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マンガ家Mの日常
中盤から後半にかけて、戦国スペクタクルは見どころに溢れている。


父王の死去に伴い、タムドクが王位に就いたが、
息子のホゲをチュシン王にさせたいヨン・ガリョは、火天会と結託し、
地方氏族を操り、タムドクを陥れようと策を練る。
ホゲは武将として名を上げつつも、母の死後、心が揺れ動く。
思いを寄せるキハがタムドクへの愛情を捨て切れない様子に接すると、
タムドクへの憎しみが膨らみ、やがて謀反に繋がる。

タムドクは百済や周辺諸国との戦いに挑み、ことごとく勝利を収める。
冷静な判断と、部下や庶民への温情とで、太王としての厚い信頼を得る。
タムドクの父王の死の汚名を被ったキハは、タムドクの子供を宿しながらも、
苦悩のあまりに精神的バランスを失いかけ、
火天会やホゲを率いてタムドクと敵対する。
キハと決別したタムドクは、天真爛漫なスジニに惹かれるようになる。


タムドクが緻密な作戦で、最小の犠牲で最大の勝利を勝ち取る様に、
知的な喜びを感じると共に、
戦闘シーンの鮮やかさ、巧みさにも心を踊らされる。
特に、騎馬シーンがカッコイイ。
人馬一体で、映画のカーチェイスを凌駕する迫力。
撮影の専門技術は分からないけど、画面構成が素晴らしい。

必要に応じてスタントマンが投入されてはいるだろうけど、
ヨン様も危険なアクションシーンにも多数挑戦していて、
撮影中に大怪我を負うといった事故もあったらしい。

敵役となるホゲの荒々しい戦闘シーンがまたカッコイイ。
ホゲ役のユン・テヨンは長身でスタイルが良く、武将の衣装が映える。
快活な少年時代から、父母の思惑と不幸に揺さぶられ、キハへの思いに狂い、
転落の道を辿る流れがはっきりしていて、
キャラクターの中でも一番感情移入させられる。
実生活では、父親がサムスン電子の代表取締役副会長という名家の出身。
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