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マンガ家Mの日常
実話を基にした映画。


2011年、ヴィンセントと従兄弟のアントンは証券取引高速化の為の、
光ファイバー敷設を計画し、多額の資金を調達する。
カンザス州のデータセンターとNY証券取引所を繋ぐ、壮大な計画だった。
トレーダーのヴィンセントが全体の進行役で、
プログラミングの天才アントンが最新コードの作成に従事する。

アントンの元の会社の上司エヴァから様々な妨害や脅迫を受けながらも、
光ファイバーを通す土地の地下を買い取り、困難な工事を進める。

ある日、ヴィンセントは胃に不調を感じて診察を受けると、
胃癌で、余命僅かと診断された。
ヴィンセントはまさしく命がけでプロジェクトに取り組む。

しかし、工事完了が間近となった時に、
エヴァの会社の新人プログラマーが画期的なコードを生み出し、
ヴィンセントの計画は水泡に帰した。

病の床に着くヴィンセントに、アントンは新しい技術の企画を知らせ、
優しく希望を持たせる。


ヴィンセント役は「ソーシャル・ネットワーク」のジェシー・アイゼンバーグ。
ユダヤ系の顔立ちがIT系の作品に合うのかな。
アントン役はドラマ版「リトル・ドラマー・ガール」の美男、
アレクサンダー・スカルスガルドなんだけど、
今作では役に合わせて、ハゲ頭の猫背になっている。勿体無い。

株取引も最新IT技術も、全く分からないんだけど、
一寸先は闇の世界に驚かされたと言う他無い。
17ミリ秒を16ミリ秒に短縮する為に、とてつもない労苦と巨費を投じ、
それが別の最新技術によって一瞬のうちに無に帰する。恐ろしい。
映画の終わりの後、実際の彼らはどうなったんだろうか。

プロジェクトの物語というより、
友人同士や、ビジネスでの、努力と信頼を築き合う物語かな。

邦題の副題に「男たち」なんて付けられているのが、
いかにもこうしたIT系ビジネスは男性の独壇場のように思わせるけど、
計画実行には女性も関わっているし、元上司エヴァも女性。
プログラミングの女性スタッフもいた。
「男たち」のワードで夢を描こうとするセンス、そろそろ何とかならんかね。
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