深夜に気軽な映画をと思い、程々の長さの作品をチョイス。
「6歳のボクが、大人になるまで」でアカデミー賞にノミネートされた
リチャード・リンクレイター監督作品。
バーナデッドはIT長者の夫エルジーと娘ビーの3人で、
シアトル郊外の元教護院の古い邸宅を買い取り、改装しながら暮らしているが、
孤独癖で天才肌のバーナデッドは近所に馴染めずトラブル続き。
バーナデッドは、若い頃、将来を嘱望された超優秀な建築家だったが、
3年がかりで作り上げた重要な建築物を買い取った大企業に瞬時に破壊され、
ショックも重なり、同時期に流産を繰り返していた事もあり、
仕事を離れて専業主婦になっていた。
ビーが学校でトップの成績を収めた為、
約束通り、南極へ家族旅行するプランを実行する事になった。
長期の旅行のプレッシャーから、不安神経症のような状態が強くなり、
エルジーはバーナデッドを精神科の診療所へ入所させようとする。
入所を拒むバーナデッドは、1人で先に南極へ向かう。
到着した南極の基地の一つで、研究者の女性と知り合い、
南極点の新しい基地建設の話を聞き、一気に建築への情熱が呼び覚まされると、
南極点行きの船に密航し、基地に着く。
所長に建築計画を伝え、滞在を許可してもらい、企画を進める。
建物を建てる現場を深く調査し、創造性豊かな建築をする、
その原点に改めて辿り着いた。
あとを追いかけて来たエルジーとビーに再会。
エルジーは仕事にかまけてバーナデッドを疎かにしていた事を反省し、
会社を手放し、家族との時間を優先させる。
バーナデッドはまずは5週間の調査滞在に入る。
豊かな才能に恵まれながら、キャリアの途中で大きな挫折を味わい、
仕事から離脱して、主婦業に埋もれて、残りの人生を鬱々と暮らす、
そういう女性がまだまだ多く存在する。
傲慢な天才という設定は、
同じケイト・ブランシェット主演の「TAR」を思い起こさせる。
ただし、今作はイマイチ。
イントロから、どうにもリンクレイターの演出が理屈っぽい。
コメディとして笑える程でもなく、心理劇として没入出来る程でもなく。
バーナデッドが頼りにしていたプライベート秘書「マルジェラ」が
実はロシアの詐欺組織だったって、何だか突飛で、
設定として生きているようにも思えず。
バーナデッドの危うい素行に、優しく従う夫と娘ってのも、何だかなぁ。
第一、南極旅行ってのも、富裕層ならではだし。
ビーは15歳くらいで、卒業後は寄宿学校に入学する予定だったので、
バーナデッドは5週間の南極滞在をサクッと決断しちゃった。
一応、夫と娘のダメ出しがあれば止めるとは言ってたけど。
色々と設定が一般からは乖離している。
「6歳のボク」も、個人的にイマイチだったんで、
リンクレイター監督の演出と感覚が合わないのかもしれない。
映画の中の氷山に囲まれた南極の風景が美しいんだけど、
ロケ地はグリーンランドのようです。
「6歳のボクが、大人になるまで」でアカデミー賞にノミネートされた
リチャード・リンクレイター監督作品。
バーナデッドはIT長者の夫エルジーと娘ビーの3人で、
シアトル郊外の元教護院の古い邸宅を買い取り、改装しながら暮らしているが、
孤独癖で天才肌のバーナデッドは近所に馴染めずトラブル続き。
バーナデッドは、若い頃、将来を嘱望された超優秀な建築家だったが、
3年がかりで作り上げた重要な建築物を買い取った大企業に瞬時に破壊され、
ショックも重なり、同時期に流産を繰り返していた事もあり、
仕事を離れて専業主婦になっていた。
ビーが学校でトップの成績を収めた為、
約束通り、南極へ家族旅行するプランを実行する事になった。
長期の旅行のプレッシャーから、不安神経症のような状態が強くなり、
エルジーはバーナデッドを精神科の診療所へ入所させようとする。
入所を拒むバーナデッドは、1人で先に南極へ向かう。
到着した南極の基地の一つで、研究者の女性と知り合い、
南極点の新しい基地建設の話を聞き、一気に建築への情熱が呼び覚まされると、
南極点行きの船に密航し、基地に着く。
所長に建築計画を伝え、滞在を許可してもらい、企画を進める。
建物を建てる現場を深く調査し、創造性豊かな建築をする、
その原点に改めて辿り着いた。
あとを追いかけて来たエルジーとビーに再会。
エルジーは仕事にかまけてバーナデッドを疎かにしていた事を反省し、
会社を手放し、家族との時間を優先させる。
バーナデッドはまずは5週間の調査滞在に入る。
豊かな才能に恵まれながら、キャリアの途中で大きな挫折を味わい、
仕事から離脱して、主婦業に埋もれて、残りの人生を鬱々と暮らす、
そういう女性がまだまだ多く存在する。
傲慢な天才という設定は、
同じケイト・ブランシェット主演の「TAR」を思い起こさせる。
ただし、今作はイマイチ。
イントロから、どうにもリンクレイターの演出が理屈っぽい。
コメディとして笑える程でもなく、心理劇として没入出来る程でもなく。
バーナデッドが頼りにしていたプライベート秘書「マルジェラ」が
実はロシアの詐欺組織だったって、何だか突飛で、
設定として生きているようにも思えず。
バーナデッドの危うい素行に、優しく従う夫と娘ってのも、何だかなぁ。
第一、南極旅行ってのも、富裕層ならではだし。
ビーは15歳くらいで、卒業後は寄宿学校に入学する予定だったので、
バーナデッドは5週間の南極滞在をサクッと決断しちゃった。
一応、夫と娘のダメ出しがあれば止めるとは言ってたけど。
色々と設定が一般からは乖離している。
「6歳のボク」も、個人的にイマイチだったんで、
リンクレイター監督の演出と感覚が合わないのかもしれない。
映画の中の氷山に囲まれた南極の風景が美しいんだけど、
ロケ地はグリーンランドのようです。
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