映画では正確には分からない。
息子のオットーが19歳になっているそうだけど、元はいくつだったっけ?
見たところ10歳くらいだった?
それに、フリドリックはメキシコで自分で事業を立ち上げていたそうで、
だとすると戦後すぐではなく、もうちょっと経っていた?

二人がデートしに行く街で、ナチスの旗を掲げた軍人のパレードがあった。
勢いに巻き込まれそうになる二人。
原作を知らないので、この場面を見て、
「天井桟敷の人々」や「禁じられた遊び」みたいに
二人は群衆によって引き裂かれ、どっちかが倒されて死んだりするのかな、
と思ってしまったけど、そうはならなかった。

でもここからまた20年しないうちに第二次世界大戦が開戦されて
ドイツはもっと酷い事態に追い込まれるんだから、
二人も平穏ではいられないね。

ラストの軍人達のシーンを、二人の人生の象徴とする見方もあるけど、
戦争は戦争として、二人には再婚を幸福に全うして欲しいもんです。

メキシコの会社はどうなったのかな?
二人してメキシコに渡るのもアリなのかも。
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