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マンガ家Mの日常
まず、邦題に主演俳優の名前が冠せられたところから、
主演俳優の名前が無いと、宣伝が厳しい、興行収入が見込めない、
という苦悩が見て取れるわけで。

新約聖書の、キリストの荒野の誘惑を描いた映画。
キリスト教の知識が無いとかなり厳しい。
キリスト教信者の為の映画とも見られる。


砂漠の荒野を彷徨うジョシュアは、旅の途中で少年に出会い、
水を貰った恩返しに、少年の家の仕事を手伝う。
厳格な父親と、病気で寝たきりの母親。
少年は砂漠から出て、街で商売をしたいと願っている。
父親は砂漠での暮らしを望んでいたが、息子との和解を模索する。
崖下の碧玉を掘り出して金に変え、息子の旅の資金にしてやろうとするが、
確認作業で崖を降りる際に滑落して命を落とす。
少年は寝たきりの母親の死を覚悟して、出奔する。

ジョシュアと同じ姿の悪魔がジョシュアにまとわりつき、様々な甘言を囁く。
砂漠を出る時に、悪魔はその場にとどまる。

ジョシュアはイエス・キリストとして磔刑に処せられる。
意識が遠のく直前に、ハチドリが目の前でホバリングする。


日に焼けたユアン・マクレガーが精悍で、
荒野の光景も壮大で美しい。
前述の通り、キリスト教によっぽど精通していなければ、
会話のやり取りを含め、作品を理解するのが難しくて、
申し訳ないけれど、退屈で困った。

ラストの磔刑のシーンは全く何の説明もなされないが、
見ている我々を情景に引き込む、不思議なリアルさがある。
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