「インディペンデンス・デイ」といったSF大作を得意とする
ローランド・エメリッヒ監督の、実話を元にした青春映画。
1969年、保守的なインディアナで体育教師の息子として育ったダニーは、
想いを寄せる幼馴染のジョーと性的行為を行っているところを同級生に目撃され、
ゲイである事が皆に知られ、厳格な父親から勘当同然で家を追い出された。
数ヶ月後にコロンビア大学入学が決定していた為、NYに出て来る。
高校卒業の単位をまだ取得出来ておらず、夜間高校に通わねばならない。
大学の奨学金申請は親の同意が必要だが、両親が送付を止めている。
ゲイの人達が多く集まるクリストファー・ストリートに行き、
レイというゲイの青年と親しくなり、狭いアパートで共同生活を始める。
居場所もなく、安定した職業にも付けないゲイの青年達は、明日をもしれず、
売買春の客や警官からの謂れの無い暴力に耐える日々を送っている。
生活費に困窮したダニーは、売春行為を受け入れる。
非暴力でゲイパワーを世に訴える活動に参加していたトレバーと知り合い、
恋仲になるが、トレバーの浮気に傷つき、別れる。
バーではゲイの人達にお酒を売るのが法律で禁止されており、
ゲイの人達はギャングが経営する違法な闇酒場に集まっている。
度々警察の手入れが入るが、警察はギャングと結託している。
FBIの捜査が入るが、バーのオーナーに逃げられ、ギャングの摘発に失敗。
混乱する状況下で、ゲイの青年達が権利を主張して反乱を起こす。
4日間続いた反乱は、その後のゲイパレードに繋がる。
ダニーの母親と妹は父親の反対を振り切ってダニーに理解を示し、
母親の承諾で奨学金申請の書類を提出し、無事に大学生活を送る。
青春映画として見た時、それなりに受け入れられたんだけど、
映画はかなり不評を買っていたみたい。
映画ではよくある事ながら、主人公に都合よく史実を改竄している点と、
白人の美少年で、超名門のコロンビア大学に進学するエリートのダニーと
ストリートで生きるしかないゲイの人達との距離感と違和感。
ダニーにとっては問題の深刻さの度合いが彼等程には高くなく、
自分のセクシュアリティや将来について悩みを抱えてはいるけれど、
ゲイストリートにおいては、通りすがりでしかない。
ストーンウォールの反乱という出来事自体、日本では全く知られておらず、
アメリカでのゲイパワーについても知識が乏しく、認識が低いので、
映画を正しく鑑賞する為の前提となる基礎が無い。
なので、個人的に意見を言うのが難しい。
ただ、一般的な映画として見た場合、
特に後半のストーリー展開に、やや中途半端な印象は拭いきれなかった。
やはり、ダニーの青春映画に終始してしまったのかな。
1960年代後半は、アメリカで公民権運動が盛んになった時期。
それから半世紀経ってもまだ、
ゲイの人達に基本的人権が部分的に認められていないと言う現実。
ローランド・エメリッヒ監督の、実話を元にした青春映画。
1969年、保守的なインディアナで体育教師の息子として育ったダニーは、
想いを寄せる幼馴染のジョーと性的行為を行っているところを同級生に目撃され、
ゲイである事が皆に知られ、厳格な父親から勘当同然で家を追い出された。
数ヶ月後にコロンビア大学入学が決定していた為、NYに出て来る。
高校卒業の単位をまだ取得出来ておらず、夜間高校に通わねばならない。
大学の奨学金申請は親の同意が必要だが、両親が送付を止めている。
ゲイの人達が多く集まるクリストファー・ストリートに行き、
レイというゲイの青年と親しくなり、狭いアパートで共同生活を始める。
居場所もなく、安定した職業にも付けないゲイの青年達は、明日をもしれず、
売買春の客や警官からの謂れの無い暴力に耐える日々を送っている。
生活費に困窮したダニーは、売春行為を受け入れる。
非暴力でゲイパワーを世に訴える活動に参加していたトレバーと知り合い、
恋仲になるが、トレバーの浮気に傷つき、別れる。
バーではゲイの人達にお酒を売るのが法律で禁止されており、
ゲイの人達はギャングが経営する違法な闇酒場に集まっている。
度々警察の手入れが入るが、警察はギャングと結託している。
FBIの捜査が入るが、バーのオーナーに逃げられ、ギャングの摘発に失敗。
混乱する状況下で、ゲイの青年達が権利を主張して反乱を起こす。
4日間続いた反乱は、その後のゲイパレードに繋がる。
ダニーの母親と妹は父親の反対を振り切ってダニーに理解を示し、
母親の承諾で奨学金申請の書類を提出し、無事に大学生活を送る。
青春映画として見た時、それなりに受け入れられたんだけど、
映画はかなり不評を買っていたみたい。
映画ではよくある事ながら、主人公に都合よく史実を改竄している点と、
白人の美少年で、超名門のコロンビア大学に進学するエリートのダニーと
ストリートで生きるしかないゲイの人達との距離感と違和感。
ダニーにとっては問題の深刻さの度合いが彼等程には高くなく、
自分のセクシュアリティや将来について悩みを抱えてはいるけれど、
ゲイストリートにおいては、通りすがりでしかない。
ストーンウォールの反乱という出来事自体、日本では全く知られておらず、
アメリカでのゲイパワーについても知識が乏しく、認識が低いので、
映画を正しく鑑賞する為の前提となる基礎が無い。
なので、個人的に意見を言うのが難しい。
ただ、一般的な映画として見た場合、
特に後半のストーリー展開に、やや中途半端な印象は拭いきれなかった。
やはり、ダニーの青春映画に終始してしまったのかな。
1960年代後半は、アメリカで公民権運動が盛んになった時期。
それから半世紀経ってもまだ、
ゲイの人達に基本的人権が部分的に認められていないと言う現実。
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