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マンガ家Mの日常
ネタバレ注意。



ケネス・ブラナー製作、監督、主演によるポアロシリーズ第3作目。

ポアロと言えば、デヴィッド・スーシェ主演のドラマシリーズが有名で、
クオリティも高いので、
それ以上製作する必要があるのか疑問にも思えてしまうところだけど、
ブラナーは強い思い入れがあったのか、
ややコメディ要素を含むドラマシリーズとは一線を画して、ダークな仕上げで、
戦争の背景を色濃く取り込んでいる。


引退して、ボディガードと共にベネチアで過ごしていたポアロは、
絶え間なく押し寄せる仕事の依頼を断り続けていたが、
旧友のミステリー作家オリヴァから、降霊会の取材の協力を頼まれ、
高名な元オペラ歌手ロウィーナの邸宅に出向く。
その邸宅では、第2次世界大戦直後、
流行病で閉じ込められた幼い子供達が大勢亡くなったとされていて、
医師や看護師等の医療従事者が祟られるという噂が根付いていた。

霊能者ジョイスが、ロウィーナの溺死した娘アリシアの霊を呼び出す。
ポアロは降霊会のトリックをすぐに見破るが、
ジョイスがバルコニーから突き落とされ、死亡。
折からの豪雨も重なり、ポアロは邸宅を封鎖し、事件の捜査を開始するが、
ポアロ自身も命を狙われそうになる。
直後に、降霊会の参加者の医師フェリエも遺体となって発見される。

アリシアは婚約者に裏切られて自殺したとされていたが、
娘を溺愛するロウィーナが、婚約者を遠ざけ、
アリシアに毒を盛り、心身ともに弱らせていたのだった。
邸宅内で栽培されていた植物の毒性に気付いた医師フェリエは、
紅茶に毒を盛られ、命を落とす。

ポアロに真相を暴かれたロウィーナは、アリシアに引かれるかのように、
邸宅下の水濠に落下して亡くなる。

事件を解決して心持ちがやや楽になったポアロは、再び探偵業に意欲を見せる。


(感想は後日。)




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