世界的な有名ブランド、グッチのお家騒動を描いた映画。
リドリー・スコット監督。
1970年代、グッチは創業者の2代目
アルド(三男/社長)、ロドルフォ(五男/副社長)によって経営されていたが、
時代の波にやや遅れを取り始めていた。
ミラノの運送会社社長の娘パトリツィアは、パーティーで出会った
マウリツィオ(ロドルフォの長男/弁護士)に目をつけ、
猛アタックの末、結婚に漕ぎ着ける。
パトリツィアの素性に疑念を抱いたロドルフォは猛反対して、
マウリツィオは勘当状態になるが、
病気のロドルフォが他界すると、グッチの株50%を相続し、会社に入る。
権力欲に満ちたパトリツィアはマウリツィオを操り、
社長のアルドの脱税を密告し、刑務所送りにすると、
アルドの息子パオロも追い出し、グッチの実験を握る。
しかし、経営はうまく行かず、やがて顧問弁護士ドメニコに実権を奪われる。
新進気鋭のデザイナー、トム・フォードの就任により、売上回復。
パトリツィアの本性に気づいたマウリツィオは、愛人との生活を選び、
公私共にパトリツィアを排除する。
怒りが頂点に達したパトリツィアはならず者を雇い、マウリツィオを殺させる。
間も無く犯行が露見し、パトリツィアは29年の実刑を受ける。
現在、グッチにはグッチ家の人間はいない。
ミラノの美しい舞台と、ファッションビジネス。
ハリウッド的なゴージャスな映画になる要素がふんだんにありながら、
曲者リドリー・スコット監督は、ねちっこい家族内闘争に終始した、
ビミョーな作品。
マウリツィオもパオロも、全く経営の才能が無く、
パトリツィアは、セレブ生活がしたいだけの安っぽい女。
3代目が家を潰す典型例。
アルド役アル・パチーノ、ロドルフォ役ジェレミー・アイアンズは、
名優としてのポジション通りの活躍。
批評を見ると、パトリツィア役のレディー・ガガは高く評価されているけど、
個人的には、1人だけ素人っぽくて、浮いて見えて、期待外れだった。
現在の知名度と、おそらくはブランドアンバサダーといった役割での
配役だったのではないかと思う。
結果、何となく、「お祭り」的な映画になってしまった。
レディー・ガガに忖度した、壮大なプロモーションビデオ。
マウリツィオ役、注目のアダム・ドライバーは、
個人的にはあまり好みの顔ではないのだけど、
これまでの傲慢なマッチョ男の役とは違って、
高慢さとひ弱さを同居させた佇まいが見事だった。
そして、ザンバラ髪特殊メイクのパオロ役、
美男ジャレッド・レトの無駄遣い。
リドリー・スコット監督。
1970年代、グッチは創業者の2代目
アルド(三男/社長)、ロドルフォ(五男/副社長)によって経営されていたが、
時代の波にやや遅れを取り始めていた。
ミラノの運送会社社長の娘パトリツィアは、パーティーで出会った
マウリツィオ(ロドルフォの長男/弁護士)に目をつけ、
猛アタックの末、結婚に漕ぎ着ける。
パトリツィアの素性に疑念を抱いたロドルフォは猛反対して、
マウリツィオは勘当状態になるが、
病気のロドルフォが他界すると、グッチの株50%を相続し、会社に入る。
権力欲に満ちたパトリツィアはマウリツィオを操り、
社長のアルドの脱税を密告し、刑務所送りにすると、
アルドの息子パオロも追い出し、グッチの実験を握る。
しかし、経営はうまく行かず、やがて顧問弁護士ドメニコに実権を奪われる。
新進気鋭のデザイナー、トム・フォードの就任により、売上回復。
パトリツィアの本性に気づいたマウリツィオは、愛人との生活を選び、
公私共にパトリツィアを排除する。
怒りが頂点に達したパトリツィアはならず者を雇い、マウリツィオを殺させる。
間も無く犯行が露見し、パトリツィアは29年の実刑を受ける。
現在、グッチにはグッチ家の人間はいない。
ミラノの美しい舞台と、ファッションビジネス。
ハリウッド的なゴージャスな映画になる要素がふんだんにありながら、
曲者リドリー・スコット監督は、ねちっこい家族内闘争に終始した、
ビミョーな作品。
マウリツィオもパオロも、全く経営の才能が無く、
パトリツィアは、セレブ生活がしたいだけの安っぽい女。
3代目が家を潰す典型例。
アルド役アル・パチーノ、ロドルフォ役ジェレミー・アイアンズは、
名優としてのポジション通りの活躍。
批評を見ると、パトリツィア役のレディー・ガガは高く評価されているけど、
個人的には、1人だけ素人っぽくて、浮いて見えて、期待外れだった。
現在の知名度と、おそらくはブランドアンバサダーといった役割での
配役だったのではないかと思う。
結果、何となく、「お祭り」的な映画になってしまった。
レディー・ガガに忖度した、壮大なプロモーションビデオ。
マウリツィオ役、注目のアダム・ドライバーは、
個人的にはあまり好みの顔ではないのだけど、
これまでの傲慢なマッチョ男の役とは違って、
高慢さとひ弱さを同居させた佇まいが見事だった。
そして、ザンバラ髪特殊メイクのパオロ役、
美男ジャレッド・レトの無駄遣い。
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