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マンガ家Mの日常
映画の嘘について、つい最近似たような事を書いた記憶があって、
気になって思い返してみたら、「フォックスキャッチャー」だった。

実話を基にしつつも、かなり大幅な変更を加えている。
変更を不愉快と感じる人がいるのももっともな事。
とは言え、映画の役割は事実の記録ではなくて、
人間の普遍的な葛藤のテーマを伝える事なので、
その為の演出こそが映画作家の役目だと言える。

見る側には映画リテラシーとでもいうべき能力を磨く必要があるかもしれない。
ただ単に面白おかしくする為に事実を捻じ曲げるようなのは論外だけど。
あ、でも、それも映画の魅力の一つかもしれないな。

全てを完璧に正しく表現出来れば良いのだろうけど、
何が優先順位かを考えて、テーマの為の嘘は受け入れよう。
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