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マンガ家Mの日常
以前放映されて時に録画したような記憶があるのだけど、
定かで無くなってしまったので、今回の放映で録画し直して見る。

ファッションの女王とも言える「VOGUE」編集長アナ・ウィンター、
その仕事の現場を撮影したドキュメンタリー。

勉強の一環としてファッション関係の映画等を見るようにしているけど、
アート感を出そうとしてか凝った編集で見るのがシンドイ作品もままある中、
今作は内容の豪華さにも関わらず、分かり易くて見易い作りになっていた。

「VOGUE」は世界のハイファッションをリードする最重要な機関の一つと言える。
トップクラスのメゾンやデザイナー達が
女帝アナ・ウィンターのご意見を拝聴に来る。

たかだか90分の短い映画なので、
この作品だけではアナの仕事の全てが分かるとは言えないだろう。
編集長という役職にあるので、もっぱら部下の仕事のダメ出しばかりしている。
長年の仲間であり右腕とも言えるグレイスは
カメラの前で堂々とアナへの愚痴をこぼす。

自分の仕事柄、クリエイターとしてエディターにダメ出しをされる辛さが分かる。
現場で0から創作をする人達がもっと尊重されるべきだと思う。
アナの判断がどこまで正しいのかなんて、誰にも分からない。

ただ、恐らくはアナ自身も通って来た道。

え〜、私などがファッションについて語れる立場では全く無いのですが、
アナのワードローブを見ると、やや少女趣味的かな、と思える。
今作の中でたまたまそうだっただけなのかもしれないけど。
割と可愛らしい系統のワンピースで、細い身体を包んでいる。

最先端ファッションを語る上で、アナ自身が自らも実践する為には
服がマッチする細い身体でいる事は必要なのかもしれない。
でも、後半で家族関係、特に父親との関係について語られる場面を見ると、
アナはかなりのファザコンであるように感じられる。
現在の地位は父親が指し示したものだった。

父親に愛される幼い少女としての、細い身体、可愛らしいワンピース、
そして、極端に顔を隠すボブカットがあるのでは無かろうかと思える。
仕事に対する徹底した厳しさも、実はアナ本人から生まれたものでは無く、
父親の優秀な部下としての使命感、潜在意識に端を発するのでは無かろうか。

特徴的な人物像だけに、精神分析からの解説を見てみたい。

ネットで検索すると、ファッションについてよりも
アナの性格やエピソードについて語られているものが沢山出て来る。
かなりなインパクトがありそうで、ちょっとシンドイかもしれないので、
落ち着いて余裕のある時に改めて読んでみよう。
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