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マンガ家Mの日常
気がつけば、細かい手続き仕事がズルズルと増えて来る。
意識が分散されるのが、一番シンドイ。
手間ばかり増えて、成果は上がらない。


アメリカの大統領予備選を描いた政治映画。
ジョージ・クルーニー監督、脚本、出演。


スティーヴンは民主党の大物議員モリスの元で、
大統領予備選の選挙参謀ポールの部下として働いている。
慎重派のポールに対して、若いスティーヴンは、より積極的に活動しており、
その活躍ぶりは、敵対する共和党陣営の参謀トムの目にも止まっていた。

モリスは誠実な人柄ゆえに、戦力上の押しの弱い面もあり、
ポールは議員票の取り込みに苦心していたが、
情勢はモリス有利に傾きつつあった。

選挙スタッフの若い女性モリーと関係を持つようになるが、
モリーはモリスと不倫関係にあったと分かる。
悩んだモリーは自殺してしまう。

トムがスティーヴンの才能を見込んで、共和党陣営への鞍替えを打診。
スティーヴンはただ話を聞いただけのつもりだったが、
敵方と接触した事や、議員票問題での意見の相違等から、
忠誠心を重んじるポールは、スティーヴンを選挙参謀から外す。
焦ったスティーヴンは共和党陣営に入れてもらうよう、トムの所に行くが、
あっさり撥ね付けられる。
トムの本当の目的は、若くて才能溢れるスティーヴンを
モリスの陣営から排除して、選挙参謀の戦力を弱める事であった。

スティーヴンはモリスにモリーとの関係について話し、脅して、
ポールを排除し、自分を選挙参謀トップとして復帰させる。


モリスは誠実な人物として登場するけれど、
演じているのがジョージ・クルーニーだから、女性問題が起きない訳が無い。
そこのところはちょっと新鮮味に欠ける。
選挙のボランティアとして来た女子学生のモリーにしても、
いかにも男好きのイケイケな金髪ギャルってのが、何ともあからさま。

そのあたりの設定の陳腐さとは別に、
共和党陣営の参謀トムの計略の搦め手が話の肝。
アメリカの選挙戦では、それだけ選挙参謀の手腕によるところが大きいんだね。

大統領選を扱った政治映画の規模としてはやや小ぶりな印象だけど、
わかり易くて楽しめました。

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