忍者ブログ
マンガ家Mの日常
英国の医療ミステリードラマのミニシリーズ、全5話。


救急外来の医師ルシンダは、コロナ禍で精神的に疲弊し、
薬物依存症に陥っていた。
依存症を隠して職場復帰するが、
オーバードーズで搬送された若い女性患者イーディスの治療に当たって、
新人研修医への指示の不備で、イーディスが亡くなり、調査を受ける事になった。

イーディスは、ルシンダのかつての指導医ロブの妻が運営に携わる
依存症治療センターの患者で、
センターでは評判を上げる為に、患者の治癒、退院を急がせていた。
退院後に依存症が再発した元患者達が悪質なドラッグに手を染めないよう、
ロブは薬を手配していた。
ルシンダはロブに頼まれて、オーバードーズ患者を手早く治療していたが、
死亡事故の責任を問われる羽目になり、路上でロブと口論するうち、
勢い余ってロブを突き飛ばすと、バランスを崩したロブは車道に飛び出て、
来合わせた車に跳ねられてしまった。
その場では一命を取り留め、緊急搬送されるが、後に亡くなる。

ルシンダはロブの薬の入手先を突き止めようと、自ら調査を始める。
ある薬局に辿り着くが、
オーナーのジュベアはルシンダが務める病院の理事の1人で、
病院の医師レオと結託して、薬の横流しをして大金を稼いでいたのだった。

真相に気づいたルシンダはオーバードーズに見せかけて殺害されかけるが、
彼女が指導した救命医療チームの適切な判断で助けられる。

ロブの妻は、夫の死への慚愧の念と、ルシンダに事実を知られた事から、
自らMIU(医療調査ユニット)にデータを提供し、自供する。

ルシンダに息子の命を救われた男が、ジュベアを射殺する。
レオは薬品の横領の罪で逮捕される。


全体的に盛り上がりに欠ける感はあったけど、まあまあかな。

薬物依存症の問題と共に、現場の医師までもが依存症に陥ってしまう怖さ。
日本では鎮痛剤等の使用や管理が欧米よりも厳しく設定されているので、
欧米程には多くはないけど、街中で危険なドラッグの売買が横行している。

医師のレオがイケメンだなぁと思っていたら、
忘れかけていたけど、「ザ・フォロウィング」のジェームズ・ピュアフォイで、
そりゃあ、事件の裏に関わっているよなぁって。

「マルプラクティス」は直訳すると「不正行為」となる。
「陰謀の処方箋」と共に、ドラマのイメージがやや伝わり難い邦題だった。

WOWOWでは、
子育て中の女医達を主役にした英国ドラマ「マターナル」もスタートしていて、
女医の立場の様々な難しさがクローズアップされて来ている。

ウチの亡き母と比較して見てしまう。



PR

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック