偶然にも、1960年代アメリカの実話を基にした映画が続く。
ハリウッドにとって、60年代の社会の動きが魅力的な素材なのだろう。
第二次世界大戦でもたらされた富による繁栄を謳歌し、
ベトナム戦争の影もまだ見えない。
公民権運動があらゆる方向から進み始めた。
キャサリン、ドロシー、メアリーを筆頭に、
天才数学者の黒人女性達は計算手としてNASAで貢献しながらも、
人種分離で冷遇され、昇進、昇給もままならない状態だった。
1961年、ソ連が人類初の有人宇宙飛行を成功させた。
遅れを取って焦ったNASAはキャサリンを特別チームに引き入れたが、
差別的待遇は相変わらず続いていた。
キャサリンは類稀な能力で実力を示し、本部長ハリソンの信頼を勝ち取ると、
ハリソンはキャサリンの訴えを聞き入れて、差別的待遇の撤廃を図る。
ドロシーはいち早くコンピューターのプログラミングを習得し、昇進。
メアリーはエンジニアの道を開拓する。
1962年2月、遂に有人宇宙飛行にこぎ着けたが、
直前までデータの数値に混乱が発生する。
宇宙飛行士ジョン・グレンは、キャサリンの計算ならば信用すると告げ、
ハリソン達は既に別部署に移されていたキャサリンを呼び戻し、
検算をさせて、正確な数値を得て、宇宙飛行を成功に導く。
実話を基にした他の多くの映画同様、史実と異なる部分は多々あるそうだけど、
多くの有能な黒人女性達がNASAで数学者として働いていたという事実を
広く知らしめた映画として、称賛に値する。
偏見から黒人女性をなかなか受け入れない登場人物もいるが、
やがては考えを改めていく。
映画全体として、心温まるストーリーで爽やかな印象。
波乱に欠ける嫌いは無くもないが。
僅か半世紀前、アメリカで黒人は白人と同じトイレさえ使わせて貰えなかった。
様々な事柄が徐々に改善されていったけど、差別は根強く残っているのが現状。
女性は数学が苦手だという偏見も、日本では根深い。
主演は、絶好調のタラジ・P・ヘンソン。
オクタヴィア・スペンサー、ケヴィン・コスナー、キルステン・ダンスト
といった配役が、コテコテな感じであるが、
子供達にも見てもらいたいとして、分かり易さを優先させたのだろう。
「The Big Bang Theory」で超オタク天才理論物理学者シェルドンを演じている
ジム・パーソンズは、今作でもちょっと偏屈な数学者の役で、
ファンとしては、既にシェルドンにしか見えない。
ハリウッドにとって、60年代の社会の動きが魅力的な素材なのだろう。
第二次世界大戦でもたらされた富による繁栄を謳歌し、
ベトナム戦争の影もまだ見えない。
公民権運動があらゆる方向から進み始めた。
キャサリン、ドロシー、メアリーを筆頭に、
天才数学者の黒人女性達は計算手としてNASAで貢献しながらも、
人種分離で冷遇され、昇進、昇給もままならない状態だった。
1961年、ソ連が人類初の有人宇宙飛行を成功させた。
遅れを取って焦ったNASAはキャサリンを特別チームに引き入れたが、
差別的待遇は相変わらず続いていた。
キャサリンは類稀な能力で実力を示し、本部長ハリソンの信頼を勝ち取ると、
ハリソンはキャサリンの訴えを聞き入れて、差別的待遇の撤廃を図る。
ドロシーはいち早くコンピューターのプログラミングを習得し、昇進。
メアリーはエンジニアの道を開拓する。
1962年2月、遂に有人宇宙飛行にこぎ着けたが、
直前までデータの数値に混乱が発生する。
宇宙飛行士ジョン・グレンは、キャサリンの計算ならば信用すると告げ、
ハリソン達は既に別部署に移されていたキャサリンを呼び戻し、
検算をさせて、正確な数値を得て、宇宙飛行を成功に導く。
実話を基にした他の多くの映画同様、史実と異なる部分は多々あるそうだけど、
多くの有能な黒人女性達がNASAで数学者として働いていたという事実を
広く知らしめた映画として、称賛に値する。
偏見から黒人女性をなかなか受け入れない登場人物もいるが、
やがては考えを改めていく。
映画全体として、心温まるストーリーで爽やかな印象。
波乱に欠ける嫌いは無くもないが。
僅か半世紀前、アメリカで黒人は白人と同じトイレさえ使わせて貰えなかった。
様々な事柄が徐々に改善されていったけど、差別は根強く残っているのが現状。
女性は数学が苦手だという偏見も、日本では根深い。
主演は、絶好調のタラジ・P・ヘンソン。
オクタヴィア・スペンサー、ケヴィン・コスナー、キルステン・ダンスト
といった配役が、コテコテな感じであるが、
子供達にも見てもらいたいとして、分かり易さを優先させたのだろう。
「The Big Bang Theory」で超オタク天才理論物理学者シェルドンを演じている
ジム・パーソンズは、今作でもちょっと偏屈な数学者の役で、
ファンとしては、既にシェルドンにしか見えない。
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