忍者ブログ
マンガ家Mの日常
事実を基にしたフィクションとかいう、どうにも中途半端な設定。
言い訳がましい。
どうしたいんだろう。

低迷していた少女アイドルが、当時流行のディスコに入り浸り、
有名な音楽プロデューサーの目に留まり、一躍スターになったという、
現代版シンデレラ・ストーリー。
まさか、レディ・ガガの映画「スター誕生」に
自分を重ねようとしてるわけでもなかろうが。
だとしたら、結構恥ずい。

熱心なファンなら、彼女の全てを知りたいと思うかもしれない。
逆に、夢が壊れるから、見たくないというファンもいるだろう。

芸能人の不倫等々が散々話題になって、
中には仕事を奪われ、巨額の賠償金を支払わなければならなかった人もいる。
あまりにも大袈裟に騒ぎ過ぎ。
芸能人と言えど、プライバシーは尊重されるべき。

…という流れが見えて来たと思っていたところで、
あえての恋愛暴露本。

コギャルの代表格として、絶大な人気を誇ったスターも、
気付けば40歳の立派な中年女性。
ファンが支持して来た、従来通りの路線を進むのに無理が生じ、
インスタグラムの若見せ写真も揶揄される事が増えて来た。
そういう、節目を乗り切る為の話題作りなんだろうか。
プライベートな恋愛を切り売りして、ビジネスチャンスに繋げようとしている。

自伝本を出す芸能人は、欧米でも多い。
自分の半生を整理したい気持ちもあるのだろうけど、
暴露本で注目を集めようとする芸能人がいるなら、
芸能記者が芸能人のプライバシーを暴き立てるのも、正当化されるだろう。

それとも、
その後の恋愛や結婚が全部上手くいかず、恋人のランクが落ちて行く一方なので、
過去の最高の思い出を懐かしみたくなったのかなぁ。
自分は可憐なシンデレラだったのだと、世間にアピールする。

マドンナやマライア・キャリーといった、欧米を代表する女性スターは、
年齢を重ねても、ゴージャスな男性と結ばれる場面が多い。
むしろ、キャリアが上がる程、キャリアに見合ったハイクラスな男性と出会える。
でも、日本では、優れたキャリアがある中年女性は、男性に敬遠されがち。
そういう、女性蔑視が根本に蔓延っている。

浜崎あゆみをちょっと応援したくなった。

いや、私が応援しなくても、既に彼女は巨万の富を築いているのだけど。

iPhoneから送信
PR

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック